7. 旅 行 ア ル バ ム (28)

「雪割草」と「カタクリ」の花が一緒に咲く山


「雪割草=ミスミソウ(キンポウゲ科) 」
角田山は、最近「雪割草」と「カタクリ」の花が一緒に咲く山として、新潟県内
はもとより全国から花の山愛好者が3月下旬から4月上旬に集中的に訪れ
るという。年間の登山客は少し前のデータで18万人というから、平成18年は
20万人にもなるのではないだろうか? ちなみに、「雪割草」は、地方により
別の花を「雪割草」と呼んでいるらしい。サクラソウ科の雪割草というのも正式
にある。早春、雪解けを待って地表に顔を出す花達は、その地方で各自「ユキ
ワリソウ」と呼ばれて親しまれている。角田山の「雪割草」は学術的にいうと「ミ
スミソウ」である! ものの本によれば、サクラソウ科、キンポウゲ科、ユリ科
など7科、10種もの「ユキワリソウ」の仲間があるという。驚くことに、長野県の
下水内地方では、「ショウジョウバカマ」のことを「ユキワリソウ」と呼ぶという。
それはとも角、角田山の地元新潟県では、「ミスミソウ」が「雪割草」なのである!
ミスミソウ 雪割草とは 同じ花
◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆
◆【交通・往復】マイカー
◆往路【1日目】は、「南浦和駅」〜「浦浜海水浴場駐車場」
【注】2日目の早朝登山を目指すため、「浦浜海水浴場駐車場」で車中泊とした。
◆往路【第1日=旅行日】2006.4.7・・・【ドライブ】
南浦和駅発2100 → 外環・戸田西IC2105 → 関越・上里SA2210
→ (途中、越後川口SAで休憩 8日0005/0020)→ 巻・潟東IC0052
1000 →「セブンイレブン潟東店」0055/1005 → 「浦浜海水浴場
駐車場」着0125 【車中泊】
【浦浜海水浴場駐車場は、深夜のため看板を見落とした!巻・潟東ICか
ら車で15分〜20分の所に進行方向右側に看板あり。海辺の道から
ちょっと右に入る感じで、海水浴場の駐車場にしては、海の脇の砂浜
にあるイメージではない。夜は看板が頼りだが、見落とした!】
※翌日、「五ヶ峠コース」登山口から登るのだが、登山口のトイレが
汚く水がない、ということから、「浦浜海水浴場駐車場」にて車中
泊とした(「浦浜海水浴場駐車場」はトイレが綺麗で水も出る)。
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◆角田山登山コースタイム
◆【第2日=登山日】2006.4.8
起床0600 →朝食0630 → 「五ヶ峠コース」登山口へ移動開始0700→「五ヶ峠コース」
登山口着0715/登山開始0730 →(雨の泥んこ道、写真撮影で時間はかなりかかった。
=標準タイム1時間30分) → 角田山頂上0930/(昼食1時間) →出発1030→ 下山1130
(「五ヶ峠コース」登山口)。
◆ヒソ山へ廻った。・・・地元の人しか知らないというヒソ山に「万代橋さん」に案
内していただいた。実は、そこは、角田山に負けず劣らずの「雪割草」と「カタク
リ」の花の群生地であった。盗掘防止、自然保護のため、ヒソ山の場所はホームペ
ージで案内しない約束を「万代橋さん」とした。
◆下山後 福寿温泉「じょんのび館」で日帰り入浴 1200〜1400(食事も)
◆栽培した「雪割草」の販売で有名な「花工房ほんま」を見学 1430〜1500
(他に弘法清水なる名水を見学したり・・・)
◆宿泊は、「緒立温泉」の「橋本屋」。到着は1600。
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◆復路【第3日=帰着日】
起床0600 →食事0730 →出発0900 →「湯之腰湯温泉」の建物だけ見て先へ → 「北方
文化博物館」を見学 → 「角田山の灯台コース」、「義経の「判官船隠し」を見学
→「角田浜海水浴場」着1420
◆「角田浜海水浴場」発1430 → 巻・潟東IC1450 →(途中、越後川口SAで休憩1545
/1600)→ 大泉IC1830(渋滞あり) → 南浦和着1900
【角田山登山のアドバイス】
・花の時期:「雪割草」=3月中旬〜4月上旬(雪の多い年は10日くらい遅れる)
「カタクリ」=3月下旬〜4月下旬(雪の多い年は10日くらい遅れる)
・雪解け水で晴れていても泥んこ道になるので、登山靴の他、スパッツ(泥よけ)が
必需品。
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【角田山の見所】
△角田山 標高481.7mm
「角田山」は新・花の百名山(田中澄江著)になって
いる。春から秋まで、実に多くの里山の草花や高山
植が咲乱れ、新潟県の山々の高山植物のほとんどが
角田山一山で観察出来るのだと言われている!

