7. 旅 行 ア ル バ ム (14)


「会津駒ヶ岳登山と温泉」

日本百名山の「会津駒ヶ岳」に登り、下山後奥会津の温泉につかる旅

「会津駒ヶ岳はさしたる急登もなく比較的登り易い山である。」

「会津駒ヶ岳」(福島県、2132.6m)は会津を代表する名山とし
て知られ、深田久弥の「日本百名山」にも選ばれた名峰である。
緩やかな稜線の山頂付近一帯に広大な湿原が広がり、駒ヶ岳か
ら中門岳にかけて無数の地溏と高山植物が登山者を待っている。

駒の峰 池の青さや 夏の空




◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


◆【交通・往復】マイカー 「浦和I/C」 〜 「会津駒ヶ岳登山口」 ◆前夜の内に檜枝岐村「下ノ原」の登山口に到着・・・1日目 林道の終点まで車で入る(終点には約5台駐車可能)。 【注】少し手前に20台駐車可能な駐車場あり。 ◆ドライブ   浦和I/C発1800 → 西那須野塩原I/C着1940 → 上ノ原(会津高原) 2100 → 会津駒ヶ岳登山口2220着 【注】(東北道・西那須野塩原I/C〜国道400号、121号、352号で約100Km) ★【仮眠=マイカーの中で】・・・2300〜0500 【注】深夜、夜空に降るような星が輝いていた。 ◆起床0500・・・食事0600(登山口の駐車場にて「持参のパン」を食べた。) 「会津駒ヶ岳登山」 ◆登山開始0700 → 水場0820(水、補給)/出発0850 → 駒ノ小 屋1010(荷物預けて「中門岳」上へ)/出発1030 → 中門岳1120 (休み)/出発1140 → 会津駒ヶ岳頂上1210(休み)/出発1220 → 駒ノ小屋着1230 【注】駒ノ小屋は予約制。 ※電話 0241-75-2113 【注】7月〜8月の駒ノ小屋の中は、晴天時日中は異常に暑い。 ◆起床0400・・・食事0500 ◆下山開始0600 →(途中、写真撮影15分)→ 0710水場(休み)/ 出発0740 → 林道終点0835(マイカーで荷物を整理) 「温泉=燧の湯へ」 ◆マイカーで出発0900 → 「燧の湯」着0905(入浴) 「燧の湯」〜 「浦和I/C」 「燧の湯」→ 「会津駒ヶ岳登山口入口」(国道沿い)→ 上ノ原 (会津高原)→ 西那須野塩原I/C → 浦和I/C着(約4時間30分) ◆【見所】 会津駒ヶ岳 = 会津の代表的な山で日本百名山のひとつ。 福島県では燧ヶ岳に次ぐ標高を誇る。 しかし、「幻の100名山」とか、「最後の100 名山」といわれるくらい地味な山である。 頂上からの眺めと、中門岳にかけての湿原の高山植 物が見ものだ。 夏場の週末は沢山の登山者で賑う。 往復約6時間前後の登山が可能なため、日帰り登山 者が多いが、できれば駒ノ小屋で1泊(完全予約制) したい。 ※「駒ノ小屋」(完全予約)電話 0241-75-2113 夕日と星空を眺め、そして朝日を拝みたい! 麓の檜枝岐村には日帰り温泉施設も整っている。 下山後に一浴して汗を流したいものである。 温 泉 = ◆「燧の湯」 2000年7月にリニューアルした新しい施設。 館内は勿論、大浴場、露天風呂の柱まで檜をふんだ んに使っていて、気持ちの良い爽やかな温泉が楽し める。 渓流のすぐ脇の石造りの露天風呂は、間近に林の緑、 眼下には渓流の眺めがあり、なかなかよい。

