1. 浦 和 か ら の 温 泉
1-67 自然と芸術の郷(さと)「河口湖温泉郷」
河口湖温泉郷は、河口湖と富士山を望む風光明媚な温泉地である。
河口湖には比較的近年開業の温泉が湖畔にホテル・旅館として散
見される。
日帰り温泉としては、「天水」が有名である。
河口湖温泉「野天風呂天水」は、早くから日帰り温泉として開業して
いる。
場所は河口湖の北側、「久保田一竹美術館」のすぐ裏にある。
富士急行「河口湖駅」から、約4キロ、湖の東側を景色を楽しみなが
らゆっくり歩いて、50分と掛からない。
「久保田一竹美術館」については、昨年(2003年)の暮れにNHKの
特集番組を見ていて、久保田一竹という素晴らしい芸術家(染色家)
がいて、その人が2003年4月に亡くなられて追悼展(会期2003年10
月4日(土)〜2004年4月18日(日))をやっているというので、2004年1
月4日にさっそく行ってみたのである。
【注】「久保田一竹美術館」のホームページ
http://www.itchiku-tsujigahana.co.jp/
◆リンクの許可を未だ頂いていないので、URLを記載します。
今回の旅は、「久保田一竹美術館」を見学して、「天水」に入る、とい
う計画を立てて出発した。
ところが、帰路にふらりと立ち寄った、「河口湖温泉郷」の「ホテル湖
龍」がなかなかなものだったのだ。
そんな訳で、「温泉ウォーキング/浦和発」の作者としては、予定外
だった「ホテル湖龍」だが、ついつい力が入ってしまったのである。
偶然私にだけよくしてくれたのか、とにかく「ホテル湖龍」はいい!!
その理由は後に書くとしよう!
『写真説明』
【右上=『野天風呂天水』玄関 2004.1.4撮影】
【右中=『久保田一竹美術館』の入口風景 2004.1.4撮影】
【右下=『ホテル湖龍』の正面風景 2004.1.4撮影】

(1) 交通
(電車+歩き)
◆南浦和6:01発 → 「西国分寺」6:30着/(中央線乗 換え)「西国
分寺」6:33発 → 「高尾駅」6:56着(中央線・乗換え)/「高 尾駅」
7:02発 → 「大月駅」7:40着/(富士急行(普通))「大月 駅」7:51発
→「河口湖駅」08:41着/歩き発08:45 → 河口湖湖畔(ほうらいや
前)08:55 → 天水着10:00(途中15分ロスタイム=正味50分歩き)
◆入浴・食事10:00〜11:45 → 久保田一竹美術館11:50〜13:45歩
き、13:45発→ ホテル湖龍14:30〜16:10 →16:10歩き → 河口湖駅
着16:30→ 河口湖駅発16:42/以後、電車を乗り継ぎ南浦和に帰る。
【注】上記は、2004.1.4の一例です。
【写真=『富士急行』の車窓から見た富士山 2004.1.4撮影】
(マイカー)
◆中央自動車道河口湖線の河口湖ICで降りて、国道139号線を
河口湖方向へ進む。「東恋路立体交差」で右折。
消防署を左に見て、河口湖大橋方向へ。
「料金所」で料金を払って、橋を渡って産屋ヶ崎交差点を左折。
「河口湖美術館」、「オルゴール森」を左に見て、湖に沿って西へ進
む。
Tの字の交差点で右折。「天水の看板」に沿い坂を登る。駐車場あ
り。
【注】河口湖畔の「河口湖温泉郷」に「逆さ富士の見える旅館」
等の看板がかなりあるが、日帰り入浴のできる旅館はほとん
どない。 ・・・「ホテル湖龍」は日帰り入浴可能だが、残念なが
ら、「ホテル湖龍」からは逆さ富士が見えない。
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(2) 河口湖温泉「野天風呂天水」の案内
◆『野天風呂天水』の写真
【写真=右=『野天風呂天水』の野天風呂 2004.1.4撮影】
『野天風呂天水』は、それほど大きな施設ではない。
したがって、野天風呂と称しているが、野趣豊かとは程遠く、一般の
「露天風呂」となんら変わらない。
【写真=右=一番上の野天風呂 2004.1.4撮影】
野天風呂が上から3段になっている。上の2つは小さい。
【注】水風呂みたいのもいれれば、4つか?
