カトマンズからベースキャンプ その3


ヤクカルカよりニルギリを望む 

8月29日 ポカラ空港〜ジョムソン空港〜マルファ 雨のち曇り
早朝、ホテルの迎えが来てタクシーでポカラ空港へ。
空港から空路、一気にジョムソンへ。非常に楽だ。
ここでの荷物の超過料金は非常に安く、1kgあたり5ルピー程度なのでキャラバンを組むよりも安く、楽かもしれない。
飛行機は無事、ジョムソン空港に着陸。
あたりの風景は非常にチベット的で行きかう人々もどことなくチベット風である。
チベット好きの私としては非常にお気に入りの場所になった。
空港ではプリが迎えにきてくれており、ネパール人ポーターの手配をしてくれていた。
ありがたい。ここからマルファまではすぐ近くで約1時間30分ほどでいける。
ポーターのネパール語講座を受けながらのんびりと歩くと、りんご畑が美しいマルファに到着した。
町並みが石垣を積み上げたようになっており、非常に美しい町だ。

8月30日 マルファにて休養 晴れ
一日、読書などをしてすごす。
山田さんと宮川さんはヤクカルカまで高所順応に行っている。
ここでの順応をしっかりやっておかないとBCにつくまでにダウンしてしまうことになる。
あせってはいけない。しかし、腰痛が心配だ。
ロッジの食堂でお茶を飲みながらヤクカルカ方面をぼんやりと眺める。
非常に気分が良く、ここで一週間ほど沈没したい気分になってくる。
食事はもちろん、ダルバート。

8月31日 マルファ〜ヤクカルカ往復 晴れ(上部はガス)夜半より雨
昨日できなかったヤクカルカ往復への順応活動を行う。
サーダーのプリも道案内でついてきてくれた。
急な斜面を登りきると目の前に雄大な景色がパッとひらける。
ヤクの放牧地であり、カルカの点在するヤクカルカだ。
標高は約4000m。
この当たり一帯は道というものがなく、そこら中が踏み跡だらけでしかもだだっ広いので道に迷うことは必定だ。
(そして帰路キャラバンではえらい目にあうことに…)
帰り道は急斜面の下りでかなり膝にと腰にきてしまう。
二度と下りたくない…と思ってしまった。

9月1日 マルファにて休養 曇りのち雨
明日からキャラバンスタート、ヤクカルカにベースをおいて順応活動をすることになった。
そういうわけで本日は準備も兼ねて休養。
夜にはヤギを一頭調達してもらい、バラす。ヤギさんごめんなさい。
しかしこのヤギは本当にBCでの食生活を豊かにしてくれたありがたいヤギだった。

仕立 記

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