【写真】「五ヶ峠コース」の花々
△花
「雪割草」、「カタクリ」、「イチリンソウ」等の山
野草、高山植物が低山の割りに豊富にある。
△沢山の登山道が整備
角田山の登山道は公式コースが7ルートあり、このほ
かに複数のルートがある。登り易い「五ヶ峠コース」
は雪解けの花の時期に一番のお薦めコースである。又
景観という点では、「灯台コース」の帰路は日本海に
突き進むような貴重な景観が楽しめるという。
【角田山のガイドブック】

「るるぶ版・花の百名山で全国区入りの山!」
「角田山」は田中澄江の「新・花の百名山」に掲載されて
いる。そして、写真を豊富に掲載して今本屋で手軽に買え
る「るるぶ版・花の百名山」にも堂々と掲載されている。
角田山の情報はこちら!= 「新潟市巻支所ホームページ」へ!
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◆温泉データ 福寿温泉「じょんのび館」
※ 住所 新潟県新潟市福井4067番地
※ 電話 0256−72−4126
※ 営業時間 10:00〜22:00(受付は20:30まで)
※ 休館日 第1、第3水曜日(祝日の日は翌日休み)
※ 施設 日帰り温泉施設
各男女=内湯(大浴場、ジャグー、寝湯、丸太風呂等)、露天風呂、
打たせ湯、サウナ、ミストサウナ
※ 入館料 大人 850円
※ 交通 ・巻駅から車で約15分 ・巻潟東インターから車で約25分
・・・路線バスあり(巻駅前⇔じょんのび館)
※ セールスポイント
・源氏の湯(和風、丸太風呂あり)と平家の湯(洋風、打たせ湯あ
り)が1日おきに男女交互に楽しめる。
・露天風呂が広々として木立の中にあり、大規模施設の割りに落ち
着いている。駐車場が満車でも、広間にいる人が多く露天風呂は
空いていることが多いという。
※ 公式ホームページ http://www1.ocn.ne.jp/~jonnobi/

【写真】「じょんのび館の玄関」
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◆温泉データ 緒立温泉「橋本屋旅館」
※ 住所 新潟市黒鳥5956
※ 電話 025−377−2306
※ 交通 新潟西インターから5分
※ セールスポイント
・角田山登山にお薦めの宿
・新潟西インターから5分、角田山へも40分〜50分と近い。
・東京方面からの登山の前か後にピッタリ!
・価格がリーズナブル 1泊2食 6825円と驚きの低価格。
・料理は、豪華ではないが、われら熟年には手ごろの量!
・沸かしではあるが温泉!
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§写真による「角田山」と「ヒソ山」の案内(新潟県)
◆ 「角田山遠景」

「稲島(とうじま)方面からの角田山」
「角田山」には、7つの公式登山コースがあり、この姿
は稲島(とうじま)コースの更に離れた場所からの写真。
角田山 晴れた姿の 美しさ

◆ 「角田山 春の花」

「角田山」の「雪割草」@
「角田山」の「雪割草」の花の時期はいつか。仕事の都合で4月8日に登る
ことを決めたが、どうも4月初旬には開花のピークを迎えそうな気配だった。
早暁や 雪割草の 角田山

「角田山」の「雪割草」A
「雪割草」のピークは例年は3月中旬〜4月上旬(雪の多い年は10日らく
い遅れる)らしいと判明したので、心配していたが今年2006年は雪が多か
ったから、ピークを4日ほど過ぎていたものの、まずまずの花であった。
雪解けて 雪割草の 角田山

「角田山」の「カタクリ」の花@
「角田山」の「カタクリ」の花の時期は3月下旬
〜4月下旬(雪の多い年は10日くらい遅れる)
カタクリも 雨に負けずに 角田山

「角田山」の「カタクリ」の花A
「カタクリ」の花の絨毯(じゅうたん)のような大群落があちこちにある。
角田山 カタクリの絨毯 何枚も

「角田山」の「カタクリ」の花B
晴れてきて花が開くと、可憐さを自慢するように花びらが反り返る。
薄日射す 角田岬と カタクリの花

「角田山」山頂
2006.4.8「新・花の百名山」の「角田山」に立つ!
頂上はガスが少し出ていた。かなり広くて平らであった。
頂上も 優しい姿の 角田山

「角田山」山頂の小屋
「角田山」山頂の小屋には名前がついている「健養亭」という。
春登山 暖を求めて 健養亭

◆ 「ヒソ山の花」

「コシノコバイモ」
2006.4.8「ヒソ山」にて。「コシノコバイモ」を初めて教わった!
忘れないように、デジカメの動画で撮影、音声を連呼して入れた。
ヒソ山や コシノコバイモ ひっそりと

