7. 旅 行 ア ル バ ム (6)


「玉原(たんばら)高原」にブナ林を歩く

玉原高原から老神温泉「湯元 華亭」へ

旅行日 1999年7月18日

「関東随一のブナ林」
・・・玉原(たんばら)高原のブナ林はその規模から関東随一と言われている。
筆者がブナ林に魅せられるようになったのは、4年ほど前に秋田の乳頭温線
郷に旅したときのことである。紅葉が終わりかけていたそのとき、黒湯から県
道に向かう途中のブナの林がうす黄色か金色の大きな幌をかぶったように見え、
下草もほとんどなくて、去年の落ち葉の下には、その前の年の落ち葉が埋もれ
ていて落ち葉が柔らかい絨毯となって、なんとも気持ちのよい林だったのである。
乳頭温線郷のブナは、総じて細くもなく太くもないというものであった。
今回の玉原高原のブナ林は、これとは少し違った様相を見せていた。
太い木が多く、地面は一面の笹に覆われ、歩く小道だけが黒い土が出ている
のである。ブナの木の中は耳を当てると水が流れる音がするというが、玉原高
原でためしてみたが、耳鳴りか水の音かよく分らなかった。しかし、ほかの観
光客は大半の人が水の音が聞こえると納得していた。私だけが鈍いのかも?
ブナはその根元に沢山の水を貯え、人々の貴重な水の水源の役を担っている。
そんなブナ林だけに、これぞという太いブナの木に抱きついてロマンチックな
気分で聞くならば、その人にはピュアな水の音が聞こえるのかも知れない!




◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


◆ 玉原高原(玉原湿原・ブナ林) 【交通】電車 +バス JR南浦和 〜 浦和 /高崎線乗換え 〜 高崎/上越線乗換 え 〜 沼田駅着「玉原高原行き」バス50分 〜 バス停・「玉 原高原」で下車 【注】玉原高原の探索コースは沢山あり、徒歩1時間〜5時間 と子供から大人まで、自分の体力に合せてウォーキングが 楽しめる。 ・・・・今回は、センターハウス 〜 太いブナ 〜 ブナ地 蔵 〜 長沢(三角点)/折り返し 〜 ブナ平 〜 玉原湿原 〜 湿原入口 〜 ブナの湧き水 〜 センタ ーハウス ・・・と歩いた。 = 約1時間30分の道のりであった。初心者コース。 【交通】マイカー 関越自動車道「所沢インター」 〜 125キロ・90分 〜 沼田インター 〜 県道・市道 〜 19キロ・30分 〜 「玉原高原」着 ◆ 「たんばら ラベンダーパーク」 ※ 住所 群馬県沼田市玉原高原 ※ 電話 0278−23−9311 ※ 利用時間 《調査中》 ※ 入園料 大人 500円 ◆ 老神温泉 【交通】電車 +バス JR南浦和 〜 浦和 /高崎線乗換え 〜 高崎/上越線乗換 え 〜 沼田駅着(関越バスに乗換え) → 「老神温泉行き」バ ス50分 → 老神温泉 → 徒歩5分(又は「老神入口」下車、 徒歩20分)。 片品川を「内楽橋」(赤い鉄製)を渡る → 右手に「湯元華 亭」の看板 →到着 【交通】マイカー 関越自動車道「所沢インター」 〜 125キロ・90分 〜 沼田インター 〜 県道・市道 〜 16キロ・30分 〜 「老神温泉」・「湯元 華亭」着 ◆ 「湯元 華亭」 ※ 住所 群馬県利根村大字大楊 1519−4 ※ 電話 0278−56−4126 ※ 利用時間 10時 〜 19時 ※ 日帰り入浴 大人 1000円 ※ 定休日 第2月曜日(12月〜3月は第2・第3月曜日) ※ 施設 内湯(男女別)、露天風呂(男女別に各2個) 【注】日によって、男女が交替。打たせ湯・寝湯が ある方(滝の湯)と、それらはないが露天風呂 が大きい方(谷の湯)の別がある。





◆ 玉原高原「ブナ林」

「玉原湿原とブナ林」
・・・群馬県の武尊山の南西、標高1250m 〜 1550mの高さに
広がる玉原高原は、小尾瀬といわれる玉原湿原があり、関東地方
随一といわれるブナ林のある。別の説では、玉原高原は、首都圏に
唯一残されたブナの自然林とも言われている。どの説に依っても、
玉原高原は、豊かな自然によって育くまれた素晴らしい環境である。

玉原湿原を中心に5つのハイキングコースがあり、ミズバショウや
高山植物を眺めながら散策できる。ラベンダー園では、7月から8
月上旬にかけて3万株のラベンダーが一面に花を咲かせ、いい香り
に包まれる。ただし、ラベンダーは写真で見るのが一番奇麗なよう
だ(意外と背丈が低く、株植えもまばらなため、遠近感の薄れる写
真で見る方が、見る人のイメージが広がり易い = 著者の実感)。



「無難地蔵(ブナ地蔵)」
・・・ブナ林の中の小道に、ぶなの根株のお地蔵さんがいる。



「長沢(三角点)」
・・・ブナ林の辺りでは、この三角点が最も高い(1302.5m)。



「ブナの湧き水」
・・・自然環境センターの近くに、「ブナの湧き水」がある。
冷たくて美味しい水は、ハイキングコースを歩く人の喉を潤す。



「たんばら ラベンダーパーク」
・・・ラベンダーパークへの入場料は一人500円だった。



「3万株のラベンダー」
・・・ラベンダーは写真で見るのが一番奇麗なようだ。










◆ 老神温泉 「湯元華亭」

「湯元華亭」
・・・「湯元華亭」は、片貝川の渓谷沿いの風情のある温泉である。
渓谷の自然の地形を生かした庭園風の露天風呂をはじめ、8つの
風呂が男女入れ替わりで楽しめる。温泉と一緒に森林浴もできる。
打たせ湯、寝湯、気泡湯も、総て天然の温泉を使用している。
珍しい「足湯」は足だけの混浴。これなら女性も恥ずかしくない!




「湯元華亭 露天風呂(滝の湯)」
・・・この日は、男性側が、この露天風呂だった。打たせ湯、寝湯もある。




「湯元華亭 露天風呂(滝の湯)」
・・・男女とも露天風呂が二つずつある。「滝の湯」は、手前のバラの花の
露天風呂と、向こう側にも「寝湯」が露天風呂になっているものがある。




「湯元華亭」の打たせ湯(滝の湯)
・・・「湯元華亭」の打たせ湯は、日によって男女交代制である。
豪快な二筋の打たせ湯は、打たれていて実に気持ちがいい!




「湯元華亭」のめずらしい足湯
・・・「足湯」は足だけの混浴。これなら女性も恥ずかしくない!
背中合せは、見ず知らずの女性です(念の為!)。






「湯元華亭」の雪見の露天風呂(谷の湯)
・・・今回の「打たせ湯」のある方とは別の日に入れる露天風呂。
気泡風呂になっていて、片貝川の渓谷沿いで風情がある。
−−(写真は、1999年1月2日撮影)−−

「湯元華亭の雪見の露天風呂」詳細はこちら!








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