メキシコ北部大縦断の旅−L.A.からメキシコシティへ
(1998/9/12〜1998/9/27)16Days
5.早朝本土上陸。ロスモチスへ(Los Mochis/1998/9/16)
朝6時起床。いすで寝ていたのでちょっと腰が痛い。でもいつでもどこでも平気で寝れるこの体にはいつもありがたいと思ってしまう。自分の枕じゃないと眠れないなんて人にはこんな旅はきっと無理だろう。デリケートな体でなくほんとによかった。さっそく看板に出て、日の出を拝んでやろうと思ったが、あいにく空はどんより曇っていた。残念だ。7時過ぎに本土のTopolobanpo港に到着し、バス(N$10)でセントロまで向かった。日夜の強行軍でとても疲れていたのだが、運悪くバスの入り口付近に陣取ったため、バスが止まるたびに乗客の荷物運びを手伝いさらにくたくたになってしまった。バスの中にはバックパッカーと思われる外国人たちが多く乗りこんでいた。9時ごろセントロのターミナルに着き、早々にホテル(HOTEL
LORENA N$165(D)を決め昼過ぎまで休息をとることにした。予想はしていたが思ったよりハードな旅になりそうだ。
午後チワワ登山鉄道の切符を手に入れるためViajes Framingoという旅行代理店に行った。とりあえず途中駅のクリールまで買おうと、中に入ってわたしの拙いスペ語で交渉してみたが、ここで思わぬ事態が発生した。先日ここで起こった大雨のため、ロスモチスからエルフエルテまでの橋が決壊し、鉄道は運行していないとのこと。その鉄道に乗るためにはエルフエルテまでバスで行く必要がある。しかも今日は独立記念日のためOffcinaはどこも閉まっていて、切符は当日その駅にいってみないとわからないらしい。2人であれこれ相談して、とりあえず明朝エルフエルテまで行ってみることに決まり、エルフエルテ行きのバスが出発するターミナルを確認した後、簡単な昼食をとることにした。
その後、部屋に戻ると再びトラブル発生!なんとトイレの水が溢れ出し、部屋の床が水浸しになっていたのだ。
「Oiga,habla la habitación del 212.」「こちら212号室のものなんですけど・・・」
「Ahorita agua del baño está
rebosanndo mucho!」「トイレの水がめちゃくちゃ溢れてるー!!」
「Venga,Venga pronto,por favor.」「はやく来てくれー!!」
と、すぐにRecepciónに電話し、なんとかしてくれと頼んだ。結局部屋を換えてもらったが、散々な1日だった。でもスペ語で人に怒るなんて初めてだったので意外とこの状況を楽しんでいるもう1人の自分がいるのに気がついた。。REBOSAR(溢れる)という単語もこれで覚えられたし・・・
夜8時くらいまでテレビでサッカーを見ていた。メキシコはサッカーの人気がすごくヨーロッパのリーグ戦やカップ戦をテレビでやるのでとても興味深い。イタリアのPERULLAに移籍した中田(英寿)もセリエAの新選手紹介で出ていた。これは日本に帰ってから知ったのだが、中田はセリエAの開幕戦、自身のデビュー戦であのユベントス相手に2点もとったらしい。ワールドカップでは1次リーグで敗退してしまったが、これを機会に日本人選手ももっと海外でプレーできればいいね、と江川とサッカーの話で盛り上がった。
その後近くのEl Taquitoというレストランで遅い夕ご飯を食べ、明日のに備えてはやめに寝た。明日は3時起きだ。