自宅 - → 岩国I.C. → 山陽、中国、九州自動車道 → 小倉東I.C. → R10 → 速見I.C. → 大分自動車道 → 別府I.C. → R10 → うみたまご
前回、湯布院を訪れた際は徳山港からフェリーで国東半島へと向かいましたが、フェリーでは娘が飽きてしまうのではとの懸念から、今回は陸路別府を目指しました。九州の東側の高速網は整備中で、小倉で高速を降りると一般道と有料道路を断続的に乗り継いで別府に入りました。
うみたまごは猿で有名な高崎山の麓にある大分マリーンパレス水族館の事です。
2Fの入口から入ると、ちょうどパフォーマンスエリアで「トドの餌付け」が行われていました。 トドの「ドン」ちゃんは上手に餌を受け取っています。 その場では気付かなかったのですが、写真で見ると餌の鰯の頭は取ってありました。 やっぱり消化に悪いのでしょうか。 餌付けが終わったのを見とどけると順序に従って見学しました。
娘は大回遊水槽では大好きなエイを観察し、大回遊水槽の底にあるうみたまホールでは卵の形をした椅子で楽しそうに遊んでいました。 途中、滑り台があり最初は順調に滑り降りていたものの、2回目はバランスを崩し縁に頭をぶつけて大泣きしたりと忙しそうでした。
14:00からは「イルカののびのびトレーニング」がイルカ水槽でありました。 約15分間の短いパフォーマンスですが、「ササ」ちゃん、「クク」ちゃん、「ララ」ちゃんの三人娘の演技に娘は大興奮でした。
2Fにあるレストラン「A−ZOO」で遅めの昼食を取った後、オープンショップでおみやげを仕入れ、うみたまごを後にしました。
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うみたまご入口
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オープンショップ
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トド ”ドン”君の餌付け
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セイウチの赤ちゃん
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ピンぼけのラッコ
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イルカさん達の「のびのびトレーニング」
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うみたまご - → R10 → 柞原八幡宮
「うみたまご」から少し南下し、裏道を桜のトンネルを潜りながら北上した所に柞原八幡宮があります。 カーナビの地図で見るとちょうど高崎山の裏側に位置する場所です。
細い道を抜け、宝物殿の前に車を止めました。 いつもの事ですが、参拝者らしき人影は見当たりません。 娘はイルカで興奮して疲れてしまったらしく、移動中に寝てしまったので車に残してのお参りとなりました。 社務所に向かうとここも人影がありません。 また、御朱印が貰えないのかと諦め気味に拝殿に向かうと、禰宜さんがいました。 御朱印を頂くのは参拝の後として、先ずはお参りです。
ここは珍しく回廊も下足厳禁となっており、靴を脱いで参拝させて頂きます。 拝殿の正面に開かずの扉のような物が有りよくよく調べる楼門で勅使専用の門のようでした。 後で参道を戻り南大門までくると参道の途中で分岐があり、勅使道と書かれていました。
参拝を済ませると御朱印を頂き、ふと見ると変わった笛が有り、思わず買い求めてしまいました。 吹いて見ると、結構良い音色です。
承和三年(836)右大臣・清原夏野が勅を奉じて国司・大江宇久に社殿を造営せしめ、爾来、国司の厚い崇敬を受け、一方、皇室も厚く尊崇せられた。 又、嘉永三年(1108)には、勅使の参向があり、敷地の四至を定め税を免ぜられた。 仁平三年(1153)には、鳥羽法皇が60歳の御賀に御祈願を修せられ、神領を定められた。元暦元年(1184)には、源範頼が平氏の追討を祈願したのをはじめ、源頼朝・領主(大友・竹中・日根野)・武家の崇敬も非常に厚く、近世には社家二百余・坊舎三十を数えた。 | |
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柞原八幡宮 - → R10, R500 → 海地獄
お参りを終えたのが16時過ぎでした。 宿への到着予定時間は17時なのでまだちょっと時間が有ります。 折角、別府温泉に来たのだからと地獄巡りをする事にしました。
ガイドブックで調べると海地獄から順番に回ると良いらしいとの事なので、先ずは海地獄に行きました。 海地獄の券売所ではセット券にするか、単独にするかを問われました。 セット券なら2日間有効で2000円、単独だと400円です。 地獄は8箇所あり、開門時間は17時までなので、今日中にはとても回れそうもありませんが、2日間有効との事なので、セット券にして貰いました。
あまり期待せずに入ったのですが、予想に反して綺麗に整備され公園のようです。 さすがに国際観光都市だけあって、観光資源は大切にしています。 バタバタと入ってしまった事に少し後悔しました。
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海地獄 神秘的でコバルトブルーの池、じっと見ていると海のようですが、実は98℃もあります。 今から1200年前に鶴見岳の爆発によって出来ました。 豊後風土記にいうところの「玖倍理の湯」にあたります。 湯気はもうもうと立っていますが、本当に海のような綺麗な色を呈していました。 噴気が上がっていなければ、とても98℃もあるとは思えません。 |
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鬼石坊主地獄 灰色の熱泥が大小の球状をなして沸騰する様が坊主頭に似ており、鬼石という地名に由来して鬼石坊主地獄と呼ばれています。 |
海地獄は池も綺麗で、満開の桜が水面に反射してとても素敵でした。 池には睡蓮やオオオニバスなどが植わっており、シーズンになるとオオオニバスの上に子供達を乗せるイベントもあるとの事でした。 一方、鬼石坊主地獄は最近再開したとの事で、整備されたばかりといった感じを受けました。 西欧系の女性二人が足湯に浸かり、気持ちよさそうにしていました。
