３日目　　
「マニャガハ島」　　

朝６時半に起きる。
ほっくんが隣の部屋の住人を起こすために部屋の外へでる。
少し気になったので一緒に外へ出ると、背後でガチャンとドアが閉まった。
しまったぁ～
鍵を忘れていた。ふたりとも・・・。
仕方ないのでほっくんを連れてフロントへ。
ホテルのスタッフがマスタキーを持って来てくれる
鍵を開けてもらうのでチップがいるなぁと思い、ほっくんを先に走らせ
隣の部屋のおとうさんに１＄もらってくるように頼む。
その姿を見ていたのだろう
ドアが無事開いて、チップを渡すと
「ココオープン？イッショ？」と真ん中の扉を指さす。
それまで防火扉だと思っていた戸は両方の部屋が行き来できるための戸だったのだ。
「オープン？オッケー？」と聴かれるので
「オッケー」と答える。
どこまで通じたのか判らなかったけど、とにかく開けられることがわかった。
あとでフロントに頼もう。
と思って準備をしていたら、別の人がやってきて鍵を開けてくれた。

災い転じて福となすとはまさにこのことだぁと感激。

これで行き来が楽になった（ふたつの部屋に通路ができた。ちょうど鏡を真ん中においたような部屋のつくりだ。）
万が一キーを忘れてもなんとかなる。

いきなりトラブッったけど、結果オーライで
マニャガハ島へ。
朝の８時１５分にホテルを出発。

雨がぱらついていた。今日の天気が心配。
小さな工場の先にある乗り場から船に乗り込む。ビーチで使うゴザを購入（３＄）。
雨が降り続いている。船の周りにビニルを下ろし雨をよける。
島に１５分で到着。
雨があがる。
すぐにこどもたちのシュノーケルセットをレンタル。
ブイの手前でシュノーケリングの練習をする。
熱帯魚が時々現れるらしい。
ブイの近くでも足が着くので安心。

１１時前、日本語のアナウンスが流れる。
「大きなスコールがきます。雨と風が強くなるので避難してください」
店でシュノーケリングツアーの申し込みをしていた私には聞こえず、暢気に浜に戻る。
たくさんの人が浜から大あわてであがってくるのが異様に目に映る。
おとうさんがいっぱい荷物を持って
「こどもたちがあがってこん」と言う。
泳いでいるのでアナウンスが届かなかったらしい。
見に行くが、いっこうにあがってくる気配がない。
近くに来たときに呼びかけるとやっと気づいて二人ともあがってくる。
レストランの屋根の下に避難し、ついでに軽食をとる。

雨風が多少強くなってきたけど、たいしたことはない。
そのうち雨があがり、日が差してきた。
人も浜に戻り始めた。
スコールは通り過ぎたらしい。

シュノーケリングツアーは１２時出発。
それまで少し泳ぐといってシュノーケルをつけて海の中へ。
ところが集合時間が近づいてもいっこうにあがってこようとしないふたり。
あせって見渡すけれども見つからない。
このままではボートに乗り遅れてしまうじゃない。
イライラしながら見渡しているとようやくひとり発見。
急いで海からあがらせる。
こうくんはほっくんが見えなくなったので（作戦成功！）と
自らあがってくる。
ギリギリセーフ。
そこで正確なシュノーケルの使い方を習得しボートでいざ出発。（桟橋で見送る）

珊瑚のリーフより手前で海をのぞく。
熱帯魚がいっぱい、ほっくんはエサと間違われてつつかれたとか。
１時間後、満足気な表情で戻ってくる。
ほっくんは疲れて日陰で少し横になったけど、こうくんはもう一泳ぎするといって海へ入っていく。

１５時おそい昼食をとって帰りの船に乗り込む。
ホテルへ戻って、少し休憩。
ほっくんがテニスをしたいと言い出す（元気だぁ）。
お金がかかるからと反対するおとうさん。ふて寝するほっくん。
それでもテニスがしたいというこうくんと一緒にホテルフロントへ。
一階のスポーツデスクを捜す。コートは１時間まで無料。
ラケットとボールを借りて（２３＄）夕暮れまでテニスをする。
ほっくん、初めてのわりに結構上手。

今日の夕食はどこにしようと悩む。ラッケトをレンタルするときに「ソルト＆ペッパーに行きたいんだけど」と場所を尋ねると、「行こうと思わないほうがいい」と。
以前はとてもにぎやかでたくさんのお店があったのだという。
でも最近はほとんどの店が撤退して寂しくなっていると。
「がっかりちちゃう」と。

（これがラフェスタ　大きな建物だけどほとんどのお店が撤退したあと。）

まぁ、そういうことなら行ってみてもいいか。知らずに行くとがっかりだけど、知ってていくんだから。
ライトアップされた大きな庭を通り、道路の反対側のラ・フェスタへ行く。
想像していたよりかはきれい。コンビニとショップが２軒。中華料理店と、多国籍料理店が２件。
たしかにその施設の大きさからするとかなり少ない店数だ。
中庭に猫がたくさんいた。やせている。声をかけても鳴かない。近づくと逃げていった。我が家の猫ちゃんは化け猫みたいに大きい。

２階の多国籍料理の店に入り、チャモロ料理のコースを注文した。前菜がとてもスパイシーで子どもには少しきつかったみたい。でもおいしい。次にサラダ。ドレッシングがおいしくてすぐに食べられた。そしてメイン料理。お魚はココナツとスパイスが効いていて美味。お肉も美味。ココナツジュースがまるごと出てきた。あんまり味がないけど、これが南国の味かも。デザートは日本のあったかいちまきのようなものとココナツアイス。ちまきもココナツの風味で、ココナツづくしのお料理。やっと異国にやってきた！感じのお料理に満足。ひとり２５＄。

あと一日、明日はヒストリカルツアー。