タクシーを拾ってAEROPUERTOへ。10ドルと言われたが言い値で乗るわけには行かない。６ドルくらいから交渉を始め、結局９ドルで決まった。相場がわかんないとなかなか交渉がしづらい。１ドルしか値切れなかった。相場を知っていれば絶対譲らないのに・・・ ティファナの空港には15分ほどで着いた。やはり地方の空港らしく小ぢんまりとしていた。ラパスまでは「AERO CALIFORNIA」というローカルなエアラインを使う予定だ。日本でチケットは押さえてきていた。ちょっと心配であったが値段の安さには勝てない。AERO MEXICOより4,000円近く安く上がったのだから。
２時間近く待たされ、飛行機はようやく離陸した。ラパスまでは２時間ちょっととのこと。窓から見えるカリフォルニア半島の景色を眺めていた。所々にある小さな町を除くとあとは一面の荒野。日本では決して見れないだろうそのサボテンの野原にしばしぼーっと見とれていた。本当はバスでここを通り自分と同じ目線で見たかった景色だ。日程の都合で機上からになってしまった。今度また来ることがあったら絶対バスで行くからなと思いながら、眠気が襲ってきてうとうとと寝こんでしまった。江川はずっとその景色を眺めていたらしい。
ラパスには昼過ぎに到着した。飛行機から外に一歩出るとジワーっと強い日差しが照り付けてきた。やはりリゾート地。かなり暑い。タクシーでセントロまで向かうことにした。タクシーのおやじは壊れてるのかなんだかエアコンもつけず自分の窓だけ開けて走っていた。後ろの窓は付いていない。（おいおいそれじゃ風がまったく後ろには流れてこないよ。早く着いてくれー）と心の中で叫んでいた。30分ほどであるホテルの前で車は止まった。カルメカの光子さんに旅行前にメールで「ぜひ行ってみなよ」と勧められた「Perla」というホテルだ。海のまん前で景色がとってもいいらしい。とりあえずフロントに入ってみた。しかし(US)68ドルという値に部屋も見ずに飛び出してしまった。ちょっと高いなと話しながら他のところに行ってみることにした。そして次に来たのは「Pension
California」というアパートホテルだ。１人50ペソでとっても安い。もうここに決める気でとりあえず部屋を見せてもらった。しかし水シャワーはまだいいにしても、動いてるのかようく見ないとわからないほどのんびりした扇風機が１つ。さらに窓が隙間だらけだ。夜の虫くんたちの攻撃に恐れをなし、結局そのペンションもやめてしまった。安く快適なホテルというのはなかなか見つからないものだ。結局、「Lorimar」というホテルに落ち着いた。１泊213ペソ(D)だった。海まで近いしま、いっか。
コーラを飲んで一服した後、ホテルの受付でロスモチスまでの船のチケットの買い方をいろいろ聞いて、Sematurという船のチケット売り場まで行くことにした。受付で明晩出発するTurista
Clase(N$178)を購入しようと思ったが、なにやら当日でないと買えないらしい。またしかも売りきれることもあるので朝早めに来たほうがいいとのこと。ふーん・・そんなもんかなと思いながら２人でふらふら街を散歩しながらホテルに一度戻ることにした。少し昼寝をした後、夕飯を食べに再びレストランが並んでいる通りに向かった。フロントのおやじがこのレストランに行けば飲み物がただになるといってそのレストランのチラシらしいものに自分のサインをしてくれた。料理もうまいし安いらしい。半信半疑でとりあえずそのレストランに行ってみた。海沿いにあるおしゃれなレストランだ。（あれ、だけど客が誰もいない） 怪しいなと思い、席につく前にチラシを見せ聞いてみた。よくよく聞いてみるとただなのは１杯だけらしい。しかも料理はとても高い。サインをしたのは何かバックマージンをもらうためか。さっさと違う店を探すことにした。
２人とも腹がぺこぺこだったのですぐ近くのレストランに入った。マリアッチがライブをしていてとてもにぎやかで楽しかった。ビールで乾杯したした後、シーフード料理に舌を巻いた。海の近くだからか余計においしく感じるのか、ここ２日とも食事らしい食事をしてなかったので、とてもうまかった。1人約140ペソくらい使ってしまったが大満足のCENAだった。
