1. 浦 和 か ら の 温 泉
1-40 駅の中の温泉『水沼駅温泉センター』
「水沼温泉センター せせらぎの湯」は、「わたらせ渓谷鉄道」の「水沼
駅」の構内にあるユニークな温泉である。
水沼駅で下車して、跨線橋を渡ると大きな平屋の建物がある。そこに
カッパの彫刻があって、温泉客を迎えてくれる。
【写真右=「せせらぎの湯」入口 2000.6.4撮影】
露天風呂が2つあって、内湯に続いてあるのが、「せせらぎの湯」とい
い、渡り廊下の奥にあるのが「カッパ風呂」である。
カッパ風呂には、子供のカッパの銅像が愛らしい表情で迎えてくれる。
ガイドブックでは、駅の中の温泉だから列車の時刻を気にすることもな
く入浴できると書いてあるが、どうして、線路は露天風呂や浴室とは反
対側だし、汗の引く時間も考慮したら、20分前には風呂から上がるよ
うにしないといけないだろう。
「せせらぎの湯」と「カッパ風呂」は脱衣所が別なので、両方入る人は
時間の余裕を十分みておく必要がある。
「せせらぎの湯」は内湯、露天風呂、サウナ風呂、水風呂と施設が充
実している。
「カッパ風呂」は露天風呂のみだが、露天風呂が広くて気持ちがいい。
しかし、いずれの露天風呂も目の高さよりも高い所に竹垣があり、せっ
かくの眼前の山並みがほとんど見えないのが残念である。露天風呂の
設計に当っては、入浴したときの目線を十分に検討してほしいものであ
る。
特に「水沼駅温泉センター」の場合は、男子風呂の場合、あと40〜50
センチは垣根を低くしてもなんら問題がないはずである。
【写真右=「せせらぎの湯 内湯と露天風呂】
駅という交通至便の立地の場合、自然には恵まれにくいのが普通だが、
ここは違う。露天風呂で立ち上がれば緑豊かな山が目の前に迫ってく
るが、露天風呂に沈んでいても山が見えるように工夫したらもっと素晴
らしいのにと、つい欲がでてしまうのである。惜しい!
わたらせ渓谷の渓谷美を堪能し、トロッコ列車で本物のスリルを満喫し
た、大満足の小さな旅であった。
(1) 交通
(電車 + 徒歩2分)
JR南浦和駅 〜 浦和/(乗換え)宇都宮線・浦和 〜小山/
(乗換え) JR両毛線小山〜桐生駅/(乗換え)わたらせ渓谷鉄道・
桐生駅 〜 水沼駅 (徒歩2分) 〜 「水沼駅温泉センター」着
【注】トロッコ列車について
トロッコ列車運転日が限定されているので注意のこと。
梅雨どきと冬期は運休。概ね4月から11月の土、休
日に運転される(6月中旬〜7月中旬は運休=雨が吹込
むため!)。
乗車券の他に「トロッコ整理券」が必要
【写真右=トロッコ列車】
(2) 温泉案内
@ 営業時間 午前10時 〜 午後8時(ただし、4月1日〜11月30日
の間は、午後9時まで。)
休館日=毎月25日(25日が土曜の時は翌々日、休日
の時は翌日が休み。12月30日、31日、1月1日)
A 料 金
B 温泉施設
大浴場、サウナ、水風呂(各男女別)
露天風呂(男女別に2か所)
C セールスポイント
浦和から比較的近く、各駅停車で3時間半程度で着く。
「水沼駅温泉センター」から更に奥の終着駅「間藤(まとう)」
まで行き、折り返して、1つ目の「足尾駅」でトロッコ列車に乗る
予定で行くと、トロッコ列車の下りの始発駅なので必ず 座れる。
トロッコ列車が長い長いトンネルの中をくぐり抜けるときのス
リルは、遊園地やテーマパークの比ではない!
紅葉の頃、トロッコ列車はその本領を発揮して錦秋の山々を疾
走する。その様は、列車のボディに付いているカモシカの姿に
似てカッコイイことだろう!
D 住 所
E 電 話
【写真右=わたらせ渓谷】
【写真右=水沼駅温泉センター カッパ風呂】

◆「わたらせ渓谷鉄道」関係の大きい写真は、
こちら! ⇒「水沼駅温泉センター」の大きい写真

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