21世紀の日本と国際社会 浅井基文Webサイト

言葉の理解

2005.01.24

今日は久しぶりに(?)ミクに会いました。大学からの帰途の電車の中にいたとき、のりこから、「ミクに、今日はイエイエが来るよと言ったのですが、来れますか?」というメールが入ったので、イソイソと立ち寄ったというわけです。「ハウルの動く城」のアニメの第1巻と第3巻を渡したら(第2巻はミクとのりこと一緒に映画を見に行ったときに買っていたので、その後、私も気になって買っていたものです)、受け取って喜びの表情を示してくれましたが、その次に出た言葉は、確か「おみやげある?」というものでした。のりこ曰く、「今日はイエイエが来るからと言って、何も買って与えなかった」ということだったようです。幸い、ミクの大好きなチョコレート・クッキー(「小枝ちゃん」)をコンビニで買ってから行ったので、ミクも満足の様子でした。

立ち寄った時間も遅かったので、そんなに長く一緒にいられたわけではありませんが、ミクはいつものように私の膝に座って、DVDを見ながら、のりこが用意したサラダを私が口に入れるのを素直に、しかもパクパクと食べてくれました。時間になったので、私が「じゃあ帰るね」と話しかけると、いったんは「帰るの?」と素直に応じて私をビックリさせましたが、念のためと思ってもう一度「イエイエ帰るからね」と繰り返したら、案の定、「カエラナイノ」と抵抗するミクでした。

明日は4年生のゼミ生との飲み会なので、「明日は来られないからね」と伝えました。前にもそう話しかけたことがあったことは書いたと思いますが、今日のりこがいうことによれば、まったく分かっていなかったとのことでした。まだ「明日」という時間の意味が分かっていないんだね、とのりこと話したのですが、それでも私がミクにそういうことをくり返し話しかけることについては、のりこも賛成で、「ある時突然に理解するようになることもあり得るからね」と二人が納得したことでした。時間の感覚を理解するということは、やはりそれなりの知能の発達が前提になるんだな、と変なことに感心しながら帰宅した私です。