四川省再び その1
17Sep.〜 27Sep. 2004


紅杉林にて
今年の夏は、どこに行こうか。
仕事柄長期?の休みのとりにくいzunkoの日程に合わせ、9月の連休を利用していくことにする。
当初は、ミニヤコンガの登山口のひとつである、コンガ寺へのトレッキングを考えてたが、日数的にも金銭的にもきびしかったので今回は、少しのんびり四川を楽しもうということで、ローカルバスでの日隆行きに決定する。
9月17日
大阪−成都の直行便がなくなってしまったので、現地での時間を有効に使うために、博多便で成都に向かうことにする。
値段は、少々高くなるけれど、その日のうちに成都に入れるのが、魅力である。
しかし、博多−成都便のチケットを申しこんだ旅行会社の担当者の対応は、最後まで気分の悪いものだった。
日程の間違い、電話の応対、確認書の送りもれ・・・おまけに謝罪はまったくなし・・・。
早朝の新幹線で神戸を出発しても間にあうのですが、せっかくなので前夜発で博多泊にしてのんびり行くことにする。
新幹線の往復に博多1泊+朝食がついて23600円×2人なり。^^
博多−成都は、二人で177820円なり。
9月18日 雨のち曇り
ホテルをチェックアウトするころには、雨もやんでいた。
地下鉄で空港に向かう。
博多空港は、博多駅から地下鉄で2駅ですぐなのですが、国際ターミナルは、+10分のターミナルバスに乗る必要あり。
ギリギリにいったので、少々あせる。
少々遅刻してチケットを受け取り、チェックインする。
飛行機は、1時間20分ほどで上海に降り立ち、入国審査およびsarsチェック?を受け、再び機上の人となる。
17時40分 成都着
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上海にて |
国内線ターミナルについたのか、付近に銀行はなく、今夜のお宿”観華青年旅舎
Sim's Cozy Guesthouse”にお願いしていた迎えの車も着ていたので、そのまま乗り込む。まあ、なんとかなるでしょう。
結構な渋滞に巻き込まれ、1時間ほどでゲストハウス着。
ご主人のsimさんは、誠実そうなシンガポール人。奥さんのマキさんは、日本人でラサで旦那さんと知り合い多くの苦労を乗り越えて旅人のためのゲストハウスを作るという夢を成都で実現した根っからの旅人。
日本語はもちろん英語も通じにくい中国にあって彼女の存在は、日本人の個人旅行者にとって大きなものだと思う。
実際僕らも大変お世話になりました。
翌日は、トレッキング用ガスや食料の買出しをするつもりだったが、simさんが在庫を分けてくれたので朝のバスで日隆に向かうことにする。両替もマキさんにお願いする。
そうこうしていると、マキさんが日隆方面にいきたがっている旅行者が一人いるので、一緒にいってもらえないかと紹介される。
旅は道連れ?、別に断る理由もないのでOKするが、紹介されたTさんも決めかねているようなので、いく場合は朝5時に受付にきてもらうことにする。
9月19日 雨
5時起床。受付に行くとTさんが座っていた。
ラサに行く他の旅行者のチェックアウトを待ち、僕らもタクシーで茶店子バスターミナルに向かう。22元なり。
バスのチケットを購入し、空き時間でラーメンを頼むが、思ったより時間がかかる。
少し食べただけで、とりあえず、バスの席を確保しに行く。
Tさんは、まだラーメンができるのを待っている。
しばらくすると、ラーメンを持ったTさんがバスに乗り込んできた。中国に人たちも少し呆れている?よう。
しっかり朝食をとったTさんは、器を返しに行くと売店のオバちゃんがバスの入り口まで来ており、少々怒られたとのこと。
6時40分茶店子バスターミナル発
8時頃パンダ研究所のある臥龍を通過。バスの中からも何匹かのパンダを遠望できた。
それから30分ほどして、ランチタイム。
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ラーメン?を注文 |
なかなか、いけます。3元なり |
少し走ると、トラックと軽自動車の事故で道がふさがれている。
軽の方は、ただでは済んでいないかな・・・。それにしても皆顔は、笑っているが・・・。
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側溝にはまったトラック |
チベット3姉妹 |
1時間ほどとまっていただろうか、人手で軽自動車が片付けられ、何事もなかったかのようにバスは走りだす。
少し前に座っているチベット系のお姉さん方が、”恋人よ”を歌いだした。なかなかうまい。
日本のラジオに出演して、今はチベットに帰るところとのこと。最後列に陣取るTさんも持参の”指差し中国語会話”を駆使して日中友好に励む。この本は、優れもので、その後も活躍することになる。
昨夜は、少し遠慮していたようで頼りなげに見えたTさんも、今日はバスの最後列に中国人のおじさん方と6人で座り、強者ぶりを徐々に発揮しはじめたのである。
4523mの巴朗峠を越え、14時40分日隆着。
あいにくの天気で何も見えないが2年ぶりの日隆は、ホテルも増え、開発が進んでいるようだ。
四姑娘山自然保護区管理局の大川さん推薦の日月山荘にお世話になることにする。
長坪橋から歩いて5分くらい上流に位置するチベット系の宿。日隆の村長さん経営とのこと。
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長坪橋のバス停にて |
日月山荘の受け付けにてTさんとzunko |
茶店子ー日隆 バス:43.5元×2人
9月20日 雨のち曇り
5時半起床。
天気がよければ、長坪溝の日帰りハイキングを考えたが、いまいちなので双橋溝のハイキングに変更する。
朝食を済ませ、タクシーにて双橋溝入り口まで。15分程度?で21元なり。
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朝食の準備をする女将さん? |
これをちぎって饅頭をつくります |
大川さんが、書かれている地球の歩き方には、タクシーでもいけるように書いているが、バスで行くしかないようだ。
入場料(80元×2)とバス代(80元×2)を支払う。
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翌日のバスの予約をするTさん
もちろん”指差し中国語会話”を使って・・・ |
昼食のうどん?を食べるzunko |
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チケット売り場で子供にちょっかいを出すzunko |
双橋溝 |
チベット民族衣装を着たお姉さんが、バスガイドさんを務める。
お手軽バスツアーという感じ。お客さんは、日本人3人なので日本語のDVDをかけてくれる。
人参果坪で止まる。
チベット民族衣装を抱えたオバちゃん連中が一斉によってきた。
売りつけられるのかと思ったら、貸し衣装で写真を撮れとのこと。
まったく持って”おのぼりさん”だが5元なので着せてもらうことにする。
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ガイドさんとzunko |
ガイドさんTさんと |
曇っているので展望は、いまいちなのだがその後もバスは随所随所止まりながら進む。
途中少しばかりラフティングを楽しむ。一人50元なり。
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レベル1? |
さすがにこの季節になると花は少ない |
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4〜5000m級の壁が並びます。
山野井さんが今夏望んだポタラピーク
もこの谷にあるそうです。 |
紅杉林 |
トレッキングというより、観光ツアーになってしまったけれど、Tさんも楽しめただろうか?
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