Alps--アルプス再び--
その3
16 Jul.〜 9 Aug.1994


シャモニからモンブラン
7月28日 曇り後オラージュ
本日は、休養。
夕食は、Druでオイルフォンデュを食す。うまいんだな、これが。
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うーん、うまい・・・ |
天候は、いまひとつ安定しない。
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お世話になったアパート |
タカハシとイタリヤ側に行って見ることにする。
あわゆくば、プトレイ山稜を。
南稜だけでも登れれば・・・と。
7月29日 晴れ夕方より雨
昨夜は、すさまじいオラージュで、朝は停電していた。
夜が明けると、雨もやんだので、予定とおりイタリア側に向かうことにする。
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クールマイユールにて |
イタリア側に行くと、英語がまったく通じない。苦労して、バスでブーテッドに向かう。
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登り口を捜すタカハシ |
まったく読めないけれど・・・ |
最後のキャンプ場で、昼食をとって、登り始める。
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滝の右岸を登る |
鎖はあるのだけれど、ハイキングにしては、悪い |
結構しんどい思いをして、ノワールヒュッテへ。
なんと、小屋番がいた。
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途中、ノワール南稜を望む |
ノワールヒュッテにて |
スパゲティとチーズとケーキの夕食。もちろんワインつき。
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南稜とイタリア国旗 |
外は、はげしい雨になる。
ガンバピークにいっていたというオランダ人パーティが降りていった。
南稜には、1パーティ入っているらしい。つらいビバークになることだろう。
9時15分 シャモニ発
10時10分 クールマイユール着
11時00分 プーテッド着
12時00分 キャンプ場発
15時00分 ノワールヒュッテ着
7月30日 曇り
3時起床。
天気がいまひとつなので、1日様子を見ることにする。
ビバーク中のイタリアパーティがライトで信号を送ってくる。
上は、雪だったようだ。
もう一度眠るが、朝起きると、イタリアパーティは、すでにヘリでピックアップされたとのこと。
気温は、低く、どんよりとした天気。
午後、取り付きの偵察と思うが、重い腰があがらず、停滞とする。
7月31日 晴れ
3時半起床。
今日もどんよりした天気だが、雨は降らなかったようだ。
少し暖かい。
天気予報では、午後か夕方の雨を予想している。
とりあえず行って見ることにする。
4時半小屋発。
1時間も歩かないうちに、雨になる。
う〜ん。
いったん小屋にもどる。
小屋で、ひと寝入りして、今後のことを話しあうが、結局下山することにする。
ぎりぎりまで待って、ノワールの南稜だけでも、という案もあったが、この不安定な天気では微妙なところか。
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タカハシとノワール小屋にて |
11時 小屋発
12時50分 ブーテッド。
15時 シャモニ
アパートを引き払い、キャンプ場へ。
僕らには、ロジエールのキャンプ場の方が落ち着くようだ。
8月1日 雨
本日は、休養。
今後の予定を考える。
不安定な天気に、タカハシやイソさんは、旅行モードになっている。
僕はまだ、諦めきれずにいた。
幸い明日からは、少し天気も持ちそう。
マッターホルンのヘルンリ稜とパラにするか、ドリュのボナティ稜にするか・・・。
色々考えて、結局明日天気がよければ一人で、ボナティ稜に行くことにする。
夕食は、みなで、チキンの丸焼きを食す。
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