卒業検定を直前に控えて!

さてさて、明日、もしくは近いうちに卒業検定を控えて緊張しているアナタ!今までの復習をしている事でしょう。

卒業検定では、これなら1人で運転しても最低限事故は起こさない程度の実力があるかどうかについて判定されます。修了検定と同じように、法律の元、行われる検定なので、やってしまったミスを点数化し、基準に達する事なければ合格です。技術がいまいちでも、ポイントを押さえてくれれば合格する事ができます。

採点の仕方はまず受験者は100点の持ち点を持っています。この状態から、ミスをした点について、減点されていきます。減点には100点(1発でアウト)、20点、10点、5点とあり、小さなミスならば5点だったりします。そうは言っても採点するのは人間。場合によってはこれくらいなら・・・と見逃してくれる場合もあったりします。最後まであきらめてはいけません!

あと、検定に公正を期する為、第三者が同乗する事になっています。大体次の受験者が後部座席に乗ります。

卒業検定はルールがあります。

《一般課題》

検定員の指示通り、決まったルートを走ります。

《方向変換・縦列》

路上検定が終わったあと、場内にて行われます。方向変換右バック、左バック、縦列の3つのうち、ひとつだけやります。

 

一般課題で路上走行し、その後、他の受験者がいたらその人と運転交代したりして、教習所に戻ってきてから再度交代して、方向変換、縦列をやります。

基本的に、修了検定と同じ採点内容ですが、少々減点される点数が変わっているところもあったりします。では乗車から順を追って書きます。

《乗車》(採点されます)

・車の後ろを通り、車の前方死角部分を見る。

・ドアを開ける前に後ろを見る。

・後ろから車が来ていなければ、ドアを開け、素速く乗り込む。

・シートを合わせる。

・シートベルトをする。

・ルームミラーを合わせる。

・ドアミラーを確認する。(合っていなければ調節)

・サイドブレーキが引いてあるか確認。

・ギアをニュートラルに。(ATの場合はPになっているか)

・クラッチとブレーキ(ATの場合はブレーキ)を踏む。

・エンジン始動。

《慣らし走行》(慣らし走行はどんなミスをしても一切減点されません。車のクセを掴むようにしましょう)

・右にウインカーを出す。

・左後ろから右後ろまで周りをぐるっと確認。

・車が来なければ落ち着いて発進。

・慣らし走行(おおむね100m)

《本走行》(ここからがすべて採点されます。)

・右にウインカーを出す。

・左後ろから右後ろまで周りをぐるっと確認。

・車が来なければ落ち着いて発進。

《進路変更》

・確認をしっかり。(ルームミラー、合図、ドアミラー、目視)

・駐車車両、障害物あった場合はなるべく早くみつけてよける。項目4参照。

《右左折》

項目6参照。

・右左折の際には離れすぎないように(右折中央線から50cm以内。左折道路の端から1m以内)歩道に乗り上げたりしないように。

・右折時はちゃんと中心まで出るように。一般車と同じような曲がり方をしないように。

・しっかりと徐行(10km/h以下。)

・左折時は巻き込み確認。

《坂道発進》

・サイドブレーキは使っても使わなくてもいいです。(自分のやりやすいように)

《踏切》

・停止線で止まって右、左、窓を開けて音を聞く。車に乗ったら踏切で窓忘れるとイヤなのでとりあえず窓を少し開けておく事)

・踏切上では変速をしない(MTのみ)

・中央寄りを一気に(まぁ普通に)通過。

《一時停止場所》

・止まって0km/hにする。

・一瞬止まっただけではダメ!止まって左右確認する事。確認すれば2〜3秒は停止するはず。

《歩行者保護》

・信号機のない横断歩道に渡りたい人がいたら必ず止まる。詳細は項目7

・渡りたいオーラをしっかりと見抜く事。

《見通しの悪い交差点》

・徐行する。

・体を前のめりにして、車が来ないかどうか確実に確認。(車が来たら停止!)

