一団の造成地の一部です。
敷地の形状と接道条件を生かしL型のプランとしました。
こんな感じのデザインです。
完成が楽しみ!
基礎を作るため穴を掘ります。
べた基礎の配筋状態を確認しました。
土台や柱を基礎に留めるアンカーボルトを設置します。
コンクリートを打つ前に位置を確認しておきます。
基礎に土台を敷き込みます。
ヒバのいい香りがたちこめます。
建方に先立ち足場がかけられました。
柱や梁などの材料も運び込まれています。
上棟式を行いました。
建物の四隅をお酒、お米、お塩でお清めをします。
派手に棟上げ!と、いきたいところでしたが あいにくの悪天候。安全第一で残りの作業は延期です。
建て主様には宴席を設けていただきました。ありがとうございます。
延期されていた棟上げが行われました。
いつ見ても鳶さん大工さんは格好いい!
仲間と力を合わせて手際よく作業が進みます。
筋違の取付を行い構造を固めていきます。
トップライトがつきました。
フィックスタイプとチルトタイプの連窓です。
屋根仕上げに先立ち防水処理を施します。
耐力壁に筋違が入りそれを柱、梁などに留めつけるためのプレートが設置されていきます。地震や台風に強い家を作るために重要な部分です。
筋違端部や柱の付け根をホールダウン金物で固定します。
設計の通りに設置されるよう現場としっかり打合せをしておきます。
行政の中間検査が行われました。
現場の皆様のおかげもあって無事パスいたしました。
防音室に使われるゴムの遮音マットです。
部屋全体をこのマットで包み込んで音が外に漏れないようにします。
断熱材として使われることの多いグラスウールですがこのグラスウールはちょっと違います。密度の高いグラスウールで中高音域の吸音材として使います。
布団等を売っている場所に行って耳が聞こえなくなったように感じるたとがありませんか?この効果をきたいして防音室に施工します。
消音配水管の名前です。
階上に水廻りがありその配水管が天井裏を通っていたりする場合排水音が気になることがあります。排水騒音を完全に止めることは難しいですがこのパイプを使うと効果が期待できます。
左が一般部のグラスウール(密度16kg)
右が吸音用グラスウール(密度32kg)です。
換気棟と煙突が設置されました。
遮音マットを施工します。
簡単そうだが実はノウハウがたっぷり!
音が止まるか止まらないかはこの工事にかかっています。
2階居間は勾配天井になっています。
一番高いところの壁にある窓からは朝の光と風がたっぷりと入ってきます。
一日の始まり、家にいながら朝日を浴びて体内時計をリセットすることが出来るんです。
電気式の床暖房を採用しました。
薄いプラスチックのシートで、黒い部分が発熱体です。フローリングの下に敷きつめます。
有害電磁波もなくメンテナンスフリー、工事も楽な床暖房です ランニングコストも昔と比べると大分安くなってきています。
技術の進歩だなぁ。
居間の天井はホワイトウッドの羽目板張りです。
木の良さを感じつつもデザイン的にスッキリとした空間を作ることが出来ます。
内装と共に外装の仕上も進みます。ガルバリウムサイディングです。
繋ぎ目が目立たないように工夫しながら張っていきます。
建物のカラーリングは白を基調に考えています。
しかしながら風致の条例で屋根を白色にすることを許してもらえません。(暗い色にしなければならない) 屋根の外周部の板金が暗い色だと建物の上部エッジが目立ってしまい美しくないんです。
そこで外周の板金のみ外壁色に合わせました。これでスッキリとした印象を持たせることが出来るでしょう。細かいことのようですがとても大事なことなんです。
玄関ホールの廊下の縁は曲線の形状です。
Rの付いた框を使ってなめらかに仕上げます。
ドアや窓のまわりには木の枠がまわります。
通常2cm程度の幅でまわりますが出来るだけシャープに見せるため細くしたいのです。 ただ細くしただけだとドアの重さを受けとめることが出来ずに壊れてしまします。
そこで秘密(でもないかな)の工夫をします。これでスッキリ納まります。
壁と床の境目には幅木という枠材がはいります。
掃除機などが壁を傷めないようにする効果と施工のしやすさから6cm程度の幅の物を取り付けることが多いのですが、やはりここもシャープで洗練された仕上がりとしたいため細い入り幅木としました。
施工途中なので幅木の材料が見えていますが出来上がると壁と床の境目に細いスリットだけがあらわれます。
造り付け家具が製作所より運ばれてきました。
予めある程度まで作っておいて現場で組立取り付けます。
大きい家具の場合はいくつかの箱に分割して製作しておきます。
換気扇外部カバーの色を外壁と同じにするため特注しました。
基本的には白色なのですが建築業界で標準の「日本塗料工業」の色番号を指定して厳密に指定しました。
良い仕上がりです。
在来工法のオリジナル浴室です。
壁にはイタリア製のタイルを貼りました。 ここも白色ベースですが微妙な色合いの幅があってシンプルながら単調にならずに仕上がってきています。
シンプルな換気扇を天井からぶら下げます。
傾斜天井なので接合部を工夫して取り付けてもらいます。
L型プランの間をつなぐようにデッキをかけます。
下がエントランスアプローチになっているので柱を立てないように 鉄骨の梁でワンスパンのデザインです。
デッキ材はメンテナンスフリーのハードウッドです。
カーポートは芝生敷きです。
そのままですと芝生がタイヤの下敷になって枯れてしまうので 芝生の保護パネルを敷き込みます。
卵のパックがごつくなって穴が開いた様なものです。
地面に並べて土をかけ芝生を植えてギュッと押し込みます。 するとこの保護材は芝生に隠れて見えなくなりますが 車の重さを受けとめてくれるようになるんです。
無事に完成しました。
建て主様をはじめ現場監督さん、職人さん、そして協力いただいた全ての方々に感謝します。