1. 浦 和 か ら の 温 泉
1-57 五百年も昔からの温泉『四万温泉郷』
四万温泉は遠く室町時代の頃から、500年もの間、湯治場として栄えてき
た。
そして、今なお愛され続けている温泉郷である。
『四万温泉郷』は、「温泉口」、「山口」、「新湯」、「ゆずりは」、「日向見」、
「こしきの湯」の地区に分かれている(以上は筆者=黒田(温泉)の分類)。
「温泉口」には、『湯元四万館』があるから、もともとは、「温泉口」辺りが四
万温泉の中心だったのだろうか?
最近では、「山口」の『四万やまぐち館』、「新湯」の『四万たむら』等が、メ
ジャーな存在である。
「ゆずりは」には、『ゆずりは飲泉場』があり、温泉を飲んだり汲んで持ち帰
ったりが無料で出来る。
「日向見」は、重要無形文化財『日向見薬師堂』があり、そのすぐ傍らには
『御夢想の湯』という共同浴場がある。
ここは、四万温泉発祥の地ということである。
◆日帰り温泉『こしきの湯』
【写真=右=『こしきの湯』(四万川ダムの上にある)2002.6.16撮影】
『こしきの湯』は四万川ダムの下から、左手のアスファルト道を歩いて行くと、
10分ほどで到着する。
バス停「四万温泉」からだと、片道徒歩40分は見ておきたい。
中之条町の町営「日帰り入浴温泉」である。
◆『こしきの湯』利用案内
@ 住 所 = 群馬県吾妻郡中之条町大字四万4400−27
A 電 話 = 電話:0279-64-2810
B 日帰入浴 = 400円(10:00 〜 17:00)
C 温泉施設 = 内湯2(男女別)
D 休館日 = 第2水曜日、12月1日 〜 3月31日
◆日帰り温泉『清流の湯』
【写真=右=『清流の湯』(露天風呂)2002.6.16撮影】
『清流の湯』は中之条から四万温泉に向かい左側、バス停「温泉口
(清流の湯入口)」で降り左手の橋を渡ると、徒歩2分ほどで到着す
る。
中之条町の町営の「日帰り入浴温泉」である。
四万温泉の「日帰り温泉施設」、「共同浴場」の中で、最も景観がよ
く四万川の清流がすぐそこに見える。打たせ湯や雨の日のための東
屋もあり、なかなか風情のある施設である。
大広間も用意されており、ゆっくり一日過ごすのによいところである。
◆『清流の湯』利用案内
@ 住 所 = 群馬県吾妻郡中之条町四万3830−1
A 電 話 = 電話:0279-64-2610
B 日帰入浴 = 500円(4/1〜10/31=10:00〜21:00、11/1〜3/31
=10:00〜20:00
C 温泉施設 = 内湯2(男女別)、露天風呂・打たせ湯(男女別)、
D 休館日 = 第4水曜日、12/27〜12/29
(1) 交通
【マイカーの場合 】
練馬IC 関越自動車道 〜 1時間30分 〜 渋川伊香保IC /R17・R353
〜 40分 〜 中之条 〜 25分 〜 四万温泉
・・・・・所要時間約2時間35分
【鉄道利用の場合 】
JR浦和駅(高崎線)〜 1時間30分 〜 高崎(吾妻線)〜 50分 〜
中之条(バス乗換え)〜 40分 〜 バス停「四万温泉」着
・・・・・所要時間約3時間30分(乗換え時間を含む。各駅停車の旅)
【写真=右=『日向見薬師堂』 2002.6.16撮影】
(2) 共同浴場の案内
@ 住 所 = 群馬県吾妻郡中之条四万温泉
A 問合せ先 = 「四万温泉協会」電話:0279-64-2321
B 共同浴場めぐり = 四万温泉には「志納金(200円程度が相場
か?)」を箱に入れて入る昔ながらの共同浴場と、町営の「日帰り
温泉施設」とがある。
@ 『御夢想の湯』
「日向見」地区には重要無形文化財『日向見薬師堂』があり、その
すぐ傍らに『御夢想の湯』という共同浴場がある。
この共同浴場は、外観はやや頂けないほどに手入れが不足してい
るが、浴室内は明るくてなかなか感じが良い。
昔からの名湯の1つに数えられてもいることから、ここは是非一浴
されたい。四万温泉発祥の地!
四万の病いを直す霊泉 = 四万温泉の最奥にあり、今もこんこんと
熱い湯が湧き続けている。
飲めば胃腸によく、入れば肌にいいと言われている。
小さ目ながらとても落着ける桧風呂。
木製の浴槽にふさわしく洗い場も板張り。温泉は飲用可能!
【写真=右=『御夢想の湯』(共同浴場) 2002.6.16撮影】
◆営業時間 ・・・9:00−15:00
◆入浴料・・・・・清掃協力金=200円程度が相場か?
◆施設・・・・・・内湯(男女別)
A 『河原の湯』
「新湯」地区の四万川のほとり、「荻橋」の脇から川に下りると、
石造り共同浴場がある。
ここは、がっしりした石造りの共同浴場で、浴室
内も石作りである。
気楽に入れる共同浴場という感じである。
【写真=右=『河原の湯』(共同浴場) 2002.6.16撮影】
◆営業時間 ・・・9:00−15:00
◆入浴料・・・・・清掃協力金=200円程度が相場か?
◆施設・・・・・・内湯(男女別)
B 『上の湯』
「山口」地区の四万川のほとり、「山口露天風呂」と「月見橋」の間に
あり、中之条から四万温泉に向かい右側、バス停「山口」で降りバス
の進行方向に向かい、「三木屋旅館」の手前にある。
風情のある建物が、いかにも共同浴場という感じである。
あまり知られていないが、清掃協力金で入れる共同浴場としては、
外観、脱衣所、浴室の清潔度・・・・等から、総合的に見て、この『上
の湯』が四万温泉の共同浴場の中では、一番いいのではないか?
【注】有料の「町営日帰り温泉施設」も入れると、1番は、『清流の湯』
(500円)であろう。
【写真=右=『河原の湯』(共同浴場) 2002.6.16撮影】
◆営業時間 ・・・9:00−15:00
◆入浴料・・・・・清掃協力金=200円程度が相場か?
◆施設・・・・・・内湯(男女別)
C 『山口露天風呂』
「山口」地区にある。中之条から四万温泉に向かい、バス停「山口」
で降り、「山口露天風呂」の看板を左手に見て、橋を渡って行く。
【注】道路側から、狭い階段を下りて、「山口露天風呂」が見えてき
たときは、なかなか風情があるなぁと見たが、現地に行って自分が
露天風呂に入ると、旅館街の建物の裏ばかりみる羽目になり、景
観は悪く風情にやや欠ける。
これで、景観がよければ、この露天風呂は人気が出るのにと思うと
残念である。
・・・ちなみに、手前の露天風呂風のは、干上がった露天風呂で、
何故かここにはお湯が張ってなかった(2002.6.16)。
【写真=右=『河原の湯』(共同浴場) 2002.6.16撮影】
◆営業時間 ・・・9:00−15:00
◆入浴料・・・・・清掃協力金=200円程度が相場か?
◆施設・・・・・・内湯(男女別)

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