自宅[9:10] - → 大竹IC → 山陽自動車道 → 福山西IC → アリスト沼隈[11:40]
この週末も好天が続くとの情報を得て、阿伏兎観音へのお礼参りと大山祇神社への参拝に出かける事にしました。 出発が予定より1時間弱遅れてしまったので、予定通り全てを回れるかちょっと心配です。
途中、休憩のために立ち寄った小谷SAのホットドックは意外といける味でした。 お腹が空いていたので、写真を撮る前に食べてしまいました。
山陽自動車道は順調でしたが、福山西ICを降りて福山市街に向かう際に例の如く道を間違えてしまいました。
ちょっと早い時間ですが、アリスト沼隈に併設されてるレストランToco2でお昼を頂く事にしました。 今回のランチもハーブをふんだんに使った料理を選択し、美味しく頂く事ができました。 我々が入った時には、2組ほどしか居なかったのに食事が終わる頃には満席で待っている方が二組程いらっしゃいました。 やっぱり美味しいところは皆さん良くご存知のようです。
隣の自由市場を冷やかすと葡萄を売っていました。 ピオーネが800円位、ニューベリーが250円位で最初に見たときは100gの値段かと思った位の超安値です。 思わず、両方買い求めてしまいました。 お土産も手に入れて、次の阿伏兎観音へと向かいました。
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ランチメニュー
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アリスト沼隈[12:40] - → 阿伏兎観音[12:50]
阿伏兎観音の駐車場はその手前で通行止めになっています。 仕方なく手前の駐車場に車を止め、娘を抱いて参道に向かうと、そこにはあるべき参道がありません。 この夏から秋にかけて上陸した台風によって参道の岸壁が破壊され、波に侵食されてしまったようでした。
更に参道を進んで行くと、岸壁にあったはずの手すりはなくなっており、代わりにロープが張ってあります。 山側の木々も潮水に晒されて茶色く枯れ始めています。 お寺自体は何とか無事だったものの瓦は相当吹き飛んでいました。 また、海岸沿いに建っていた記念の祠が無残にも崩れていました。
観音堂は特に壊れた形跡はありませんでしたが、この調子で更に台風に曝されると危ないかも知れません。
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浸食された参道
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崩壊した記念の祠
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秋なのに桜が...
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けわしい海食崖が続く沼隈半島の南端、阿伏兎岬は奇勝として知られ、岬の突端の断崖に立つ盤台寺観音堂は阿伏兎観音と呼ばれ昔から海上交通の人々の信仰を多く集めてきた。 観音堂は、寛和の頃(986年)花山法皇が、このあたり一帯の海上を往来する船の航海安全を祈願して岬の岩上に十一面観音石像を安置したのが開基と伝える。 後、毛利輝元が再興し、福山藩主の水野勝種によって、現在の盤台寺境内の形をほぼ整えた。 盤台寺観音堂と客殿は、室町時代の建築様式で知られている。 本尊の十一面観音は、子授け・安産・航海安全の祈願所として広く信仰を集めてきた。 朱塗りの観音堂は、海からの眺望は絶品で、観音堂の眼下に広がる燧灘の展望もすばらしい。 | |
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阿伏兎観音[13:10] - → 西瀬戸尾道IC → しまなみ海道 → 生口島北IC → 耕三寺[14:30]
運転しているとなかなか橋の写真が撮れないので、生口島北ICを降りた所で、生口橋の写真を撮影しました。
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生口橋
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さて耕三寺です。 噂どおり派手なお寺です。 普段、装飾の剥げた寺院を見慣れているだけに、異様に感じますが、創建当時のお寺はどこもこんな風だったのではないかと思います。 そう考えて改めて見直すと普通なのかも知れません。
西の日光と呼ばれるだけあって、陽明門を模して作った門も有りました。
今回の旅行では耕三寺が目的ではなく、コロッケを買いに立ち寄っただけなので駆け足で拝観させて貰いましたが、時間がある時にゆっくりと見るだけのものはあるかな、と思います。 何百年も経てばきっと重要文化財になって行くのではないでしょうか。
大正・昭和期に大阪で活躍した実業家の金本耕三が、母の菩提を弔うため僧侶となり、故郷瀬戸田に住む母のために建築した邸宅「潮聲閣」周辺にて耕三寺の建立した。 金本はかねてより、瀬戸田の地に誇りうる文化財のないことを残念に思っており、境内を日本各地の著名な歴史的建造物を模した堂宇で埋める構想を立て、以来、30余年をかけて、日光陽明門を模した孝養門、平等院鳳凰堂を模した本堂などをはじめ、豪華絢爛とも派手趣味とも評される伽藍が完成させた。 陽明門を模した孝養門から「西の日光」と呼ばれるようになり、中国地方・四国地方では非常に著名な瀬戸内海の観光地として知られている。平成期に入ってからは、建築物の特殊性が評価され、15棟が登録有形文化財として登録された。 | |
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中門
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孝養門
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五重塔
