娘の水着も揃え、海水浴に行く計画を立てようとしたものの、職場の異動に伴い、簡単に休めるものかどうかの判断が付きかねる内に、時間が経ってしまいました。 それでも、昨年下見?をした、ホテル西長門リゾートを調べてみたところ、日曜日の宿泊なら可能であることがわかり、日曜・月曜で海水浴に出かけました。
岩国I.C. - → 山陽自動車道 → 佐波川S.A. → 美東S.A. → 美祢I.C. → R435, K34, K35 → 麻羅観音
西長門に向かう途中、俵山温泉の摩羅観音を訪れました。 前回は非常に細い道を通った記憶があるのですが、今回はさほど狭い道を通らずに俵山温泉にすんなりと到着しました。 特に俵山温泉の入り口は開けてしまって、一大観光地といった趣になっているのにはビックリしました。 俵山温泉での昼食を考えていましたが、温泉街は相変わらず狭く、昼食を取れそうなお店も見当たらなかったので、取り敢えず観音様への参拝を済ませて先を急ぐことにしました。
摩羅観音は10年前に俵山温泉に宿泊した際に、子宝に恵まれるよう願掛けをした観音様です。 残念ながら即効性はなく、娘が出来たのはそれから8年後でしたが、気持ちお礼参りということで参拝しました。 観音様の前には10年前にはなかった駐車場が設置され、やはりずいぶん様変わりしていました。 10年前に素焼きの摩羅を購入したお店も見当たらず、娘を授かったお礼をして観音様を後にしました。
天文二十年(1551)九月一日 中国地方の太守 大内義隆公は家臣の陶晴賢に攻められ、湯本温泉の大寧寺で自刃した、翌二日長子の義尊公はこの奥で捕らえられ惨殺された。 墓は近習のものと共に上安田にある。 末子の歓寿丸は女装して山中にかくまわれていたが翌春捕らえられて、ここで殺され男児の証拠に男根を切られて持ち去られた。 これを里人はあわれんで、この社をたてて霊を慰めた。 ここは子宝に恵まれない人や健康増強への願を託す参詣者で賑わう。 | |
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麻羅観音 - → K38, R491, R191 → ホテル楊貴館
俵山温泉街では食事処を見つけられず、取り敢えず海岸沿いの町まで出ることにしました。 ところがこの道が半端ではなく、すれ違いが出来ないくねくねの細い道を通り、ダム湖を回り込むようにして海岸沿いの道へ抜けました。 途中、野犬に出会いました。
最初は一匹だけ見かけ、迷い犬かと思いましたが、暫く行くと3〜4頭の犬が居ました。 顔が似ていたので一家ではないかと、そして恐らく誰かが捨てていったものと思われますが、ひどいことをするものです。
国道191号線に出、長門方面に暫く走って見たものの食事が出来そうな所は見当たらず、引き返し角島を目指して南下したところに楊貴館が有りました。 ここは油谷湾温泉と呼ばれていて、露天風呂や岩盤浴などの設備が整ったホテルです。
店に入ると満席で、席が開いたら呼び出すからとホテルのロビーへ誘導されました。 10〜20分位の待ち時間だと思っていたところとんでもなく、結局1時間以上待たされてようやく席に案内されました。 こんなことならば、もう少し足を伸ばしてホテルに行ってしまえば良かったと後悔しました。 この辺りにはよっぽど食事処がないのでしょうか。
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あまのや
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ホテル楊貴館 - → R191 → ホテル西長門リゾート
思わぬところで無駄な時間を費やしてしまいましたが、気を取り直してホテルに向かいます。 夏休み真っ只中とあって、駐車場は一杯です。 どうにか空きスペースを見つけ車を止めると荷物を下ろしチェックインしました。 部屋は1階で、廊下から直接プライベートビーチに出ることが出来ます。 予定より遅くなってしまったので、日が暮れない内にと早速着替えて海岸に向かいました。 ここで折角買った浮き輪を忘れた事に気付き、仕方なく海岸の売店で子供用の浮き輪を買い求めました。 選択の余地はあまりなく、嫌いなディズニー柄しかありませんでした、しかもとんだ散財です。
早速、娘を浮き輪に乗せて波打ち際で遊ばせて居た所、大きな波が来て娘が浮き輪もろとも飲み込まれてしまい、娘は水を飲んだらしく大泣きされてしまいました。 その後はどうにか機嫌を直して波打ち際で遊びはするものの、再び浮き輪に乗せようとすると大泣きされてしまいます。 一晩寝て、忘れてくれることを期待して、この日は浮き輪に乗せるのは諦めました。
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ホテル西長門リゾート