「ネコノメソウ」
木の又の間にこの花があった。「ネコノメソウ」だと教わ
った! 帰宅して、「ネコノメグサ」だと思ってインターネッ
トで調べるも、あまり情報がないし、少し違うようだなと、し
かし、万代橋さんに問合わせたら「ネコノメソウ」だったのだ。
突然に ネコノメソウの 写真撮り

「イチリンソウ」
角田山とヒソ山に共通して見られる花の中で、「雪割
草」、「カタクリ」についで「イチリンソウ」」はよく見かける。
ヒソ山に イチリンソウの 花揺れる

「ショウジョウバカマ」
角田山とヒソ山に「ショウジョウバカマ」もかなりある。
ヒソ山や ショウジョウバカマも カタクリ色に

§写真による「北方文化博物館」の案内(新潟県)
◆ 「北方文化博物館」について
新潟県にはいくつか「豪農」の家がある。
伊藤邸、目黒邸、長谷川邸、・・・など。

その中でも越後随一の大地主だったのが「伊藤家」
である。

「伊藤家」の財産は今は財団に寄付され、博物館と
して保存されている。

博物館といっても、普通の博物館のイメージとは大違い、
敷地内に素晴らしい庭園や9個もの井戸、そして何と言
っても極めつけは珍しい三角形の茶室あった。
この博物館は、見るものが次々と驚きの連続である。
→ 『三角形の茶室』

右の写真の茶室は、三角形の茶室で、全体は、10畳の
ひし形の部屋と2つの三角形の部屋から成り立っていて、
ひし形と三角形の畳がほとんどである。
名付けて『三楽亭』という。

右の写真は『三楽亭』の間取り図。

他に立派な藤棚があったが(右の写真の右側)、これもここ
の名物で、この藤棚にあやかったレストランも隣接してい
るという。
今度は、ぜひ藤の花の綺麗な時期に行きたいものである。

【注】隣接するレストランの写真なし。
イタリアンレストラン「ウィステリア」(藤の花の
意味)のことである。
伊藤家の「藤」に因んで名づけられたのだという。
◆財団法人北方文化博物館
〒950-0205新潟県新潟市沢海2丁目15−25
電話 025-385-2001
公式ホームページ http://www6.ocn.ne.jp/~ncm/
◆ 「北方文化博物館」敷地内の蕎麦屋について
同行の「万代橋さん」から、「北方文化博物館」敷地内に
美味しいと評判の蕎麦屋があると案内していただいた。

「蕎麦処 囲炉裏」である。
『とろろ蕎麦』が絶品であった。
手打ち蕎麦で、茹で方もやや固めと私の好みにピッタリ!
◆「北方文化博物館」敷地内の『豪農の宿』に宿泊可能!
「北方文化博物館」の公式ホームページを調べていて、敷
地内の『豪農の宿』に宿泊可能だということが分かった。
『豪農の宿”大呂菴』は、1泊2食 15000円
詳しくは、下記のホームページを参照してください。
http://www6.ocn.ne.jp/~ncm/
↓
豪農の宿”大呂菴”
↓
http://www6.ocn.ne.jp/~ncm/dairoan/dairoan.htm
↓
豪農の宿”大呂菴”
◆北方博物館本館所在地・施設案内図
http://www6.ocn.ne.jp/~ncm/map/ncmmap.htm
G豪農の宿”大呂菴”

§写真による「温泉」の案内
◆ 福寿温泉「じょんのび館」
「じょんのび館」の露天風呂

男女が1日ごとに入れ替わる。
源氏の湯(和風、丸太風呂あり)と平家の湯
(洋風、打たせ湯あり)でお風呂のタイプが
違うので、1日おきに男女交互に楽しめる。

周囲に樹木が茂り、落ち着いた雰囲気であった。
内湯から露天風呂に行くのに、相当長い通路
を歩いて行く。寒い冬は大変だなぁと思った。
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◆緒立温泉「橋本屋旅館」
角田山登山にお薦めの宿「橋本屋旅館」

新潟市黒鳥5956
・電話 025-377-2306
・交通 新潟西インターから5分
【お薦めの理由】
(1) 東京方面からの登山の前か後にピッタリ!
・新潟西インターから5分、角田山へも40分〜50分と近い。
・価格がリーズナブル 1泊2食 6825円と驚きの低価格。
・料理は、豪華ではないが、われら熟年には手ごろの量!
・沸かしではあるが温泉!
(2) 1泊した場合に、「北方文化博物館」へのアクセスも便が
よい。
「橋本屋旅館」のお風呂(男女別内風呂、各1のみ)


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