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耕三寺を訪れたのは耕三寺が目的ではなく、近くの商店街にある岡哲商店というコロッケ屋さんなので、早速岡哲商店の探索を始めました。
岡哲商店を探している時にいい匂いに誘われて思わず買ってしまったのが、ここのローストチキンです。 家に帰って食べてみてこれまたビックリ。 なんとも云えず美味しいのです。 特にお勧めはたれの味。 鶏がローストされた時に出た旨味がギュッと濃縮されたような味で、これは絶品です。 地方発送もしているそうなので、是非ともお勧めです。
玉木商店のはす向かいに岡哲商店はありました。 やはりコロッケが有名らしく、店先には幟が立っており、本業?の精肉店と同じ間口を取ってコロッケを売っています。
食べてみた感じではこちらはちょっと期待外れで、我が家にとっては甘味が強すぎるように思いました。 揚げたてを食べてみるとまた味は変わるとは思いますが、わざわざここまで買に来たのにという感じでしょうか。
雑談になりますが、我が家でのコロッケNo.1は「つかしん(西武系、尼崎)」でしょうか。 次点が「Dマート(ダイエー系、中百舌鳥)」のコロッケです。
デコポンソフトやレモンソフト等、 生口島で取れる果物をジェラートとして売っていました。 天気に恵まれて、気温もちょっと高めだったので我々が買った後も、次々とお客さんが入っていました。
お味の方は、新鮮な果物の旨味を出していてとても美味しく頂きました。
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玉木商店
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岡哲商店
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ドルチェ
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耕三寺[15:05] - → 生口島南IC → 多々良大橋 → 大三島IC → しまなみの駅 御島[15:50]
耕三寺を出た時に道を間違えたらしく港の方へ行ってしまい、慌てて引き返したのですが、やっぱり道を間違えて結局島を半周してしまいました。 多々良大橋の下を潜っても高速への連絡道が見つからず引き返そうかと思った矢先にインターチェンジが見つかりホッとしました。
しまなみの駅 御島 - → 大山祇神社
最後の目的地、大山祇神社です。 二の鳥居をくぐると広い境内です。 時間が遅かったせいか、我々の他に1〜2組居ただけで広い境内は森閑としています。 ここは不思議な雰囲気のある境内で、中に居ると自然と気持ちが穏やかになり、何故かホッとする空間でした。 もう少しボーっとしている時間を取りたかったのですが、夕暮れも迫っており後ろ髪を引かれる思いで大山祇神社を後にしました。
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大鳥居
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樹齢2600年の楠木
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大山祇神社 - → しまなみの駅御島
生口島でローストチキンとコロッケを手に入れたので、あとはサラダ用の野菜を確保できれば夕食の材料は完璧です。 ということで、道の駅で販売している地元の野菜を購入しました。 購入した野菜は新鮮でおいしく、台風の影響で野菜の価格が高騰しており、もう少し買い込んで置けば良かったとちょっと後悔しました。
しまなみの駅御島[16:15] - → 大三島IC → 瀬戸田PA[16:30]
娘の授乳のために立ち寄ったのがここ瀬戸田PAです。振り返ると夕日に映えた多々良大橋の美しいシルエットが目に焼き付きます。
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夕日に映える多々良大橋
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瀬戸田PA[17:00] - → しまなみ海道 → 西瀬戸尾道IC → R2 → 尾道IC → 山陽自動車道 → 大竹IC → 自宅[19:30]
秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので、しまなみ海道では夕焼けに染まっていた空も、山陽自動車道に入る頃には真っ暗になっていました。 帰りの高速も順調に進み、思ったよりも早く家に辿り着く事が出来ました。
ちょっと強行とも思われたスケジュールも8割方は消化し、また思わぬ美味しいお土産も手に入り、今回の小旅行も満足の内に終わらせる事が出来ました。
名称
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内容
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住所
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電話番号
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備考
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アリスト沼隈 | 道の駅 | 広島県沼隈郡沼隈町常石1805 | 084-987-5000 | |
玉木商店 | 鶏肉と焼鳥 | 08452-7-0239 | ||
岡哲商店 | 精肉店 | 08452-7-5888 | ||
ドルチェ | アイスクリーム | 広島県豊田郡瀬戸田町瀬戸田546 |
08452-6-4036 | |
しまなみの駅 御島 | 道の駅 | 愛媛県越智郡大三島町宮浦3260 | 0897-82-0002 | 紹介記事 |
瀬戸田PA | パーキングエリア |