7. 旅 行 ア ル バ ム (24)


「那須岳縦走と鹿の湯」


日本百名山、「那須岳」に登り、下山後に「那須湯本 鹿の湯」の温泉に浸かる旅

「那須岳とは、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の総称である(写真は「茶臼岳」)。」



以前、茶臼岳と三斗小屋温泉、あるいは三斗小屋温泉と朝日岳は登
ったことがあったが、「日本百名山」(深田久弥著)の「那須岳」という
のは、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の総称であると最近知って、これは
もう、何としてでも、この3つの山を縦走するしかないと思い至った。

下山後の温泉は、やはり湯本の「鹿の湯」が便利である。マイカー登
山でなければ、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の順に登り、最後は「北温
泉」に浸るというのもあるが、マイカー登山で最も効率よく3つの峰を
踏破するには、那須ロープウェー山麓駅(駐車)〜頂上駅〜茶臼岳〜朝
日岳〜三本槍岳〜峰の茶屋経由(ロープウェーに乗らずに)〜那須ロ
ープウェー山麓駅・・・と歩くのがよい。車のあった場所に戻れるから。





◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆



◆【マイカー利用の日帰り登山】
「ドライブと登山のコースタイム」 ◆2005.6.12 ◆南浦和駅発0515 → 東北自動車道「浦和IC」0540 → 「那須IC」       0700 → ロープウェー駅0730【第2駐車場に駐車=ロープエェー山 麓駅前】 ◆ロープウェー山麓駅発0830 → 頂上駅着0835 【注】ロープウェーの始発 = 08:30 ◆茶臼岳への登山開始0835 → 休憩(0900〜0905) → 茶臼岳山頂        0925(10分休み)/0935発 → 峰の茶屋着1005(5分休み)/1010発 →  「朝日岳・清水平の分岐」1045(10分休み)/1055発 → 朝日岳山頂 1100(5分休み)/1105発 →「熊見曽根」1130 → 北温泉分岐1200 (5分休み)/1205発 → 三本槍岳山頂1240【昼食55分】/1335発 → 1415清水平着(5分休み)/1420発 → 峰の茶屋1520(10分休み) /1530発 →第1駐車場着1600(トイレ休憩10分)/1610発 → 第2 駐車場着1620(ロープエェー山麓駅)  【注】朝早くロープウェーの始発(0830)より相当早く到着した場合は、 車は、上の第1駐車場に止めた方がよい。帰りに車が近くて便利! ◆第2駐車場発1630 → 鹿の湯駐車場1650 ◆鹿の湯入浴1700〜1730 ◆鹿の湯発1750 → ボルケーノハイウェー経由 → 東北自動車道 「那須IC」1810 → 「浦和IC」1920 → 南浦和駅着2000
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§写真による案内(「那須岳(茶臼岳、朝日岳、三本槍岳)」登山)


◆ 「2005年・6月・12日」


「茶臼岳」の頂上を目指して
ロープウェー山頂駅を降りると、そこはすでに「茶臼岳」
への登山道である。いきなりかなりの急坂が待っている!


茶臼岳 噴煙たなびく 急登ゆく



「茶臼岳」頂上
沢山の登山客で記念撮影の順番待ちだった。手に持
った看板の「茶臼岳」の文字が白く飛んで読めない!
ロープウェーと同様に、記念撮影も順番待ちだった!


茶臼岳 記念写真も 数珠つなぎ 



「朝日岳」の雄雄しい姿
茶臼岳から朝日岳を見ると、どう見ても朝日岳が雄雄しく立派に見える。
特に、尖った切っ先、頂上へ至る稜線の急峻で細い道のりは険しそう!


尖り立つ  朝日の頂  天を突く





「峰の茶屋」
朝日岳に向かう途中の剣が峰から「峰の茶屋」を俯瞰する。
「峰の茶屋」は、今は避難小屋として那須登山の要衝である。


峰の茶屋  一息ついて  その先へ





「雪渓」出現!!
朝日岳に向かう途中の東斜面に一部分「雪渓」があった。
まさかこの時期、2000mに満たない関東の山に「雪渓」が
残っていようとは!?アイゼンがなくてヒヤリとした!!
 


突然の  雪渓を目にして  足すくむ





「朝日岳」頂上
2度目の登頂なので、最初のときに比べたら余裕を持って登れた。


朝日岳  二度目の夏は  風さやか





朝日岳から「茶臼岳」を望む
朝日岳から「茶臼岳」を眺めると、どっしりとして威厳があった。


茶臼岳  威風堂々  那須の主





「三本槍岳」 頂上
「三本槍岳」は名前からとても創造がつかない優しそうな姿だ!
そして、石楠花(しゃくなげ)が山全体を飾る花の山であった!! 


三本槍  石楠花の園  花の山





「三本槍岳」の石楠花(しゃくなげ)−@
清水平へ下る道や道、北温泉への分岐を過ぎてからの登り
道は、いたるところ、見渡す限り石楠花、石楠花であった!


石楠花が  ゆく先々で  道案内



「三本槍岳」の石楠花(しゃくなげ)−A
見事な石楠花の花。赤い石楠花が山全体を覆っている!


三本槍  石楠花競う  登山道



白い「石楠花(しゃくなげ)」
赤に混じりときおり白い石楠花もあったが、数はうんと少ない。


石楠花や  赤に混じりし  白は寂しい








§写真による温泉案内(那須湯本温泉 共同浴場「鹿の湯」)

◆「鹿の湯」の写真



「鹿の湯」の入口

「鹿の湯」は、那須湯本の現在のメインストリートか
ら1本東側の旧道沿いに立ち並ぶ民宿外の奥にある。





「鹿の湯」の建物

昔ながらの湯治場の雰囲気と、格安の料金の民宿は、
鹿の湯の根強い人気とともに、現在も健在である。民
宿に宿泊のお客は、民宿専用の「共同浴場」にも無料
で入浴できる。しかも、こちらは24時間入浴可能!







おすすめの民宿の紹介!

「民宿 田中屋」のホームページはこちら!






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