1. 浦 和 か ら の 温 泉
1-66 那須連峰の一軒宿「大正村 幸の湯温泉」
大正村といっても、今はやりのテーマパークではない。
大正時代に育った創業者が、「夢と希望にあふれた心あたたまる家
族愛の再現を願って命名した。」(パンフレットから)ものである。
JR「黒磯駅」から「東野交通バス」で板室温泉行きのバスに約30分
乗ると「幸の湯温泉(深山ダム入口)」バス停がある。
大正時代の面影を再現した、昔の村の小学校のような平屋の建物
が「大正村 幸の湯温泉」である。
ここの名物は、なんといっても、豪快な「打たせ湯」であろう。
男女が日替わりで、5本の打たせ湯の露天風呂日と、3本の打たせ
湯の露天風呂の日とがある。
筆者は、2003年12月31日(大晦日も営業)に3本の打たせ湯の
露天風呂の方に日帰りで入浴した。
【写真=右上=『大正村 幸の湯』全景 2003.12.31撮影】
『大正村へのドライブコース』
JR「黒磯駅」から「大正村 幸の湯温泉」に行く、バスの車窓の眺め
は、「黒磯駅」から「那須湯本」へ行く街道に似ているが、更に素朴な
感じで、静かな日本の旅がしたいという向きには打って付けである。
【写真=右下=『大正村 幸の湯』の玄関 2003.12.31撮影】

(1) 交通
(マイカー)
◆東北自動車道「浦和IC」〜1時間40分〜「西那須野塩原IC」
〜 国道400号線を塩原方面へ 〜 「関谷北」の交差点を那須
湯本方面に右折。県道30号をしばらく走り「戸田」の交差点を
板室方面(県道369号)に左折。しばらくすると「県道266号」
との分岐に来る。そこのY字路の左側に「幸乃湯」の看板がある。
「幸乃湯」の看板を左折するとすぐ「幸乃湯」に着く。
【注】東北自動車道「那須IC」で降りて行く方法もあるが、浦和や
東京からの場合は、「西那須野塩原IC」で降りた方が料金も安
く、所用時間はほぼ同じである。
間10分)
【写真=右=『岩室温泉行き』バス 2003.12.31撮影】
(鉄道)
◆JR「南浦和駅」〜京浜東北線(2分)〜「浦和駅」/(宇都宮線
乗換え)〜(快速利用、2時間05分)〜「黒磯駅」下車/(東野(と
うや)交通バス=「岩室温泉」行き)〜(30分)「幸の湯温泉(深山
ダム入口)」下車、すぐ。
【注】バスの本数は非常に少ない。
問合せ先(東野(とうや)交通) 0287-62-0858
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(2) 写真で見る『大正村 幸の湯温泉』
◆『幸の湯温泉』
【写真=右=『幸の湯温泉』の「打たせ湯」 2003.12.31撮影】
『幸の湯温泉』は、10年ほど前に一度尋ねたことがあった。
そのときに比較して、新館が出来て綺麗になっていた。
しかし、露天風呂などは当時とほぼ同じ感じで、とてもよかった。
ここの「売り」の1つは「打たせ湯」で、屋外にある。
3、4mの落差のある、水量の多い打たせ湯は「ダダダダーッ!!」
と肩に頭に打ち下ろす。
実に豪快である。
この「打たせ湯」に打たれていると、浮き世のうさも吹っ飛ぶ感が
する。
【写真=右=『幸の湯温泉』の「露天風呂」 2003.12.31撮影】
露天風呂は四角い木枠で囲まれた、かなり広い浴槽だった。
湯船の中には腰掛けられる石の台が造ってあった。
腰湯を楽しむのに丁度よい高さの石の台であった。
この露天風呂は、藁葺きの屋根がかかっていて、雨降りでも濡れず
に入れる。
浴槽の真ん中には、丸太をくり抜いた中から温泉が湧いている。
しかし、周囲に林があり、眺望はない。
赤い椿の花も少しあって、緑の多い庭の雰囲気は森林浴も出来て、
レトロな感じとともに心が落ち着く。
【写真=右=『幸の湯温泉』の「露天風呂」 2003.12.31撮影】
露天風呂は萱葺きの屋根付きである。
周囲は緑の多い庭になっており、中々風情がある。
内湯には、源泉が飲めるようにカップが置いてあるが、ここと、
打たせ湯は置いてない。
ということは、残念ながら循環式で飲めないのではないか?
【写真=右=『幸の湯温泉』の「内湯」 2003.12.31撮影】
内風呂は、窓が開いていなかったため、ご覧のように、湯気がも
うもうとしていて、とても写真がとれる様子ではなかった。
湯口にカップが置いてあり、飲用ができるような感じだったから、
迷わず1口飲んでみた。
癖のない、飲みやすい温泉であった。
私は、効能等には興味がないので、どういう泉質か確かめること
はしなかった。
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【大正村 幸の湯のデータ】
●住 所 : 栃木県黒磯市百村3536−1
●電 話 : 0287−69−1126
●お風呂 : 露天風呂、打たせ湯(露天)内風呂(各男女別)
●料 金 : 日帰り入浴 = 500円。
●宿泊料 : 1泊2食6700円 〜 8000円程度。
【注】1人客の宿泊可。1泊2食 8000円〜
『おまけの情報(1)』
【写真=右=『幸の湯温泉』の「サボテン園」 2003.12.31撮影】
『幸の湯温泉』の敷地内にかなり大規模の「サボテン公園」がある。
無料で見れる。
しかし、これは何なのだろう?
旅館のパンフレットには、1枚写真があるだけで「サボテン公園」の
文字以外何も説明がない。
旅館のご主人の趣味にしては、大規模である。
この巨大なサボテンを育てて出荷しているのだろうか?
写真に写っている部分の他に、手前と奥のものを加えると、優に400
個以上のサボテンが栽培されているのだ!!
その他に、手前には、いろんな種類のサボテンがあり、丁寧に名前の
札もある。
サボテン好きの人にはたまらない場所だろう!
正直言って、私には隣接する「ガラス工芸館」より面白かった。
『おまけの情報(2)』
『大正村 幸の湯温泉』は、正式には、「板室温泉」になるのかも知れない。
そこで、療養温泉として有名な「板室温泉」の「日帰り温泉」の代表格「板
室健康の ゆ グリーングリーン」を紹介することとする。
『板室健康の ゆ グリーングリーン』の紹介ホームページ」はこちら!
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