2. おすすめの秘湯

◆◆◆◆◆ 駒の湯温泉『山荘駒の湯』 ◆◆◆◆◆

2−24 越後駒ケ岳登山口の秘湯『山荘駒の湯』

    「駒の湯温泉『山荘駒の湯』」(新潟県北魚沼郡湯之谷村)は、大
   湯でバスを降り約4キロの道を歩いて、ようやくたどり着く。
     越後駒ケ岳の小倉尾根登山口のすぐ脇にある秘湯で、「日本秘湯
   を守る会」の旅館である。
     送迎の車もあるが、1時間足らずのアスファルト道、是非歩いて
   ほしい道のりである。歩いてこそ、秘湯の雰囲気が更に増すのであ
   る。佐梨川の清冽な流れも歩かないと気づかないからである。 
     川底から汲み上げた源泉は夏でも冷たいと感じるほどの冷泉だが、
   長時間入った後に、上がり湯の熱い湯に少し入ってから上ると、い
   つまでも体の芯から温まっていることが実感できる。
     源泉の冷たい浴槽には2時間くらい平気で入ってる人が多いとい
   う。
     『山荘駒の湯』は、郷愁を呼ぶランプの宿ということで、都会か
   ら癒しを求めてのお客と駒ケ岳に登る熟年登山家が利用する人気の
   宿である。

  ○ 交  通  南浦和(高崎線) 〜 浦和  〜 高崎/(上越線)高
              崎 〜 水上/(上越線)水上  〜 小出/(バス=大湯
              温泉行き30分「終点」下車) 〜 徒歩50分 〜  駒
              の湯温泉
              【注】宿泊客は送迎者あり=要予約      

  ○  「山荘駒の湯」の案内
    ・ 所在地   新潟県北魚沼郡湯之谷村大湯719
    ・ 電  話   02579−5−2126             

  ○  日帰り入浴料   500(駒の湯「休憩舎」にて、内湯のみ利用
                   可能=8時〜18時。無休)
      
  ○  宿泊      1泊2食  8500円〜

  【注】源泉の温度は32度と温いが、炭酸ガスが含まれているため、
      加熱が出来ない。源泉と沸かしの湯に交互に入浴するという、独
      特の入浴方法がこの温泉の特徴である。

    




写真で見る「山荘駒の湯」

@ 「山荘駒の湯」内湯(混浴=源泉)
   32度の源泉は川底から浴槽の中央に汲み上げられている。
  「おぉっ、冷たい!」



A 「山荘駒の湯」内湯(混浴=沸かし湯)
   源泉が冷たいほどなので、ときどき温かい沸かし湯に入ること。





B 「宿泊客用露天風呂」
   宿泊客用露天風呂は、屋根付だが展望がよく、佐梨川の清冽な
   流れが望める。







越後駒ケ岳「調査登山」の写真


@ 「小倉尾根の雪渓」
    小倉尾根の標高1000メートル近く。小倉山まで後100
    メートルの地点(残雪が多く、アイゼンがないためこれ以上
    は危険。勇気ある撤退!)
 


    筆者(黒田(温泉))は、2001年7月24日、日本百名山「魚沼
    駒ケ岳(越後駒ケ岳)」に30年振りに登る予定にしている。 
    「越後駒ケ岳」(2003m)は、高山植物が低山の割りに北
    アルプス並に数多く見られる山である。
    中でも、白くて可憐な小さな花をつけるチングルマは越後駒ケ
    岳にはなくてはならない花である。




    調査登山は、雪渓の残雪の多さに阻まれて、途中で断念。
    しかし、10キロの荷物を背負って、急峻な小倉尾根の雪渓を
    3分の1程度5月下旬に登った経験は、真夏に、もう少し登り
    の緩やかな「枝折峠登山口」からの登山なら、「登れる!」と
    いう自信を得た!
    この吊橋のすぐ側に「山荘駒の湯」があるのだ。



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