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満開の桜(海地獄)
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鬼の高鼾(鬼石坊主地獄)
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鬼石坊主地獄 - → R500, R10 → 清海荘
地獄巡りに寄り道をした割には予定より10分程遅れただけで宿に到着する事が出来ました。 こじんまりとしていますが、いい感じの宿です。 部屋はちょっと奮発して、足湯付きのペントハウスです。 しかも同じフロアに浴場があってとても便利でした。
一休みした後は屋上にある貸切風呂に入ります。 屋上に半露天風呂の貸切風呂が4つ有って、湯屋番のおじさんが管理しています。 貸切時間は雲仙同様に50分間でした。 ここは脱衣場も広く、屋上だけに開放的です。 目前には別府湾が迫っておりとても気持ちの良いお風呂でした。
食事は個室で、鰆の蒸し物や地鶏鍋、久住豚角煮などどれも美味しいものばかりでした。 娘の誕生日とあって、宿にバースデーケーキをお願いしたところ、「きこり」というお店のケーキを準備して頂きました。 夕食だけでほぼ120%満腹でしたが、それでもフルーティーなケーキは美味しく頂け、手配頂いた宿の方には大変感謝しています。
すっかり酔っ払ってしまいお風呂は朝方入りました。 ここの大浴場は全面畳敷きです。 しかも浴槽は檜で寝湯が出来るようになっています。 明け方で誰も来ないのを良い事に長々と堪能させて頂きました。
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天空湯房 清海荘(正面)
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部屋にある足湯
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屋上の貸切風呂
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夕食
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男湯
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清海荘 - → R10, R500 → 山地獄
宿を後にすると昨日の続きで、地獄巡りです。 昨日のペースで考えると1時間位で廻れると考えたのと、出発予定時刻が30分程遅れた事が後になってひびきました。
車を海地獄の駐車場に止めると山地獄から順番に山を下っていく感じで地獄巡りを行いました。 途中で車を取りに戻りましたが、意外と坂がきつくて息が上がってしまいました。
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山地獄 山の至る所から噴気が上がっているため山地獄と呼ばれています。 温泉熱の利用により飼育されている世界各国の珍しい動物達はみな活き活きしています。 泉温は90℃です。 |
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かまど地獄 昔、氏神竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いた習わしがあったところから名付けられました。 猛烈な噴気と共に高温温泉を出しています。 泉温90℃。 |
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鬼山地獄 鬼山という地名に由来する鬼山地獄。 別名「ワニ地獄」の名で親しまれています。大正十二年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始め、現在100頭のワニを飼育しています。 泉温98℃。 |
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白池地獄 噴出時は無色透明の熱湯ですが池に落ち、温度と圧力の低下により自然に青白色を呈してきます。園内では温泉熱を利用して、各種の大型熱帯魚を飼育しています。 泉温95℃。 含むホウ酸食塩泉。 |
山地獄〜白池地獄までを廻るとさながら動物園と水族館が分散した所を廻っているような錯覚に囚われます。 山地獄では、「かば」、「ぞう」、「フラミンゴ」、「類人猿」等に、鬼山地獄では各種の「ワニ」に、そして白池地獄では「ピラルクー」や「ピラニア」、「ガー」など熱帯魚達に会うことが出来ます。 一つ一つを見ながら廻っていると何時しか思った以上に時間を要してしまいました。
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かばさん(山地獄)
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ぞうさん(山地獄)
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血の池地獄 煮えたぎる粘土は、噴気まで赤色。 豊後風土記に「赤温泉」と記された日本最古の天然地獄です。 ここから産出する赤い粘土で、皮膚病に効く”血の池軟膏”が作られています。 泉温78℃。 |
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龍巻地獄 別府市指定天然記念物の「間欠泉」。 間欠泉は一定の間隔で熱湯と噴気を噴出します。 世界の間欠泉の中でも休止時間の短いことにおいて注目を浴びています。 |
龍巻地獄 - → R10 → ハーモニーランド
龍巻地獄からハーモニーランドまでは30分位です。 まずインフォメーションセンターで誕生月用の手続きを済ませ、園内を廻りました。
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ハーモニーランド全景
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手始めに園内を周回していると思ったハーモニートレインにハーモニーパーク駅から乗りました。 ところが周回している訳ではなく、途中のカーニバルスクエア駅で総乗り換えとの事。 軽いジェットコースター気分で桜が満開の丘を駆け下って行きます。 乗ってみて妊婦不可の意味合いが良くわかりました。
