最終更新日;2005年03月15日

お雛様をゲット(津和野) [2005/01/15]


電車で行くか車で行くかそれが問題!

 昨日、津和野の海老舎から但馬木彫のお雛様が入荷したとの連絡が入りました。 今週末は日本海側で大雪が予想されているので、本当なら出かけたくないのですが、但馬木彫は人気が高いらしく他からも問い合わせが来ているので、なるべく早く見にきて欲しいとの事。
天気予報やインターネットの路面情報などを睨みながら、電車で行くか車で行くか最後まで悩んでいました。 車の方が便利なのですが、新車なのでまだチェーン等の準備が出来ていません。 そうこうしているうちに、何とか天気は持ちそうで降っても雨との予報が出たので、思い切って車で行く事にしました(これが後で大変な目に会うことになります)。

津和野に向かって

自宅 - → R2, R187, R9 → 津和野

 そうと決まれば、いざ津和野です。 新車のラフェスタを駆って快適なドライブです。 タイヤが太いせいかカーブでも安定しています。
 ところが錦町を過ぎて山間部に入って来ると景色が一変して、雪景色になってきました。 路面こそ雪はありませんでしたが、雪かきされた残雪が路側に積まれています。 道路も融雪剤のせいでしょうか、心持ち白くなっているような気がします。
何とか無事に津和野に到着したものの、既に霧雨が降り始めていました。

お雛様ゲット


 まずはお目当ての海老舎に向かいます。 お店に入ると昨年の秋に来たのを覚えてくれて いたようで暖かく迎えてくれました。 そして3年半前と同じ位置に木彫りのお雛様が飾られていました。 どうやら作者の方に、今回の事情を説明してくれたらしく、それなら3年前の値段でいいよと、大幅に値下げをして頂き、二重の喜びでした。 荷造りが必要なので、食事に行っている間に梱包していただき、帰りに受け取る事にして食事に向かう事にします。

木彫のお雛様

縮緬のお飾りを買って

 沙羅の木を目指して歩いていると、途中にまた小さな民芸店(おりべ)がありました。 ショウウィンドウには縮緬のお飾りが飾ってありました。 一度は前を通り過ぎたものの、やっぱり欲しくなってお店に戻ります。 中に入るとおばあちゃんが店番をしています。
 ここでも娘を見るとあやしてくれました。 お飾りを求めると、箱が有ったはずと探し回ってくれます。 その間に、ひ孫が娘と同じ位の年で、先日立ち上がろうとして火のついているストーブの上に手をついてしまい、大やけどを負ってしまったこと、手のひら側だったので大分回復してきたことなどの話を聴かせて頂きました。 結局、箱はなかったのですが、また一つお宝をゲットすることが出来ました。

娘は大人気

 先日、お雛様の下見に来たときに買って帰った「椎茸のからし漬け」がおいしかったので、今回もそれを求めに沙羅の木に行きました。 お店もよっぽど暇だったのでしょう、娘を抱っこしてまであやしてくれました。 子供の扱い方に慣れているようで、抱っこする前には名札を外してくれました。 最初は不安な面持ちで抱かれていましたが、だんだんと慣れてきたようです。 殆ど人見知りをしないので、人攫いに連れて行かれないかと心配してしまう程です。 必要な買い物を済ませ、店員の方に感謝しつつお店を後にしました。

炭火は暖かい

 沙羅の木の並びにある果心庵をふと見ると、「蒸しどら焼き」のお品書きが貼ってあります。 どら焼きには目がないので、早速、扉を開けて店の中に。 すると炭の香りとともに暖かい空気が。 店の中に囲炉裏が切ってあり、そこで炭火が熾っていました。 たったそれだけのことなのに、店中が暖かい空気に包まれて何かホッと落着く感じがしました。
 ここでもお店の方たちが娘を構いたがりそうでしたが、先を急いで駅横の駐車場へと急いで戻りました。 この時点で雨がかなり本降りになってきました。

ゆったりと温泉に

 道の駅「津和野温泉なごみの里」は津和野の町の外れに有ります。 ちょっとの時間なのに表はもう土砂降りです。 娘達をエントランスに降ろすと駐車場を探しに雨の中へ、結局かなり遠くしか空いておらず、走りながら建屋の中に飛び込みました。
 先ずは食事です。 道の駅にあるレストランで昼食を採りました。 期待していなかった割には、おいしい料理が運ばれて来ました。 道の駅にあるレストランはどこも外れがないみたいです。
 食事を終えると次は温泉です。 入湯料500円を払って、温泉コーナーへと進みます。 娘はまだ無理なので、交互に入る事となり最初に嫁さんに入って貰う事にしました。 待っている時間は結構長く感じるもので、これだったら食事をしながら待っているんだったと、ちょっと後悔しました。 そうこうしている内に交代です。 温泉は意外と広く、ジャクジーバス有り、打たせ湯あり、露天風呂ありとなかなか楽しめるものでした。 もっとゆっくりと浸かっていたいのですが、嫁さんを待たせているのでほどほどのところで切り上げます。  温泉に浸かっている間は雨模様だったのですが、着替えている間に雪に変わったらしく、 嫁さん達が待つ休憩室から雪の中を走るSLやまぐち号が見れたそうで、ちょっと残念でした。

とんでもない帰り道

津和野 - → R9, R187, R2 → 自宅

 雨が雪に変わったので慌てて海老舎により、梱包して頂いた雛人形を受け取ります。 思ったよりもコンパクトで驚いてしまいました。 そうこうしている間にも雪は激しくなってきます。 お店の方も、雪になり心配されていたとの事。 海老舎を後にして、一路自宅に向かいました。
 雪は一向に止む気配もなく、道路も轍の跡が見えるくらいに降り積もって来ました。 スリップしてしまえばお終いなので、ゆっくりと、さりとて積もられてしまっても困るのでそこそこのスピードでR187を南下します。 一時は野宿かと思うほどに激しく降りましたが、分水嶺を過ぎ山口県側に入ると今までの吹雪が嘘だったかのように、雪はなくなり薄日さえ差してきました。 こうしてなんとか家に辿り着きましたが、何事も起こらずに本当に良かったです。


訪問場所のご案内

名称
内容
住所
電話番号
備考
海老舎 民芸品 島根県鹿足郡津和野町本町2丁目 0856-72-4017  
おりべ 民芸品 島根県鹿足郡津和野町大字後田ロ213 0856-72-1520  
文芸茶房 沙羅の木 土産物 島根県鹿足郡津和野町殿町 0856-72-1661
 
三松堂本町店 菓心庵 和菓子 島根県鹿足郡津和野町本町一丁目 0856-72-3225  
津和野温泉なごみの里 道の駅 島根県鹿足郡津和野町大字鷲原イ257番地 0856-72-4122  



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