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2−39 志賀高原のどん詰まり、ロープウェーで行く温泉
2007.8.27 志賀高原の「蓮池」からロープウェーに乗って 「発哺(ほっぽ)温泉」に行ってきた。 「志賀高原ロープウェー」の終点「発哺温泉駅」から徒歩2 分の所に「発哺温泉」の「薬師の湯」というホテルがある。 発哺温泉は、岩盤から噴出する高温の蒸気をを罐(釜)に集 め、山の湧き水を罐に入れ、お湯にして取り出して温泉にす るという大変珍しい「蒸気温泉」というものだそうである。 幕末の蘭学者・兵学者として有名な佐久間象山がこの志賀高 原を開発、発哺温泉もその一つだという。 豊かな湯量を誇り、昔の人は「コンコン」と湧き出る温泉の音 を「ホッポホッポ」と聞いたといい、「発哺温泉」の名前の 由来となっている。
【注】蓮池駅舎周辺は、志賀高原観光の交通の要所でもあ る。十分な駐車スペースを有し、観光の拠点やスキー のベースとして賑わっている。 ロープウェイは、蓮池駅舎から渓谷を横断して発哺 温泉駅までの全長:1,500mを乗車時間8分で渓谷をひと またぎで運んでくれる。 【参考】最長鉄塔間:約1,000m 最高地上高:180m「志賀高原ロープウェー」(蓮池)の公式ホームページはこちら!
『薬師の湯』入湯記 2007.8.27 発哺温泉は以前からその存在は知っていたものの、随分と遠い、 志賀高原のどん詰まりの山奥の温泉で、とても簡単なことでは 行けない秘湯中の秘湯と決め付けていたが、前日の宿「レッド ウッド・イン」で地元のガイドブックと地図を眺めていたら、 志賀高原の「蓮池」からロープウェーがあって、料金はかなり 高いがこれを利用したら簡単に行けそうだと分かったので、今 度いつ来れるか分からないから思い切って訪ねることとした! 「志賀高原ロープウェー」で空中散歩8分間で「発哺温泉駅」 に到着。駅員さんに「薬師の湯はどこですか?」と聞くと、 「すぐそこです。この道を行けばすぐあります。」とのこと。 歩くこと2分くらいで「秘湯『薬師の湯』」があった!しかし、 余りに、大きなコンクリートのホテル風建物で、一瞬期待がし ぼんでしまった。 一軒宿の鄙びた湯治場をイメージしていたから、ちょっとビッ クリ! しかし、結果を先に書くと「薬師の湯」の露天風呂、そこだけ は鄙びた湯治場のイメージにピッタリだった。
写真は、「薬師の湯」露天風呂の入口(2007.8.27撮影) この入口を入るとすぐに脱衣所。混浴で女性専用時間帯 が設けられている。露天風呂の大きさはさして大きくな い。5人くらいでいっぱいというところだ。目の前に林と 草っ原があり、眺望は望めないが、昔の湯治場の露天風 呂というムードである。少人数でこの露天風呂を独占出 来たら、のどかで、鄙びていて最高の雰囲気である。
フロントで「日帰りでお願いします。」といったら、「はい。800 円です。」といわれて、迷路のような通路や屋外の道を歩いて、い ざ露天風呂に到着!→しかし、先客に「女性」が入浴中ではないか? 「えっ?」と思った瞬間、「今は女性タイムですよ!!」とのきつ い言葉に、恥ずかしい!と、たじたじ・・・・? 「フロントでどうぞ!といわれたんですが、すみません!」 (これでは、ホームページの写真は露天風呂なしになってしまうな ぁ!)・・・・と困惑して、「ホームページの写真を1枚撮りたい のですが、右側のこちらだけ、撮影させてください。」とお願い したら、「いいですよ!」とのこと。 写真を撮影していて、「ロープウェーの時間の都合もあり、今日 さいたま市に帰るので、無理を申してすみません。」とお詫びと 厚かましいことをする事情を説明したら、「せっかくですからお 風呂もお入りなったら!?私は構いませんよ!」とのこと。 露天風呂に入浴しないでホームページで紹介するのは心苦しいか ら、お言葉に甘えて、背中を先客の女性に向けて一浴させて頂い た。
写真は、「薬師の湯」露天風呂(2007.8.27撮影) のどかで、鄙びていて最高の雰囲気である。「薬師の湯」 露天風呂は混浴。混浴だが女性専用時間帯が設けられてい る。女性専用時間帯は、事前に下記番号に問合せのこと。 【電話】「薬師の湯」0269−34−2511
年の頃なら、40代半ばか? 一言も言葉を交わさず、約1分でお風呂を上がってしまった! 「私は構いませんよ!」・・・といわれたのだから・・・・と後 で残念がっても、これこそ、「後の祭り!」というものである。
○ 交 通
(マイカー) 【上信越自動車道から】 〈信州中野I.C. から志賀中野有料道路へ〉 ※「志賀中野有料道路」→「国道292号 =オリンピック道路」経由、約60分。 あるいは、途中「蓮池」からロープ ウェー利用。 ◆ロープウェー料金 片道 大人 900円 往復 大人 1660円(割引) (鉄 道) JR「長野駅」から長野電鉄「湯田中駅」 下車〜バス60分〜「発哺温泉」下車、すぐ。 【問合せ先】 山ノ内町役場観光商工課 電話:0269-33-1107
写真は、「薬師の湯」内湯(2007.8.27撮影)
内湯は男女別々。日帰り入浴の場合は指定された時 間内での入浴。しかし、内湯と露天風呂は衣服を着 ての移動となる。通路も迷路のようになっている。
○発哺温泉『薬師の湯』の案内
@ 営業時間