1.浦和からの温泉
1-75 出羽三山の霊場巡りの基地「月山志津温泉」
◆月山志津温泉と出羽三山の霊場
月山志津温泉は、私にとって2回目の訪問である。
前回は2002年9月21〜22日に訪ねている。
「7. 旅 行 ア ル バ ム (12) 「月山登山と温泉」」参照。
前回の「月山登山」のときは「鳥海山」も登ろうと出かけたのだ
が、あいにく「鳥海山」は雨に降られて断念した。
そして、「月山」、「羽黒山」、「湯殿山」で出羽三山と呼ばれ
いてる3霊場の内、2つを残していたことがずーっと心残りとな
っていた。
月山(1984m)に比べると、山の高さは、「羽黒山」が414
m、「湯殿山」が1504mとかなりの差があるものの、信仰の対象
としての、いわゆる霊山としては「羽黒山」や「湯殿山」の方が
むしろ有名とも言える。
現世のご利益に授かれるのが「羽黒山」、死後の世界の安寧を守
っくれるのが「月山」、甦り(よみがえり)の願いを叶えてくれる
のが「湯殿山」といわれる。
中でも、「湯殿山」はヴェールにつつまれた、神秘の霊場である。
「語るなかれ」、「聞くなかれ」と語り継がれる修験道の霊地で、
出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝
は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。温泉の湧き出る巨
岩そのものが御神体だという。
「湯殿山の御神体」とは、一体どんな物なんだろう?
嫌が上にも期待は増して来るのであった。
(1)交 通
【マイカー】
東北自動車道・浦和インター 〜3時間50分〜 村田JCT/山形
自動車道 〜50分〜 西川インター 〜 国道112号 〜20分〜 月
山湖(日本一の大噴水・見学・食事) 〜10分〜 月山志津温泉
【又は「湯殿山神社」、「羽黒山神社」へ=月山湖→湯殿山、羽
黒山=各約30分】
=浦和〜月山湖の標準タイム:5時間00分
◆湯殿山は、赤い大鳥居からバスに乗り継ぎ10分かかる。足の
弱い人はとてもじゃないが歩けない(バス乗り継ぎの案内が
分かりにくいから注意のこと)。
◆月山湖の「日本一の噴水」=噴水の最高点112m
【駐車場あり。(無料)】
(2)温泉紹介
◆月山志津温泉「民宿 ゆきしろ」
《「月山」について》
日本百名山の「月山」、そこは高山植物の宝庫でもある。
春から秋にかけて、月山でみられる特有の花々は約350種類とも
言われる。
月山は標高約2,000mに満たない山であるが、日本海からの季節
風をまともに受けるため、日本海有数の豪雪地帯となっている。
そのため、通常は3,000m以上の山でないと見られないような、
高山植物に月山では沢山出会える。
同じ種類の花が沢山群落して咲くのが月山の高山植物のと特徴
だとも言われている。
登山=フラワートレッキングは月山の格別の楽しみ方でもある。
※「月山」トレッキングの宿として「民宿 ゆきしろ」が最高!
《「民宿 ゆきしろ」について》
・ 住所 〒990-0734 山形県西村山郡西川町志津5
・ 電話 0237-75-2033
・ FAX/0237-75-2818
【館内施設】
●収容人数25名●客間8室テレビ・電話付き●ロビー・食堂
●天然温泉大浴場(男・女別)●専用駐車場あり。
【宿泊料金等】
●宿泊料金(一泊2食)8,400円(税込)
●日帰り入浴 500円。
●おにぎり弁当(前日予約)あり。「お気軽にご相談下さい。」
・・・とのこと。・・・☆超おすすめ!美味しい!→右の写真)
※詳細は、「民宿 ゆきしろ」の公式ホームページ参照。
◆写真説明 右上 「民宿 ゆきしろ」の夕食
夕食は、10品ものご馳走に、山菜鍋、写真を撮り忘れたが、きの
この炊き込みご飯に味噌汁。
一品一品、「温かいものは暖かい内に、冷たいものは冷たい内に」
を守って、真心のこもった美味しい料理が次々と出される。
品が良く、量も多からず少なからず。残さずに満腹!丁度どいい!
◆写真説明 右中 「民宿 ゆきしろ」の夕食(山菜鍋)
春に採ったミズなどの山菜を中心に、季節の野菜、きくらげなど
のキノコの満載の「山菜鍋」は美味しくて何杯もお代わりしてし
まう。
◆写真説明 右下 「民宿 ゆきしろ」の朝食
朝食もこんなに手の込んだ「真心料理」だ!
ほどよいボリュームで少しずついろんな味が楽しめる。
夕食、朝食と心待ちの「真心料理」を満喫させてもらって、1泊
2食8400円とは、うれしい価格。
しかも、月山周辺から涌き出る天然温泉(ナトリウム/塩化物泉)
に24時間入浴可能!
(3)霊場巡り
◆湯殿山
出羽三山の1つ。
「湯殿山」は、出羽三山の中でもヴェールに包まれた神秘の
霊山という印象が深い。
帰宅後、あるホームページに、「湯殿山は、伊勢、熊野と並
ぶ日本三大霊場のひとつで昔から「言わず語らずの山」と言
われ、湯殿山の御宝前のことについては人に話しては悪い、
語らば聞くな、聞かば語るなという厳しい戒律があった。」
と解説してあることを知りました。納得、納得!!
とは言っても、そうなると、私のホームページでも紹介の仕
方もむずかしいのである。
◆写真説明 「湯殿山神社本宮」について
「湯殿山神社本宮」の入口でお祓いをしてもらう。・・・・写真右
「湯殿山本宮」入口の「お祓い所」、ここで靴を脱いで素足に
なってお祓いを受け、身体の悪いところをさすって治す「人形
(ひとかた=紙で出来た人の形をした小さな紙片)」というもの
を貰う。
体の悪いところをさすった人形(ひとかた)をすぐ脇のせせらぎ
に流す。・・・・写真右
この儀式だけで、他の神社とは全く別物の雰囲気十分!!
・・・このあと、「本宮」へのくぐり戸を通り奥へと進む。
「湯殿山」の名前の由来が、そこに行った人にだけ納得のいく
形で顕かになります!!
タタリがあるといけないので、これ以上は書けません。
◆羽黒山
出羽三山の1つ。
「羽黒山」は、マイカー利用で簡単に頂上まで行ける。最初
に車を「出羽三山神社(「羽黒山神社」に同じ)」の脇の駐車
場に止める。・・・・写真右
次に「国宝 五重の塔」を見て、この駐車場に戻ると、再度
車で山頂に行けるルートがある。
この方法ならば、お年寄りや足に自信のない人でも、山頂の
羽黒山神社に簡単に回られるので、2000段以上の石段が登れ
ない人には、このルートをお勧めします。
◆写真説明 「羽黒山神社」について
「羽黒山神社」詣りは、「出羽三山神社」と大書された門柱
の側の鳥居をくぐり、石段を一旦下って「国宝 五重の塔」を
見学するとよい。・・・・写真右
健脚の人は、そのまま羽黒山山頂を目指して長い階段を上がる。
・・・・写真右
足に自信のない人は、引き返して、前述のルートで車で山頂
へ回る。
羽黒山神社は「出羽三山神社」とも言われ、1か所で月山、
湯殿山、羽黒山の出羽三山を回ったことになるという、あり
がたいご利益があると言われている。・・・・写真右
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