・状況がよければ発進(いつまでものろのろしない)

《停車場所(S地点、G地点》

・幅0.75m以下の路側帯は入らない。

・幅0.75m以上ある路側帯の場合は路側帯に一部車体を入れ、0.75m以上開けて止まる。(ただし、路側帯に入る前に一時停止を忘れない事!←一発不合格になります。

・歩道がある場合は歩道まで寄せる。

・歩道も路側帯も無い場合は道路の左端まで寄せる。

《降車》

・ウインカーを消す。

・サイドブレーキを引く。

・ギアをバックにする。(ATの場合はPに)

・エンジンを切る。

・クラッチを離す。(ATはやらない)

・ブレーキを離す。

・シートを下げる。

・シートベルトを外す。

・後ろを見る。

・車いなければドアを10cm程開ける。

・空いた10cmからもう一度後ろを確認。

・車がいなければ素速く降りる。

・ドアを手で優しくしめる。

・車の後ろを通って帰る。

 

次に減点項目・・・

100点減点(検定中止項目)

・歩行者保護(歩行者が渡りたいと思っていたのに譲らなかった)

・信号無視(黄色、赤)

・一時不停止

・脱輪大(歩道に乗り上げた)

・接触大(電柱とかにぶつけた→ぶつける前に補助ハンドルかブレーキ踏まれますが)

・逆行大(坂等で1m以上下がる)

・通過不能(方向変換、縦列で、4回幅寄せ、やり直しをした場合)

・進行妨害(優先車にブレーキを踏ませたり危険だと感じさせた場合)

・右側通行(反対車線に意味もなくはみ出した場合)

・踏切不停止

・検定員補助(補助ブレーキ、補助ハンドルを受けた時)

等々・・・特に危ないもの。

20点減点(ほぼ不合格が決定的になってしまいます・・・)

・路側帯進入(路側帯に入った場合)

・脱輪中、接触中(S・クランクで脱輪、接触してもすぐに止まり、バックして戻ってから無事通過した場合)

・ふらつき大(右左折後など、車がふらついた場合)

・徐行違反(徐行場所、右左折などで早すぎた場合)

・逆行中(50cmくらい下がった場合)

等々・・・やってはほしくないもの。

10点減点

・不確認(右左折、乗車、降車などで確認をしなかった場合)

・逆行小(2〜30cm下がった場合)

・ふらつき小(少しふらついた場合)

・優先判断不良(優先車に対してちょっと微妙だった時)

・課題速度を出せなかった時。

・急ハンドル(乗ってる人が揺さぶられたくらい)

5点減点

・ルームミラー合わせない

・措置(サイドブレーキ下げ忘れ等。)

・駐車措置(駐車の手順)

・エンジンブレーキ(坂の下りでクラッチ踏みっぱなし)

・幅寄せ不十分(右左折時にちゃんと寄らない)

・方向指示器不良(ウインカー出し忘れ)

・ハンドル(変な回し方する場合。逆手ハンドル等)

特別減点(1回目は減点されず、2回目から減点される)

・発進手間取り(明らかに行けたのに行かない。信号青でもなかなか発進しない)

・エンスト

・ノッキング

・ブレーキ不円滑

・加速不良(あまりにも遅い場合)

 

こうやって見ていくと、案外救済措置があります。ぶつかっても脱輪しても戻ればまだ首の皮つながるんですね。あきらめてはいけません。

採点するのは人間。ちゃんと、乗ったら「お願いします」降りる前に「ありがとうございました」は言いましょう。

《コースミスについて》

緊張してると、コースを間違えてしまう事があります。コースは検定員がちゃんと指示してくれるのですが、基本的に番号での指示になると思います。番号をある程度覚えておかないとわからなくなります。しかし、番号を覚えるのが課題ではないので、どこかわからなければ、しっかりと「わかりません」と言う事。なんでも「ハイ」って答えてしまうと、検定員はそれで道がわかったと思ってしまいます。わからないと言えば、ちゃんとコース図見せたりして、教えてくれます。

コースを間違えた場合、減点は一切ありません。検定員の指示通り、元の道順に戻ってください。しかし元の道に戻っている道中もしっかりと採点されています。コース間違いしなかった人よりもたくさん走るし、余分に右左折をする訳ですから不利になる事は間違いありません。大体の人がコースミスをするとパニックになり、ミスをして不合格になる事が多いです。集中すれば、道は覚えられるはず。頑張って覚えましょう。覚えておいた方が絶対にミスは少なくなります。

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