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ハーモニーパーク駅
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森林鉄道「ハーモニートレイン」
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カーニバルスクエア駅
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カーニバルスクエアでは遊具が殆どありません。 唯一あったアトラクションがこのボートライドです。 ディズニーランドで云うところの「It's small world」のようなものですが、トンネルの中に入った途端に娘が怖がって大変でした。
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ボート
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中の様子
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昼前に食事を済ませようとテーブルサービスのレストランへ向かいましたが、既に行列が出来ています。 しかも予約客らしい団体が後からドッと押し寄せて来ました。 どの位待たされるか見当がつかなかったのと、さほどお腹も空いていなかったので食事は後回しにする事にしました。
キティちゃんのお城という設定で、居間、寝室、食堂、風呂場などの設定がありました。 お城の一角では、誕生日or月の子供達がキティちゃんと一緒に記念撮影をしていました。 娘にも資格はありましたが、結構な行列だった事とお城の中の温度が高くのぼせそうだったので、パスしました。
ホワイトバーズスクエアに上がるとパーラーを見つけ、そこで軽く腹ごなしをしました。 といってもたこ焼きやホットドッグを食べた位ですが。 パーラーではキティやシナモンを土台にした飲み物や食べ物を売っており、当然キティちゃんのチョコバナナクレープを頼みました。
ハーモニーランド内はもとより、近隣も見渡せる大観覧車です。 どのキャラクタのゴンドラに乗るか選ばせて貰えます。 我々はキティちゃんのゴンドラに乗り込みましたが、この日は風が強く上に上がると揺れは少ないものの結構風の音が強く、娘は怖がっていました。
眼下を見渡すと牛が放牧されているのが見えました。 この景色、どこかで見た覚えが.....
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大観覧車ワンダーパノラマ
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かわいいゴンドラで娘を家内と一緒にコロコロクリリンに乗せ、撮影タイムとしました。
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ポップンスマイル
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いわゆるメリーゴーラウンドですが、2階建てになっているところが普通のものとはちょっと違います。 馬車についているキティちゃん人形の横に座った娘はそれだけで大興奮です。
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フェアリーキティカルーセル
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キャラクターのコーヒーカップです。 チボリ公園ほどには回転しなかったのでホッと一息でした。
ホワイトバーズスクエアを遊覧飛行出来るかわいいジェット機です。 これもキティちゃんに乗り込むことが出来ました。 自動で動くものだとばかり思っていたら、自分でアクセルレバーを押さないと動かない事が分かり、写真を撮りながら操作するのに結構難儀しました。
昨年秋のチボリ公園では大泣きしたのに、今回は平気のようでした。 少しは成長したのでしょうか。
ハッピーバースデーショーで当日誕生日の人は舞台の上で、誕生月の人は客席でお祝いをしてくれるショーです。 誕生日の翌日に来園した娘は客席でお祝いして貰えるのですが、予想以上に人数が多く、また大音量のショーに我々が耐えられなくなって途中で退席しました。
歩き疲れたのか抱っこをせがむ娘を抱きかかえてショッピングをしていると、先ほどまで歌っていた娘が静かになっています。 のぞき込むと既に熟睡していました。 お昼寝もせずに遊び廻っていたので、疲れがドッと出たのでしょうか。
ハーモニーランド - → R10, 九州、中国自動車道 → 自宅
買い物の途中で電池の切れた娘を車に乗せると、後は家を目指すだけです。 ハーモニーランドには娘の年齢(2歳)を考えて誕生日当日を避けて遊びに行きましたが、やっぱり昨日(誕生日当日)訪れればよかったのではとちょっと後悔しています。 来年は、土曜日になるので再チャレンジです。
「うみたまご」や「地獄巡り」も意外に楽しく、娘の誕生日にかこつけてまた訪れたいと考えています。
名称
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内容
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住所
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電話番号
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備考
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海たまご | 水族館 | 〒870-0802 大分市高崎山下海岸 | 097-534-1010 | |
地獄巡り | 〒874-0045 大分市鉄輪559-1 | 0977-66-1577 | ||
清海荘 | 宿泊 | 〒874-0920 別府市北浜3丁目14-3 | 0977-22-0275 | |
ハーモニーランド | 遊園地 | 〒879-1598 大分県速見郡日出町大字藤原5933番地 | 0977-73-1111 |