一番下のが、やや大きい。
これが一番上の野天風呂
塩分の強い温泉のせいか、随分と泡が固まっている。
【写真=右=上から2番目の野天風呂 2004.1.4撮影】
これが2番目の野天風呂
【写真=右=一番下の野天風呂 2004.1.4撮影】
これが一番下の野天風呂
これが、一番大きい。
しかし、それほど大きくない。
【写真=右=「内湯」(寝湯を併設) 2004.1.4撮影】
「内湯」の浴槽を仕切って「寝湯」がある。
◆【野天風呂天水のデータ】
●住 所 : 山梨県南都留郡河口湖町河口水口2217−1
●電 話 : 0555−76−8826
●お風呂 : 野天風呂、内風呂(寝湯併設)(各男女別)
●料 金 : 日帰り入浴 = 1000円(2時間)
●営業時間: 10:00〜22:00 7月20日〜10月末は24時間営業
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(3) 河口湖温泉郷「ホテル湖龍」の案内
◆『ホテル湖龍』の写真
【写真=右=『ホテル湖龍』の大浴場 2004.1.4撮影】
『ホテル湖龍』は、「河口湖温泉郷」の中では珍しく日帰り入浴が出来
るホテルである。
「日帰り入浴」の看板も少ない「河口湖温泉郷」のホテル、旅館を筆者
が歩いて何軒も聞いて回った結果、『ホテル湖龍』は看板も「日帰り入
浴」とで出ていて、気持ちよく入れていただいた。
実は、朝「久保田一竹美術館」、「野天風呂天水」に歩いて向かうとき
に、既に「日帰り入浴」が可能な旅館、ホテルを物色して、『ホテル湖
龍』のフロントで、1000円で可能と聞いてから、いろいろ他のとこ
ろも当たったのだが、皆断られたのだった。
帰路、『ホテル湖龍』に立ち寄ったら、『今朝ほどのお客様ですね!』
とフロントの女性が記憶していてくれた。
『2時から1階の大浴場と露天風呂が入れます。3時からは2階の展望
露天風呂が入れます。』との説明だった。
【写真=右=『ホテル湖龍』の露天風呂 2004.1.4撮影】
「休憩室の代わりにお部屋を借りられますか?」と聞いたら、『1部屋
3,000円です。午後6時までお使いになってよいです。』とのこと。
部屋を見せてもらったら、8畳ほどの部屋にサンルームがついていて、
トイレもある。
参考に聞いたつもりだったが、1階の浴室と2階の展望露天風呂では、
1度着替えないといけない雰囲気なので、正月の贅沢に3,000円投じて
借りてみた。
浴衣は300円で借りられるというが、それは借りなかった。
そして、お茶にお菓子も出た。
部屋からの河口湖の眺めもよく、大変満足できる部屋だった。
家族連れで日帰りで来る場合など、1部屋3,000円は安いと思う。
子供を入れて家族4人のケースでも、休憩だから十分な広さだ。
【注】しかし、いつでも、こんなに安いのか、2時〜6時まで本当に借
りられるのか? ← 後日確認しよう!
【写真=右=『ホテル湖龍』の展望露天風呂 2004.1.4撮影】
『ホテル湖龍』の展望露天風呂は、とてもいい眺めである。
逆さ富士こそ見えないが、夕日の眺めがとてもよいらしい。
電車の時間の都合で、少し夕焼け掛かってきたときに帰る時間にな
ったが、パンフレットどおりに、湖の向こうの赤石岳や十二ケ岳の
勇姿が見えていた。素晴らしい!!
1月4日(日)は、正月休みの最後の日曜の午後。
『ホテル湖龍』の展望露天風呂、誰もいない、貸し切りの温泉三昧
だった!
◆【ホテル湖龍のデータ】
●住 所 : 山梨県南都留郡河口湖町浅川630−1
●電 話 : 0120−16−2511/0555−72−2511
●お風呂 : 内風呂(打たせ湯、歩行浴併設)、展望露天風呂(各男女別)
●料 金 : 日帰り入浴 = 1000円(2時間?)
●営業時間: 14:00〜18:00 【注】要確認
(4) 辻が花「久保田一竹美術館」の案内
◆『久保田一竹美術館』の写真
【写真=右=『久保田一竹美術館』の正門 2004.1.4撮影】
『久保田一竹美術館』は、「野天風呂天水」のすぐ近くにある。
正門は、度肝を抜かれる荘厳な雰囲気がある。
インドの古城に使われていた、数種類の扉を組み合わせて作ったという。
故久保田一竹は、赤貧の時代を経て20年間の辛酸をなめ尽くした研究の末、
60歳にして初めて納得のいく作品が完成(室町時代に栄えた縫締紋の紋様
染を久保田一竹はたゆまぬ研究と創意工夫により独自の『辻が花』として
完成させた)。これを[一竹辻が花]と命名した。
1977年、初の個展を開催。以来、国内はもとよりヨーロッパ、北米におい
ても展覧会を開催し大好評を博した。
【写真=右=『久保田一竹美術館』の本館 2004.1.4撮影】
久保田一竹は、1990年フランス共和国文化大臣から、ランス芸術文化勲章
シュヴァリエ章の叙勲を受け、1993年には日本の文化長官賞を受賞 。
アメリカ合衆国スミソニアン国立自然史博物館からは、芸術活動の積極的
的な姿勢に対し「感謝状」を受けている。
いかに氏の評価が世界的に高いかは、現存作家の個展を過去一度も開催し
したことのないワシントンD.C.のアメリカ最大のスミソニアン博物館(国
立自然史博物館)において、1995年11月〜1996年4月にかけて、個展を6
か月も開催したということでも分かろう。
【注】・・・以上、「久保田一竹美術館」のホームページから抜粋して引用。
http://www.itchiku-tsujigahana.co.jp/index.html
【写真=右=『久保田一竹美術館』のインド様式の庭園 2004.1.4撮影】
インドの古城を思わせる琉球石灰石でできた新館。
内部には、「蜻蛉玉(とんぼだま)ギャラリー」、「カフェ」、「売店」が
ある。
【写真=右=『久保田一竹美術館』の本館内部 パンフレットから複写】
「本館」=「一竹辻が花作品展示室」
久保田一竹のライフワーク「光響」の連作をはじめ、富士をテーマにし
た作品等が展示されている。
【写真=右=『久保田一竹美術館』の入館チケット 2004.1.4撮影】
●住 所 : 山梨県南都留郡河口湖町河口水口2255
●電 話 : 0555−76−8811
●開館時間 : コアタイム=(季節に拘わらず開館している時間)
=10:00〜17:00
●休館日 : 12月/26日〜28日(年末年始は開館)
●料 金 : 一般1,300円(1,200円)、大学生1,100円(1,000円)、
高校生900円(800円)、小・中学生500円(400円)
※()内は15名様以上の団体で同時館の料金
※就学前の子供は無料
【注】「久保田一竹美術館」のホームページ
http://www.itchiku-tsujigahana.co.jp/
◆リンクの許可を未だ頂いていないので、URLを記載します。
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