以前よりお付き合いのあった施工会社の社長さん宅を設計させていただくこととなりました。同業者のプロからお声をかけていただき嬉しく思います。ここに建てます。頑張ります!
基礎を作るため地面を掘っていきます。逆梁なので基礎梁部分が深くなります。掘り出して余った土はダンプに積んで捨てにいきます。
基礎の鉄筋を組み立てます。鉄筋がしっかりとコンクリートに埋まっていないと寿命が短くなってしまうので「かぶり」といわれる寸法を確認します。鉄筋はアルカリ性のコンクリートに埋まっている限りは錆びません。
基礎も出来上がり建前作業が進みます。構造の骨組みだけでなく合板やその他の資材も作業しやすい位置にクレーンで移動しておきます。
バルコニーを支えるための柱を設けないデザインなので梁を天秤式に渡してシーソーのように支えます。
クライアント自ら配線工事を行います。
足場越しですが大きさと形がわかる様になりました。
リビングにはトップライトを設けます。近隣の条件に左右されずに光を取り入れることができます。隣家までの離れが小さい時など有効な手段となります。
第三者機関による中間検査が行われました。その前に施工者検査、設計事務所検査をしてありますので何の問題もなくパスしました。
クライアントの発案でキッチンの局所冷房用に小型の天井カセットエアコンを入れます。存在感がなくて良さそうです。
スイッチボックスの中にマグネットのついたパーツをセットします。プラスターボードが張られて見えなくなっても探すことができます。
壁天井の下地がほぼ完成しました。
外壁左官下地の小幅板が張られました。
天井には登り梁が露出します。その間に照明器具を自由にセットするためライティングレールを仕込みました。
ワンちゃんに優しい突板の単板ばりフローリングです。
ユニットバスの下はこんな感じになっています。
壁天井のプラスターボード張りが完了です。
キッチンパネルの端部を抑える見切り縁にアルミの型材を使いました。メタルテイストのキッチンパネルと良い相性です。
プラスターボードの向こう側にスイッチボックスが埋まっている箇所に穴を開けます。前出のマグネットパーツを頼りに切り欠きます。ぴったりです。
クロスを貼る前にプラスターボードの繋ぎ目とビス部分をパテで馴染ませておきます。
部分的にOSBの天井があります。ライティングレールにクリア電球をセッティングしました。
2階から小屋裏までの階段はスチールささらのストリップ階段です。空間のつながりが出てきます。もうすぐ完成です。工事に携わってくださった皆様ありがとうございました。