建設敷地は大きな敷地の一部を分割しての計画のため測量を行い敷地境界線を明確にします。
神式でいうところの地鎮祭です。 仏式で行いましたのでお坊さんにお経をあげていただきました。
SS試験の結果地盤改良必要無しとの判断となりましたのですぐに根伐りをはじめます。
基礎の形状に合わせて地面を掘っていきます。
基礎配筋が終わったので設計の通りできているか確認します。
鉄筋の太さ、間隔、かぶり厚さなどのチェックです。
かぶり厚(鉄筋を覆うコンクリートの厚さ)が足りないと基礎の耐久性が落ちてしまうので要注意です。
基礎の床部分のコンクリート打設が終わり立ち上がり部分にアンカーをセットします。
コンクリート打設時に動かないように型枠に固定します。
基礎コンクリートを打設するときどこまで流し込むかの目安となる目印。
黄色の小さな蝶々がとまっているよう。
レッカーが来て棟上げです。
鉄骨らせん階段もセッティングされました。
最上部の断熱は屋根面で行います。
小屋裏の熱環境が良くなります。
屋根の板金と樋の色をサンプルで決定します。
白い外壁に黒い縁取りコントラストのデザインです。
屋根にトップライトを取付ます。
屋根の傾斜がゆるめでトップライトの仕様から外れるためトップライトの部分だけ勾配をきつくする仕掛けを作ってもらいます。
地震や台風の時に踏ん張るため筋違端部の金物やホールダウン金物を取付ます。
各メーカーいろいろと工夫を凝らした金物があって面白いです。
パイプスペースを通るパイプ達。
太いグレーの管が排水管。青いパイプは水、ピンクのパイプはお湯が通る可とう管という種類のパイプです。自由に曲げることができて施行性がいいんです。
最終的には壁で囲まれて見えなくなってしまいますが中はこんな風になっています。
パイプが外壁の防水紙を貫通する部分です。 隙間から雨水が浸入しにくいように処理を行います。
黒い防水テープを貼って留めるのですが貼る順番が重要です。 左右を先に貼って上は最後に貼ります。 上から雨水が来た時に外へ外へと流れるようにしておきます。
もし雨水が入ってきても外に出て行くことができる様に下はあえて貼りません
外壁まわりにグラスウールを入れます。
繊維が細く空気をたっぷり保持し断熱性能の高い高性能グラスウールを使います。
外壁の仕上げは左官(塗り壁)で行います。
角をしっかりとさせるため樹脂製の定規を付けてそれを定規にして塗っていきます。 最終的には見えなくなってしまいますがこんな工夫がされています。
木部塗装の色などを決めていきます。
塗りつぶしや木目を生かした仕上げ。
色の比較をしながら決めます。木目を生かした塗装に決定です。
外壁の仕上げについて色テクスチャー共に検討しました。
バルコニーがFRPでプール状に防水されています。
排水管はあるのですが万が一詰まったときにあふれて家の中に雨水が入ってこないようにオーバーフローのパイプを設けます。
対面型のシステムキッチンが施工されました。
傷や汚れを付けないようにしばらくダンボールの服を着せておきます。
玄関のドアがつきました。
防火仕様のオリジナルスチールドアです。
らせん階段を黒く塗装しました。
壁を白く仕上げる予定なのでコントラストの強い存在感のある階段になると思います。
クロス仕上げも進んできました。
大型プリンターのような機械でクロスにのりを塗っていきます。
外壁の仕上げが終わり足場が外れました。白色ゆず肌仕上げです。
ワンちゃん達のシャンプーをするためのシンクを作ります。
大工さんに形を作ってもらいFRPで防水しタイル屋さんにタイルを貼ってもらいます。
まずは下地をしっかりと。
シンクにタイルが貼られました。
5cm四方のタイルがピッタリ割り切れるようデザインしてあります。
店舗部分のドアはオリジナルのスチールドアです。
細めの角パイプとLアングルの組み合わせで昔のスチールサッシの様なデザインです。
でも部品は最新式。
見た目は何の変哲もありませんが強力スプリング入りで勝手に閉まる丁番です。
トリミングルームのシンクに水栓金物がつきました。
ワンちゃんに優しい特殊なシャワーヘッドです。
内装仕上げもほぼ終わり、もうすぐ完成です。
監督さんをはじめ力を貸してくださった職人の皆様に感謝いたします。 ありがとうございました。