2. おすすめの秘湯


◆◆◆◆◆ 発哺温泉『薬師の湯』 ◆◆◆◆◆

2−39 志賀高原のどん詰まり、ロープウェーで行く温泉


2007.8.27 志賀高原の「蓮池」からロープウェーに乗って
「発哺(ほっぽ)温泉」に行ってきた。

「志賀高原ロープウェー」の終点「発哺温泉駅」から徒歩2
分の所に「発哺温泉」の「薬師の湯」というホテルがある。

発哺温泉は、岩盤から噴出する高温の蒸気をを罐(釜)に集
め、山の湧き水を罐に入れ、お湯にして取り出して温泉にす
るという大変珍しい「蒸気温泉」というものだそうである。

幕末の蘭学者・兵学者として有名な佐久間象山がこの志賀高
原を開発、発哺温泉もその一つだという。
豊かな湯量を誇り、昔の人は「コンコン」と湧き出る温泉の音
を「ホッポホッポ」と聞いたといい、「発哺温泉」の名前の
由来となっている。





写真は、「志賀高原ロープウェー」(2007.8.27撮影)

志賀高原の「志賀高原ロープウェー 蓮池駅」から
ロープウェーで約8分で終点「発哺温泉駅」に到着。


【注】蓮池駅舎周辺は、志賀高原観光の交通の要所でもあ
  る。十分な駐車スペースを有し、観光の拠点やスキー
  のベースとして賑わっている。

        
   ロープウェイは、蓮池駅舎から渓谷を横断して発哺
  温泉駅までの全長:1,500mを乗車時間8分で渓谷をひと
  またぎで運んでくれる。
  【参考】最長鉄塔間:約1,000m 最高地上高:180m

   
「志賀高原ロープウェー」(蓮池)の公式ホームページはこちら!

写真は、発哺温泉「薬師の湯」(2007.8.27撮影)

やって来ました発哺温泉「薬師の湯」!車でも来れるらしいが道幅
が狭くヘヤピンカーブが多いようだから、ロープウェイ利用が無難!

           『薬師の湯』入湯記 
                                    2007.8.27   

発哺温泉は以前からその存在は知っていたものの、随分と遠い、
志賀高原のどん詰まりの山奥の温泉で、とても簡単なことでは
行けない秘湯中の秘湯と決め付けていたが、前日の宿「レッド
ウッド・イン」で地元のガイドブックと地図を眺めていたら、
志賀高原の「蓮池」からロープウェーがあって、料金はかなり
高いがこれを利用したら簡単に行けそうだと分かったので、今
度いつ来れるか分からないから思い切って訪ねることとした!

「志賀高原ロープウェー」で空中散歩8分間で「発哺温泉駅」
に到着。駅員さんに「薬師の湯はどこですか?」と聞くと、
「すぐそこです。この道を行けばすぐあります。」とのこと。
歩くこと2分くらいで「秘湯『薬師の湯』」があった!しかし、
余りに、大きなコンクリートのホテル風建物で、一瞬期待がし
ぼんでしまった。 

一軒宿の鄙びた湯治場をイメージしていたから、ちょっとビッ
クリ!
しかし、結果を先に書くと「薬師の湯」の露天風呂、そこだけ
は鄙びた湯治場のイメージにピッタリだった。



写真は、「薬師の湯」露天風呂の入口(2007.8.27撮影)
この入口を入るとすぐに脱衣所。混浴で女性専用時間帯 が設けられている。露天風呂の大きさはさして大きくな い。5人くらいでいっぱいというところだ。目の前に林と 草っ原があり、眺望は望めないが、昔の湯治場の露天風 呂というムードである。少人数でこの露天風呂を独占出 来たら、のどかで、鄙びていて最高の雰囲気である。


フロントで「日帰りでお願いします。」といったら、「はい。800 円です。」といわれて、迷路のような通路や屋外の道を歩いて、い ざ露天風呂に到着!→しかし、先客に「女性」が入浴中ではないか? 「えっ?」と思った瞬間、「今は女性タイムですよ!!」とのきつ い言葉に、恥ずかしい!と、たじたじ・・・・? 「フロントでどうぞ!といわれたんですが、すみません!」 (これでは、ホームページの写真は露天風呂なしになってしまうな ぁ!)・・・・と困惑して、「ホームページの写真を1枚撮りたい のですが、右側のこちらだけ、撮影させてください。」とお願い したら、「いいですよ!」とのこと。 写真を撮影していて、「ロープウェーの時間の都合もあり、今日 さいたま市に帰るので、無理を申してすみません。」とお詫びと 厚かましいことをする事情を説明したら、「せっかくですからお 風呂もお入りなったら!?私は構いませんよ!」とのこと。 露天風呂に入浴しないでホームページで紹介するのは心苦しいか ら、お言葉に甘えて、背中を先客の女性に向けて一浴させて頂い た。


写真は、「薬師の湯」露天風呂(2007.8.27撮影)
のどかで、鄙びていて最高の雰囲気である。「薬師の湯」 露天風呂は混浴。混浴だが女性専用時間帯が設けられてい る。女性専用時間帯は、事前に下記番号に問合せのこと。 【電話】「薬師の湯」0269−34−2511

年の頃なら、40代半ばか? 一言も言葉を交わさず、約1分でお風呂を上がってしまった! 「私は構いませんよ!」・・・といわれたのだから・・・・と後 で残念がっても、これこそ、「後の祭り!」というものである。



 交  通 

  (マイカー) 【上信越自動車道から】    〈信州中野I.C. から志賀中野有料道路へ〉     ※「志賀中野有料道路」→「国道292号      =オリンピック道路」経由、約60分。      あるいは、途中「蓮池」からロープ      ウェー利用。      ◆ロープウェー料金       片道 大人 900円       往復 大人 1660円(割引)  (鉄 道)   JR「長野駅」から長野電鉄「湯田中駅」    下車〜バス60分〜「発哺温泉」下車、すぐ。  【問合せ先】     山ノ内町役場観光商工課     電話:0269-33-1107


写真は、「薬師の湯」内湯(2007.8.27撮影)
内湯は男女別々。日帰り入浴の場合は指定された時 間内での入浴。しかし、内湯と露天風呂は衣服を着 ての移動となる。通路も迷路のようになっている。




発哺温泉『薬師の湯』の案内

@ 営業時間 A 料 金 B 温泉施設 C セールスポイント    D 住 所 E 問合せ先 


写真は、「発哺温泉」周辺の風景・・・・(2007.8.27撮影)
「発哺温泉」は志賀高原北部、東館山の横湯川の谷あい に湧く温泉。ロープウェーで標高1600mの高さまで登っ て入る温泉である。北アルプスや北信五岳を一望するこ とができ、雲上温泉とも呼ばれる。周辺は深山の雰囲気 が漂うが、ロープウェーの影響で来訪者は割合多い。



『発哺温泉&ブナ平』の公式ホームページはこちら!



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