1.浦和からの温泉



1-180 「物語山」登山と西下仁田温泉「荒船の湯」日帰り入浴の旅



◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆

2015年5月17日、マイカー利用で群馬県甘楽郡下仁田町の「物語山」
登山と、西下仁田温泉「荒船の湯」の日帰り入浴に行って来ました。
「物語山」は「南峰(1019m)」と「西峰(967m)」とで構成されています。
「南峰」は、冬季以外は展望が望めないです。「西峰」は四季を通じて
展望があります(妙義山、荒船山、浅間山等がみえる)。「物語山」と
いう名前から、優しい山容をイメージしがちですが、実際は、悪路の
連続で、繰り返しの土砂災害で、登山道の整備が追い付いておらず、
案内看板の修繕や赤いリボンの取付け等も、不十分な個所が散見され
ます。下山後は、近くに「西下仁田温泉 荒船の湯」があり、日帰り
登山の汗を流すのにこの温泉が一番利用し易く、超人気の温泉です。
「物語山」、その名のいわれは? 後ほど!

《「物語山」(南峰、1019m) の山頂風景》
※「物語山」は、侮れない山である。それは、登山道が荒  れていて、朽ち果てた「道標」を慎重に探すような気持 ちで行かないと、道迷いし易い現況にあるからである。  登山口まで(約2.5km)の林道は、新緑で気持ちがいい!  しかし、過去の豪雨の土砂災害でズタズタに寸断され、  陥没していた! このサイトで迷い易い所を説明したい!  
「お薦めのコース」は、「サンスポーツランド下仁田」 の駐車場から、林道を歩き、「阿唱念の滝」への分岐 を直進して、「丹沢登山口」を確認して左折後「登山 道」を行き、「物語山(南峰)と西峰」の分岐(鞍部)で は、先に「南峰」を登ってから、「西峰」で「昼食休 憩」というコースです。帰路は「西峰」から「鞍部」 へ下り、そこから往路を戻るルートが安全でいいです。 「阿唱念の滝」へは、現在は「熊出没に付き立入禁止」 の札が出ている。バリケード状の柵も設置されている ことからも、 この道は歩かないのが無難と言えます!



  ◆「物語山(南峰1019m) 〜 西峰(967m)」登山!



《「物語山」へは、国道254号から、左折して「サンスポーツ ランド下仁田」のゲートをくぐり、右脇の「駐車場」(10台 程度駐車可能)に車を止めて、駐車場に向かって左側の「案 内版」を確認してから、道なりに小さな橋の方へと歩く。》


◆アクセスの詳細
《行きの交通》  ※マイカー 1.交通経路(往路)   「南浦和駅前」発(05:50) → (関越自動車道+上信越道経由:計1時間20分《途中 休みなし》) → 「下仁田IC」(07:10下仁田IC経由) → (5分) →「コンビニ」 立ち寄り(07:10着)(10分・トイレ休憩)/0720発 → 「サンスポーツランド横の公 園」の前の「駐車場」着(07:50)   ※「サンスポーツランド下仁田」の住所:群馬県下仁田町大字南野牧字屋敷甲10690 2.登山のタイムスケジュール  《登り》  「サンスポーツランド」の駐車場発08:00---(1分)---「阿唱念の滝/物語山」分岐点  (道なりに直進)08:01---「物語山75分」の看板を確認---(30分)---08:30の地点で 休憩(10分休み)/08:40発--- (20分)--林道から山道の登山道へと入る--「道標」着 09:00 【注:ここが「丹沢登山口」】この「道標」の板が後ろ向きだったので、道   迷い20分ロス!) 09:20に「物語山」への「道標」を確認(5分休み)/ 09:25発 --- (1分)---「物語山45分」の看板(09:26)---(35分)---10:00の時点で休憩(10分休み) /10:10発---(14分)---10:25「鞍部(「西峰/物語山」分岐点)」通過--- (15分)--- ---「物語山(南峰)」山頂着10:40(写真撮影/10分休み)/10:50発---(10分)---「鞍 部」通過11:00---(5分)---「物語山西峰」着11:05【昼食休憩】 ◆【昼食休憩11:05〜11:30/=25分の休憩!】 【参考】《登り》歩き:2時間30分(内、道迷いロス20分)、休憩60分=計3時間30分 《下り》  「物語山(西峰)」山頂発11:30---(5分)---「鞍部」11:35---(往路を戻る40分 )--- 「丹沢登山口」12:15(15分休憩)/12:30発---(45分)---「サンスポーツランド」の駐 車場着13:15  【参考】《下り》歩き:1時間30分、休憩15分=計1時間45分  【往復】歩き:4時間00分(内ロス20分)、休憩(昼食含む)1時間15分、=合計5時間15分   【注】下山後の着替え等(13:15〜13:30) 3.下山後の「温泉へのアクセス」と「日帰り入浴」及び「復路アクセス」 「サンスポーツランド」の「駐車場」13:30発→(5分)→「荒船の湯」着13:35  【「荒船の湯」入浴15:00迄】  「荒船の湯」発1510 →(標準タイム=車1時間50分:休憩30分:計2時間20分) →   【注】実際は、上里IC16:00着【夕食16:50まで】/16:55発→南浦和駅着19:25                            (2015.05.17登山)


