木村俊房・高野恭一:関数論

作成日 : 2022-09-17
最終更新日 :

概要

「まえがき」から引用する。

本書は 1 変数複素関数論の入門書である. 読者としては主に,微分積分学の知識があり,これから関数論を学ぼうとしている理工系の学生を考えている.

本書の本文中には問題がある。また本書の章末には演習問題がある。どちらも一部に略解が付されている。

ワイエルシュトラス

p.154 にある演習問題 8 の 1. は次のとおりである。

(i) (中略)この極限関数をワイエルシュトラスの `frP` 関数といい `frP(z)` と表す.

ワイエルシュトラスのペー関数は `℘(z)` で表すのが普通だと思う。それにしても、まえがきで、 ページ数の関係で,楕円関数の解説はできなかったとしているが、このペー関数を練習問題で出している時点で、 楕円関数を解説する気がまんまんであることがわかる。

朝倉書店 新数学講座

数式の記述

数式は MathJax を用いている。

書名関数論
著者木村俊房・高野恭一
発行日2002 年 3 月 20 日 初版第 1 刷
発行元朝倉書店
定価5200 円(本体)
サイズA5 版
ISBN4-254-11440-0
備考草加市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi