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名演2007年3月例会 幹の会+リリック公演
作/W.シェイクスピア 訳/小田島雄志 演出/平幹二朗
若さあふれるイアーゴー、
その情熱を象徴するフラメンコの響き
平版『オセロー』は見どころがいっぱい3月14日(水)6時30分
15日(木)1時30分
名古屋市民会館中ホール
地図
3月16日(金)6時30分
愛知県勤労会館 地図あらすじ
キャスト・スタッフ
配役
関連サイトリンク
『オセロー』の面白さ会費 月額一般 2600円 22歳以下 2000円
高校生以下 1300円
入会金 一般 2900円 22歳以下 2300円
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。 くわしい名演の入会方法はこちら日程申込フォームはこちら(会員専用) 夜のヴェニス。ムーア人の将軍オセローは、父の目を盗んでやってきた元老院議員の娘デズデモーナを妻に迎え入れる。身分も肌の色も、あらゆる障害を乗り越えて結ばれた二人。父ブラバンショーの祝福こそ得られなかったものの、オセローとデズデモーナの愛は揺るぎなく、幸福な一組の夫婦が誕生したと思われたのだが。
同じ夜の暗闇の中で、オセローの旗手イアーゴーは副官の地位をキャシオーに奪われたことに不満を募らせていた。デズデモーナに横恋慕するヴェニスの紳士ロダリーゴーを狡猾に操り、策略を巡らせる。
折しもヴェニス公爵の元へ、領海の島が敵艦隊襲来の危機にさらされているとの報せが入った。オセローはヴェニス軍を指揮し、上陸を果たす。勝利に湧き上がるオセローとデズデモーナの結婚を祝う夜会の後、忠実なイアーゴーが動き出す。緑色の目をした怪物??嫉妬がその心に注がれた時、「愚かにではあるがあまりにも深く愛した男」オセローは??。
『オセロー』はシェイクスピアの四大悲劇の中で最も完成度が高いと言われている作品です。亡霊や魔女を登場させることなく、嫉妬や猜疑心といった人間感情の弱さから生まれる悲劇を描いた現代にも通じる物語。
オセローを演じる平幹二朗は1973年(ジョン・デヴィッド演出)、1995年(栗山民也演出)に続く三回目の挑戦、今回は自ら演出にもあたります。「シェイクスピア作品、特に四大悲劇は多面的に人物が描かれているので、いろいろな面を掘り下げることが要求される。再演を重ねながら、その人物を掘り起こしたい」と語る平幹二朗。オセロー役のみならず、演出家として登場人物ひとりひとりをどう創り上げていくか、注目が集まります。
貞淑な妻デズデモーナには実力派女優、三田和代。透明感のある演技はまさに絶妙のキャスティングと言えるでしょう。忠実そのものに見える若者の裏面に巣喰うゆがみと悪意の表現を要求されるイアーゴーには、平岳大が挑戦します。そして多彩で充実した演技陣が舞台に活気を加えます。
ムーア人オセローを破滅へと導くスペイン名の男イアーゴー。かつて「動機なき動機」と評されたその行動は、激しく踏み鳴らされるフラメンコの足拍子から幕が開いてゆきます。平幹二朗演出の『オセロー』にご期待下さい。
オセロー(ヴェニス公国に仕えるムーア人)
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イアーゴー(オセローの旗手)
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デズデモーナ(オセローの妻)
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ロダリーゴー(ヴェニスの紳士)
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キャシオー(オセローの副官)
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ヴェニスの公爵・兵士・コロス
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モンターノー(オセローの前任者)・コロス
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兵士・コロス
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女
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女
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宮原 美文
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兵士・コロス
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エミリア(イアーゴーの妻)
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ロドビーゴー(ブラバンショーの親族)
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ビアンカ(娼婦)
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ブラバンショー(元老院議員・デズデモーナの父)
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グレーシアーノー(ブラバンショーの弟)
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<スタッフ>
関連サイト
リリックウェブサイト http://lyric-aki.com/
シェイクスピアの森 http://www.sol.dti.ne.jp/~takeshu/
オセロー『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/オセロ_(文学)デジタル書店グーテンベルク21『オセロー』
http://www.gutenberg21.co.jp/othello.htm
最終更新日 2007/02/16