四川省再び その2

 17Sep.〜 27Sep. 2004


上干海子付近にて

9月21日 曇りのち雨
6時起床。今日は少し晴れ間も覗いている。期待できるかな?
なんと朝食にタクワンがでた、なかなか、うまかった。
Tさんは、今日のバスで成都にもどるが、僕らは当初の目的の1つである、長坪溝の日帰りトレックに向かう。
とりあえず、3人でバス停に向かう。Tさんのチケットは無事とれているようだ。
長坪溝の入山料(70元×2)とバス代(40元×2)を支払い、バスに乗り込む。
10分ほどいくと土砂崩れで道がふさがれており、その部分を歩いて、奥で待っていたバスに乗る。
5分ほどで、チベット寺院跡につく。
馬方が待ち構えているが、僕らは歩いていくつもりだ。
僕ら以外は、みな馬に乗るようだが・・・。
早速歩き始めると立派な木道が作られている。
チベット寺院跡 チベット寺院跡

朝は、青空が見えていたのになんだか怪しい雲行きになってきた。今日は富士山くらいの高さが続くのでのんびり歩く。
枯樹灘への木道 ヤンさんとの再会

枯樹灘の手前で馬方をしているヤンさんと再会する。会えるかないいなとは、思っていたが本当に偶然、再会することができた。
彼も覚えてくれていたようだ。大姑娘山の時の写真を渡す。
枯樹灘にて また着てしまった・・・

枯樹灘につくと、またもや民族衣装を持ったオバちゃん達が・・・。ここでは、10元といわれるが、zunkoは5元で着てしまった。
さすがは、主婦か・・・。
なぜかラクダ 四姑娘山西稜の末端

大休止を交えながらのんびり歩く。
その昔広島の吉村さんらの南壁のBCとなったにも売店が・・・
上干海子にて
紅石

地球の歩き方によると3時間半で木ら子なのだが、ゆっくり歩いているため時間がかかる。
僕ら以外はほとんど馬に乗っているので、それがここでは普通なのかもしれないが・・・。
そうこうしているうちに木ら子からもどるヤンさんとすれ違う。
「ガンバレと!!あとちょっと」といってる気がした。

木ら子にて 放牧されているヤクたち

もう遅いので少しばかり休憩した後、帰路を急ぐことにする。
残念ながら、四姑娘山の北西壁は下部しか見ることができなかった。
木ら子から北西壁 木ら子から北西壁

zunkoは頭が痛いようだ。少しハードなスケジュールだったかなあ。
19時近くにようやく、チベット寺院跡につくが、残念ながらバスはいない・・・。
近くの家の主人がぼろい軽で送ると言ってきたが、かなりボッテきたので断る。
とは言うものの雨も降ってきたので、少し下って別の車に乗せてもらう。30元なり・・・。
暗くなったこと、日月山荘着。疲れた〜。

8時10分 長坪橋
8時30分 チベット寺院跡 
9時40分 枯樹灘
10時10分 
12時20分 上干海子
12時50分 
14時40分 木ら子(3700m)
15時00分 
19時00分 チベット寺院跡
9月22日 曇りのち晴れ
7時起床。あまり天候も良くなさそうなので、せい牛海子はあきらめ、丹巴方面に行き明日成都にもどることにする。
そんな話を宿のお姉さんにすると、宿の若主人(後で分かったことだが、村長さんでもあった明さん)が車の手配もしてやってきた。
少し疲れ気味だったので、お願いすることにする。
日月山荘にて 丹巴のチベッタンハウス
チベッタンハウスの中から 部屋の中
途中、チベッタンハウスの集落を見学に行く。
ここは、観光化されているが、確実に残しているためには必要なのであろう。
ケニアのマサイの村でも感じたことだが、少し複雑な気分である。
丹巴の街に送ってらい、宿で明さんと分かれる際、言葉が通じないこともあり、金銭的なことで少しいやな別れになってしまった。
日本円にするとわずかなお金のことだが、あまり折れるのも良くないと思ったから。

物価の違いの恩恵を受けた旅ではあるが、適正なお金を使うということは、いつもながら難しいと思う。

宿で一段落し、街中をブラブラする。
お土産にマニ車をゲット。
店のおじいさんは、マニ車をあけ、中のお経をひとつひとつチェックし、これがいいと渡してくれました。
印刷なんだけど、やさしい気持ちになる、いい買い物をしました。

帰国後、明さんの知り合いでもある大川さんとメールでやり取りをし、長坪村の村長の立場でキャンピング費用や案内料等の相場を作りつつあるとのことを知りました。観光客が増え、生活水準があがり、変わっていくことは、ある意味当然ことなのでしょう。色々と考えさせられる旅となりました。
9月23日 雨のち曇り
5時半起床。
7時発のバスに乗るため、早起きするがホテルの出口のカギが閉まっている・・・。
なんとかシャッターを開け、カギをカウンターに残し、バス停に向かう。
それにしてもバスのチケット売り場のお姉さんの愛想の悪いこと。

今日は、小雨。成都までは、長いバス旅になる。
最後席に陣取るが、少し走ると悪道に頭を打ちまくり、ひとつ前の席に移動する。

そうこうするうちに、前に座る子供連れの夫婦の活発なウゴキが始まった。
お母さんは、窓から嘔吐。赤ちゃんは、シートにウンコ。それから、通路におしっこ。
中国の赤ちゃんの服って、お尻が開いてるんだよね。オムツは、もちろんなし。
衛生的には、どうかとも思うが、これが普通のようだ。
そのうちお父さんも窓から嘔吐。別の子供が車内の嘔吐。
いやはや、大変なバス旅となりました。

18時すぎに、成都のバスターミナルの到着。う〜ん。疲れた。

立派なバスですが・・・ シャオチーを食すzunko

タクシーで Sim's Cozy Guesthouseにもどる。
後は、成都観光なので、食に走ろうとタクシーで成都小吃城に向かう。
大衆シャオチーといった感じでまあまあの味でござった。

その1へ その3へ