モーモー通信 > おとなのためのインターネットチェロ講座 > 前のLesson >次のLesson
リズムに比べると、微妙なずれのわかりにくい要素が音程。
特に、弦楽器は、10人からの合奏で、それなりに幅が出る上に、
ビブラートの振幅が大きいので、はっきりいって、
そこで音程がずれているというと相当なものといえる。
ちなみに、オレは、小さい頃に、ピアノをやっていたおかげで、
相当、音感がいい。
きちんとトレーニングされたわけではないので、
絶対音感とまでは行かないものの、
ピアノの音に限定すれば、
音名はほぼ100%わかる。
なぜか、ピアノ以外は、あんまりわかんない。
と、このエピソードを聞いて、
かつ、実際のオレの演奏を聴いたことがある人は、
「エェ?音感がいい?」
とビックリするというか、
中には信じないヤツすらいるだろう。
そう、オレ自身の演奏は、そんなに音程が一定していない。
自分でもわかっている。
それはなぜなのかというと、
性格がアバウトだからです。
そう、いくら、音感がよくっても、演奏上、音程がいいとはまったく限らないわけです。
だから、最初の練習の時は、
とにかく、音程を合わせることを、
最近、やっと心がけるようになりました。
音程って、多数決的な部分もあるしね。
逆に、気にすることが出来さえすれば、
絶対音感なんてなくても、
音程のいい人にはなれると思う。特にアマチュアレベルでは。
あと、メトロノームを使いすぎると、
そっちに気がいって、音が汚くなって、音程も狂いやすいような気がする。
というわけで、バランスが大事ですね。
ただ、前にもチロッと書いたけど、
音程が合ってないと、弦楽器は鳴らないように出来ているので、
音程を気にしない人は、
音楽的な絶頂感は絶対に味わえません。
音程を合わせて魂を開放しよう。