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夕食はフレンチのコース料理でした。 最初は娘も子供用の椅子に座ってパンを齧っていたものの、昼間の疲れが出たらしくすぐに眠ってしまいました。 ボーイさんが大人用の椅子2脚を上手に組み合わせて、ベビーベッドを作ってくれ、娘をそこに寝かせてくれました。 実に手際よく、見ていて気持ちが良いものでした。
娘が寝てくれたおかげで、久しぶりに夫婦での夕食を堪能する事が出来ました。 サービスに負けず劣らず料理も大変美味しかったです。 翌朝の朝食も美味しく、以前に喫茶コーナーで軽食を食べた時の印象が一変しました。
ホテル西長門リゾート - → K276 → 角島灯台
翌日はチェックアウトしてから海岸に向かいました。 昨日とほぼ同じ場所に荷物を移動したところ、左側の岩場の方が波が穏やかな事に気付き、場所を移動します。 こちら側は岩場に遮られて波は穏やかです。 娘を昨日の浮き輪に乗せ沖に向かおうとしましたが、まだ昨日溺れかけたのを忘れていないらしく大泣きされてしまいました。
砂浜に上がって休んでいると、岩場の方では数組がヤスや銛を持って漁をしています。 監視員が再三注意しても、なかなか言うことを聞きません。 監視員が注意に来ると、一時的にその場を離れるものの、暫くするとまた岩場に潜って漁をしていました。 どこへ行っても困った人たちはいるものです。
そうこうする内に娘のお昼寝の時間に入ってしまい、海岸にも関わらず寝てしまいました。 1時間程寝かせ、再び浮き輪に挑戦しましたが、やはりダメでした。 昨日の出来事が余程怖かったのでしょう。 それでも足の立つところで暫く遊んでいましたが、お昼も近づいて来たので海岸から引き上げる事にしました。
シャワールームで着替えを済ませると、昼食場所を探しがてら角島に渡りました。 昨年とは違い、道も比較的空いていたので角島灯台に向かいます。 途中、昼食が取れそうな場所を探しましたが残念ながらおめがねに叶うようなお店は見つかりません。 ちょうど灯台脇の有料駐車場で一夜干の焼きイカとサザエのつぼ焼きを売っていたので、早速買い求めて頂きました。 サザエは小振りでしたが、\500でお皿に山盛りで出てきました。 イカもサザエもとても美味しく、空腹を少し満たすことが出来ました。
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角島灯台
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角島灯台 - → K276, R191 → 仙崎
イカとサザエを平らげると、昼食と「鯵の干物」を求めて仙崎に向かいます。 途中、物色しながら運転したものの昼食にありつけそうなお店はなく、青海大橋を使って青海島に渡り、引き続きお店を探しましたが一向に見つかりません。 今回の旅行は、つくづく食べ物屋には縁がないようです。 栽培漁業センターまでドライブしましたが、お店探しは断念して仙崎に戻りました。 後で調べると、もう少し奥まで走ればくじら資料館や鯨墓があったようで、ちょっと失敗しました。
仙崎 - → R316 → 道の駅 おふく
仙崎で「鯵の干物」を買い求め、長門温泉の横を抜け、道の駅「おふく」に寄り道しました。 おふくではシャーベット工房で手作りのシャーベットを買い求め喉を潤しました。 季節の果物や野菜(特産品)を中心に使用し、年間約20種類の手づくりシャーベットを製造・販売しているとのことで、りんごや栗、ほうれんそうのシャーベットなども有りました。
おふく - → R316 → 美祢I.C. → 中国、山陽自動車道 → 岩国I.C. → 自宅
おふくを出ると家に向かってまっしぐらです。 今回もお礼参りや海水浴と盛り沢山のスケジュールをこなし、楽しい週末を過ごす事が出来ました。 来年も是非、西長門で泳ぐ計画を立てたいと考えています。
名称
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内容
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住所
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電話番号
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備考
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油谷湾温泉 ホテル楊貴館 | ホテル | 山口県長門市油谷伊上 | 0837-32-1234 | |
ホテル西長門リゾート | ホテル | 〒759-5331 下関市豊北町神田2045 | 0837-86-2111 | |
おふく | 道の駅 | 〒759-2301 山口県美祢市於福町上4383-1 | 0837-56-5005 |