進路変更

〜目標〜

 交通の状況を的確に読み取り、タイミングよく進路変更ができる。

場内での進路変更の時は、確認と合図、そして目視、その後進路変更と書きました。そして、場内はまわりに車がいてもいなくてもとにかく進路変更しちゃいましょう!で済みます。(譲ってくれるので)・・・しかし、路上はそうもいきません。

進路変更ってすごく難しくて、免許を持っている人でも苦手な人は多いものです。

進路変更は、路上だと、駐車している車を避ける時、右左折をする時に進路を右、左に寄せる時、車線を変更する時なんかに行います。

で、左折の時はさほど怖い事は無いので、確認さえしてくれれば(確認の仕方は1段階項目12を参照)問題ありません。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ですね。

問題なのは2車線以上ある道路で(車両通行帯のある道路と言います)右折で、右車線に移動する時、(←ようは車線変更)駐車している車を避ける為右に避けて行く時です。

《ポイント》

@ルームミラーを見る。

A周りの状況に関係なく合図を出す。

Bドアミラーを見る。

C状況がよければ

D目視

E進路変更

※それでは解説行きます。

@とりあえず見てください。教習生の場合、どうしても周りの車よりも遅い事が多いので、後ろの車が自分の事を追い越そうと車線変更してくる場合があります。そんな時は注意をします。でも車線変更を中止する訳にはいかないので、

Aとにかく合図を出します。合図を出す事によって、周りに自分が車線を変えたいと言う事をアピールします。そうすると周りの車が譲ってくれたり、譲ってくれなかったりと行動を起こします。

Bドアミラーを見る時には既に合図は出ています。ドアミラーを見た時に、後ろにいる車の見え具合をチェックして、その車が近づいてくるようだったら(だんだん見え方が大きくなってくる)その車をやり過ごします(合図は出しっぱなしで構いません)。

Cこの判断がとっても難しいです。ですが、今アナタが乗っている車は教習所のペイントがなされている教習車、仮免許練習中のプレート、隣には道路交通法のプロの指導員が乗っています。間違った判断をすれば指導員が助けてくれます。教習車、仮免許練習中の車が、進路変更してくれば間違いなく、周りの車は気をつけてくれます。良い意味で自信を持って進路変更してみましょう。多少邪魔したって、後ろの車、よけてくれますよ。大事なのは自信と、いい意味での図々しさ。これ重要です。

D後ろは振り向かなくて良いです。ミラーに映っていますので。目視は横かそれよりもちょこっとだけ後ろ側でいいです。

E自信を持って図々しく行きましょう!

《進路変更のポイント》

 後ろの車が譲ってくれた場合、なるべく早めに進路変更開始しましょう。あまりにも迷っていると、痺れを切らして加速して譲ってくれなくなります。一般的な運転者は待ってくれて3秒と言った所でしょう。瞬時の判断、図々しさが必要不可欠です。

 

 後ろの車が譲ってくれなかった場合加速してきます。イヤな人ですが、譲ってくれなかった車は加速してくる為、その後ろが空きます。そのスペースに飛び込むと良いでしょう。大体これでなんとかなります。

 でもたまに後ろから来る車がイヤな人連続の時があります。みんなして加速してくるんですね。そんな時は、ちょこっとだけ幅寄せ(右側に寄って行く)してみましょう。そうすると、後ろの人は譲りたくないって事は確実にアナタの行動(進路変更したい!)には気がついています。その譲りたくない車が寄ってきたら・・・どうするでしょう?普通に考えたら譲ります。だって、譲りたくないからって加速してもし事故が起きたら、後ろの車が不利になるからです。ルール上は基本的に進路変更の合図を出している車がいたら譲ってあげなければいけないから。それに、教習車だし、指導員乗ってるし。事故したら確実に譲らなかった車が悪くなります。それに誰だってわかってて事故なんか起こしません。

 どーしても状況が悪かったら、後ろの車には気がついてないフリをして、仮免許練習中だからみんな危ないよ〜、見てないからみんなよけてよ〜〜〜と言う雰囲気をかもし出しながら寄っていってみてください。そうすると後ろの車の加速が止まり、譲ってくれます。どーせ、後ろの車の人、もう一生会わないんだから関係ないですっ!これで大丈夫です。私もいまだよく使います。でもありがと〜〜!って気持ちは忘れずに・・・。

 

 多車線の(2車線以上の)道路で、指導員に「右折」と言われたら即座に「進路変更!」って思うようになってください。検定で、「右折するので車線を変更してください。」なんて指示は絶対にしません。(もしされたら検定不合格決定後です)なぜ指示しないかと言うと、右折する為には進路変更をしなければならないと言う事が理解できているかと言うのも検定の内容だからです。多車線道路で右折する時に進路変更しなきゃならないって思いつかない人には免許を与えないと言う事です。

 では指導員の指示の出し方、今度よく聞いてみてください。右折時って「3つ先の信号機右だよ〜」ってな具合にかなり手前から言われませんか?これって車線変更をさせる為の時間を考えての事なんです。右折したい時の進路変更はかなり早めで構いません。どれくらいかって言われると、数字では表しにくいですが、信号2〜3個手前・・・距離は1〜200m手前・・・うーん。なんとも言えませんけど、こんな感じです。距離なんてもっと長くたって問題ない事だってよくあります。教習の時に、よく質問しておくと良いでしょう。

 

最後に、進路変更は早めに行う事。早めに行う為には・・・

 遠くを見て運転する事、これ一番大事。そうして、なるべく早く、駐車車両などの、進路変更しなきゃいけない場合の状況をまず知る事。

 駐車車両がいた場合はなにはともあれ、悩む前に進路変更しなきゃいけないって事を考えつく事!そして、どーしようなんて悩んでいる暇があったらさっさと合図を出す事!びびってブレーキをかけてしまう人がほとんどだけど、ブレーキ以前に合図でも構わない。あとは上に記述した通り。良い意味で図々しく。

もう一つ。

 前の車の動きに注目しましょう。できれば前の前の車、もっとできればさらにその前の車。駐車車両や工事で車線変更しなければならない時って前の車も当然進路変更します。前の車がウインカー出したり、右に寄っていくそぶりを見せた時は、その前の方で進路変更しなければならない状況な場合が多いです。

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