◆「駒ノ小屋」宿泊施設情報 ※「駒ノ小屋」は、完全予約制である。 夏は、異常に毒虫(薮蚊、ぶよの類い)が多いので、日の高い内に 食事を済ませ、小屋の中に虫が入らないように宿泊者は細心の注意 が必要。 ・虫除けスプレー、虫さされの薬を忘れないこと。 ★駒ノ小屋 電 話 民宿すぎのや/0241−75−2113(完全予約制) ・檜枝岐観光案内所でも予約可能(75-2432) 営 業  5月1日〜10月中旬 宿泊代 素泊りのみ 3,000円(寝具一式。相部屋) 【注】食事、風呂はない。 その他 水場なし。「冷えたビール」(350cc=500円) と市販の「名水」(2リットル=1000円・常温) を販売している。

◆温泉データ 「燧の湯」 ※ 住所 福島県 福島県南会津郡桧枝岐村字上ノ台 ※ 電話 0241-75-2234 ※ 営業時間 6時〜21時 ※ 休館日 毎火曜日8時〜12時 ※ 施設 露天風呂・内湯(男女別それぞれ各1) ※ 日帰り入浴 大人 500円(※利用時間=6:00〜21:00) ※ 交通 【車】東北自動車道「西那須野塩原IC」から国道400号・ 352号を桧枝岐方面へ約2時間 【電車】野岩鉄道 「会津高原駅」から会津バス沼山峠・桧枝岐行きで 1時間30分、「桧枝岐村役場前」下車、徒歩すぐ ※ セールスポイント 尾瀬の登山者に人気抜群の共同浴場。 尾瀬の大自然を満喫したあと、朝6時から利用できる。 燧の湯は1号館と2号館があり、それぞれ内湯と露天風呂 が一つずつ。 筆者が利用した1号館の露天風呂は、小さいながら林や川、 橋といった自然に囲まれていて、なかなかよい。







§写真による案内(「会津駒ヶ岳」登山)


◆ 「水場」


「会津駒ヶ岳」の水場
林道終点の登山口から歩き始めて、約1時間20分
のところに水場がある。急な下りで3分、登りに3分。


会津駒 水を求めて 岩清水






◆ 「高山植物」

「会津駒ヶ岳」の「駒ノ小屋」近くに咲く「チングルマ」
「チングルマ」花の時期が7月のため、8月3日には、ほとんど終わりに近かった。

チングルマ 会津の空に 楚々と咲き





「会津駒ヶ岳」の「駒ノ小屋」近くに咲く「ハクサンコザクラ」
「ハクサンコザクラ」は花の色の濃いものや薄いものなど、いろいろあった。

会津駒 ハクサンコザクラ 色添えて





「駒ノ小屋」から「中門岳」への道に咲く「ワタスゲ」
ここの「ワタスゲ」は綿の部分がとても大きく見事だった。

ワタスゲや メトロノームか 秋の風







◆ 「登山道」

「会津駒ヶ岳」の「駒ノ小屋」への木道
この木道のくぬぎの木はどうやって運んだのだろう?木の遠くなるような数だ!

幻の 百名山は いまここに





「駒ノ小屋」
「会津駒ヶ岳」の「駒ノ小屋」は、なかなかいい山のムードがある!

山小屋の 引き戸開ければ 疲れ飛ぶ





「会津駒ヶ岳山頂 」
「会津駒ヶ岳山頂」(2132.6m)は、ほとんど視界が開けていない。

会津駒 ひっそり佇み 夏遅し





「中門岳」
「中門岳」(m)は、「会津駒ヶ岳」の名の陰でほとんど名が知られていない。
しかし、高山植物の多さ、そこからの眺めは「会津駒ヶ岳」以上のものがある。


中門の 池を眺めて 心知り





§写真による温泉案内(「燧の湯」日帰り入浴)


◆ 「燧の湯」


「燧の湯1号館」の内風呂
「燧の湯」は1号館と2号館があり、この1号館は、渓流のすぐ脇にある。
内風呂からも、ガラス越しに渓流沿いの山村が見えなかなか風情がよい。

燧の湯 一番風呂の 心地よさ


「燧の湯1号館」の露天風呂
「燧の湯」1号館の露天風呂は、渓流の向こうに林や川、そして橋等の風景が見える。
朝6時からの営業で、朝早く会津駒ヶ岳から下山した後の入浴にもってこいである。

燧の湯 山の帰りの 露天風呂







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