21世紀の日本と国際社会 浅井基文Webサイト

娘の疲労

2005.06.19

今回の上京は何かと忙しく、ミクと過ごせた時間は、金曜日と土曜日だけでした。金曜日は、翌朝早くミクが整体に行くことになっており、入浴をしておかなければなりませんので、私が上京したときは私がミクとお風呂に入ることになっていたのですが、この日は夕食を一緒にした次男の都合(飲酒した私としては、次男の運転する車で戻るしかありませんでした)もあり、お風呂も一緒にしないで帰ることになってしまいました。疲れているのりこがミクをお風呂に入れなければならなくなるので、後髪をひかれる思いをしました。

土曜日は会えない(私自身も、午後都心で従軍慰安婦訴訟に関わるシンポジウムに出席)かな、と思っていたのですが、のりこのご主人(私からすれば、女婿になる人)が土曜出勤で遅くなるというメールが入ったので、夕食を友人の武富屋ラーメンで一緒しました。ミクが自分一人で箸を使ってラーメンを綺麗に(つゆまで!)平らげたのには驚きました。金曜日の食事でも、大人が好む味のものをミクも「オイシイ」と言ってもりもり食べるのです。本当に舌の肥えた子です。のりこの家に帰ってからしばらくは、ミクをひざに座らせて、のりこのミクについてのいろいろな話しに耳を傾けました。

小学校に入ってから、一度だけ熱を出しましたが、入院までには至らないできているミクには、改めて驚かされます。この2日間会ったときも、すごくはしゃぐし、飛び跳ねるという感じで、そのエネルギーに目を見張りました。学校でも、ミクに親切な子どもたちがたくさんいる(のりこによれば、多すぎて名前が覚えきれないんだそうです)とのこと、養護でなく身障に入ったことは、この点では、少なくとも今のところは良い結果を生んでいるようです(もっとも、身障学級と普通級の子どもたちの交流はほとんどなく、ミクと遊びたがってきてくれる子どもたちを身障の教室には入れない決まりになっているんだそうです!?)。また、食事が遅いミクは、学校の給食はほとんど手をつけないまま終わってしまっているようです。「見切り発車」なのでしょうか。時間さえ与えれば、ミクは食べる子なのに、学校側の対応には割り切れない気持ちが残る、という感じののりこの話しに聞き入るばかりでした。

今回は心配事もありました。ますますのりこの疲労が蓄積されてきていることです。土曜日の午後はあまりに眠かったので、部屋を暗くし、ミクも無理やり横にさせて、まどろんだと話していました。また、夜中にミクに布団を掛け続けるんだけど、その後すぐ寝入ってしまうようになってしまった、とも話していました。本当にいっぱい、いっぱいの感じです。シンポジウムへの出席を断っていたならば、ミクの面倒を見てのりこを休ませてやることができたのにな、とへこんだ気持ちになりました。