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<チェジュドのミョンヒョン>
ジュンウォンはミョンヒョンの身元確認をする。
画面に映ったのは少し雰囲気の違う彼女。しかしチェジュのハルラ療養院に入院中。
急いでチェジュに飛ぶジュンウォン。

入院中のミョンヒョンは、もう1人のミョンヒョン役キム・ユンジン氏が演じてますが、数日断食をして撮影されたそうです。
化粧も違うし、初めは全然わからなかった...。
「お姉さん」と呼んでますが血のつながりはありません。仲の良い年上の女性に対して親しみを込めて「オンニ(=お姉さん)」と呼ぶそうです。


<アクアショップ銃撃>
ジャンギルはOP内に置かれている水槽の金魚の腹から水中盗聴器SU-300を発見。
以前にしかけた盗聴器でミョンヒョンの正体を知ってしまう...。

死に際に相棒に盗聴器を仕掛けたことを謝るなんて、ジャンギルはイイ奴だ!
前に相棒を犠牲にしてでもイ・バンヒを追うと言ったジュンウォンも、結局そうしなかったし。
いいコンビだったんだな。


<変電室占拠@チャムシルスタジアム>
南北統一に向けてサッカー親善試合が行われる日、スタジアムに姿を現した第八特殊部隊員達。
男性隊員は警護になりすまし変電室を占拠、バンヒはスタジアムのスタンドに座ってその時を待つ。
ジュンウォンはスタジアムが危険なことに気づき、駆けつける。

前に女子トイレに仕込んで置いた銃を組み立てるシーンはかっこいいー。
この銃は「ニキータ」でホテルの浴室に隠された銃の部品を組み立てて、窓から狙撃したシーンで使われていたのと同じものです。

変電室に乗り込んだジュンウォン。しかし第八特殊部隊に捕らえられてしまう。
彼らの本当の目的を知り止めるように説得するが無駄だった。

ムヨン隊長の北の惨状を訴えるシーンは胸に来ます...(ここは必ず彼の声で観ます)。
口角に泡を飛ばし怒鳴るが、ふと我に返りジュンウォンに言っても仕方なかったなといった感じで、声のトーンが低くなる...上手すぎミンシク氏。
「ハンバーガーにチーズ、コーラで育ったお前らにはわかるまい...。」
私もその1人か...。

ジュンウォンは隙を見て銃を奪いムヨンに突きつけるが、他の隊員達に銃を向けられ取り囲まれる。
ムヨンは動ずることなく命令する。
「2人が死ねば済むことだ。撃て!パク・ヨンサン!」

仲間ですら殺し合うような過酷な訓練を受けてきたパク・ヨンサンなのに、隊長の命令に動揺してしまい撃てない...。
敵でも極悪非道に描いてないところが好きですね...。


<変電室での銃撃戦>
ライトに気づいたコネ入社=オ・ソンシクがOP隊員と共に変電室に駆けつける。
銃撃戦の中、ムヨンとジュンウォンはライトのスイッチをめぐって格闘するが...。

途中で曲調が変わった頃から銃撃戦の形勢が決まってきます。
ノベライズではムヨンはバンヒに対する気持ちをジュンウォンにぶつけます。
「お前はイ・ミョンヒョンしか愛せなかったが、俺はイ・バンヒもイ・ミョンヒョンも2人とも愛していた。」
ただのアクション映画じゃないのよーーー。
最後にはムヨンはオ・ソンシクに撃たれて死にますが、最後の表情は決して諦めていない顔ですよね。
改心したのではという解釈もありましたが、部隊長がそんなに簡単に信念を変えるとは思えないので。
まぁ、これは観る人によって違っていいと思いますけど。


<大統領狙撃>
ライトが消えるのを見て、CTXの作戦が失敗したことを知ったバンヒは、バーバリーコートに隠した銃を取り出し大統領を狙う。
その直前ジュンウォンの指示を受けたSPが大統領を取り囲み、スタンドでの狙撃に失敗。
バンヒは退出する大統領を追いかけ、スタジアムの通路を駆け抜ける。

OPに撃たれても走るバンヒ。
もう行かなくてもいい、行ったらダメだよと心の中で叫んでしまうほど、彼女の姿が悲しすぎて仕方がないです。
...そしてジュンウォンとの対決。
防弾ガラスなので撃っても無駄なのに、彼女が銃口を大統領の車に向きを変えたのはなぜ?
恋人の手で死にたかったから。
狙撃手としての任務を最後まで放棄したくなかったから。
正解はなんでしょうね。両方かな。
ジュンウォンをずっと見つめながら崩れ落ちていく...その眼が悲しすぎます。
決して彼を恨むようでもなく、ただまっすぐ見つめて...。
ジュンウォンも彼女に銃を向けながらどんな気持ちだったんでしょう。
騙され、相棒を殺され、でも愛していた女性。
この時はまだ憎む気持ちが強かったのかな...撃った後そのまま去って行ったものね。
それにしてもハン・ソッキュ氏もキム・ユンジン氏も上手すぎ...。


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