◆◆◆◆◆ 写真で見る「物語山(南峰) 〜 西峰」登山 ◆◆◆◆◆


◆「物語山」の登山には、「サンスポーツランド「下仁田」 の駐車場に車を止めるのが便利である。約10台駐車可能。

この「案内看板」は「サンスポーツランド下仁 田」の駐車場に向って左、直ぐの場所にある。

◆「案内看板」に向かって左手を見ると、す ぐそこに古びた小さな「橋」が見える。

「物語山」の登山口は、林道を2.5キロほど歩いてからになる が、今や林道の始まりが事実上の「登山口」と化している!

◆「阿唱念の滝/物語山」分岐点の「道標」

「阿唱念の滝」方面のルートは、古いガイド ブックや、個人のホームページで案内されて いるが、現在は「歩行禁止」となっている。  【注】別の板にも「熊出没のため危険!」と記載あり。

◆「物語山75分」の看板!

小さな「橋」を渡ってしばらくすると、 「物語山75分」の案内看板がある!。  【注】このような立派な看板がこの先もあるのだが、 林道が過去の土砂災害で大荒れしていて、現状 の登山ルートとは、時折りマッチしていない!。

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◆「物語山55分」の看板!

次に「物語山55分」の看板が現れ、安心して いると、この先の「林道」が、クセモノだった!

◆時々ある「案内なしの二股の道」!!

写真のような「案内なしの二股の道」があった! いかにも道な りに進めと言わんばかりだが、実は左が正解!右は行き止まり!
◆「林道」が完全に陥没!!

写真の左上のコンクリートは、橋桁の様な構造物だが、 その先が陥没していた!やむなく右下の沢に下りてみた!  【注】この場所は、「林道」が完全に陥没していたため、 一旦水なし沢に下りて先に進む事にした!

◆陥没した「林道」を巻いて進む!!

昔は立派なコンクリートの橋桁のような物だった筈 だが、今やこうして迂回ルートを選択することに!  【注】「ピンクのリボン」に導かれて、水のない沢から元の 「林道」の先に渡ると、又「林道」に戻れた!

◆「道迷い」した場所!!

「登り」では、ここを直進して「道迷い」した!  この後写真で説明するが、「道標」の板の取付け 方は、「登りの登山者の目線」で考えて欲しい!

◆「丹沢登山口」はここを左折!!

ガイドブック等にある「丹沢登山口」とい う「最重要なポイント」が、ここなのだ!!  写真の「○」の場所に、目立たない「道標」がある。 「◎」の場所には、一応木の枝で「行くな!の印」ある。 ◆「物語山」の方角を示す「道標の板」が登り登山者か ら見て「裏返し」に付けてあったので、気付かなかった! 「案内板」は、「登りの登山者の目線」で考えて欲しい!

◆これが「登り登山者の目線」で見た写真!!

「登り」では、朽ち果てた「道標」の「サンスポーツランド下仁 田」はこっち」(自分が来た山麓方向)という看板しか見えない!  「物語山」の方角を示す「道標の板」は、丸太の向 こう側に裏返しについていた! どうして丸太の「こ ちら側」に打付けておかないのか? 理解に苦しむ!

◆「道標の板」の向こうに回ったら!!

「道迷い」した後で、「道標の板」の向こ う側に回って写真撮影して、記録した!  「物語山」の方角を示す「道標の板」は、「裏返し」でちゃん と付いているが、これでは「登りの人」には役に立たない!!

◆「下仁田町」作成のマップの「物語山ハイキングコース」

下山後に「荒船の湯」で100円で購入した「下仁田山 歩きMAP」に掲載の「物語山ハイキングコース」の5頁 に「案内板・登山口は沢を渡る」と書かれている。  実際に現状の登山道を踏破しての「MAP」と は到底思えない雑な概念図だが、 少しは参 考になるかと思えるので、 転載致します!!

◆「丹沢登山口」は、「林道」を左折!!

「物語山」登山の重要なポイント、「丹沢登山口」 は、「サンスポーツランド下仁田」の駐車場から、 標準タイムで45分とあるガイドブックもあるが、 「下仁田町」の「下仁田の山歩き」(価格100円)に は、60分とあり、60分が現状にマッチしている!  「物語山」への「登山道」は急な坂道を下る。 「ピンクのリボン」もあり、安心できた!!

◆「物語山」への登山道!!

「物語山」への登山道は、「丹沢登山口」から本格的に 山道となり、崩れやすい平たい石の道の連続である! 

◆「物語山45分」の看板!!

「物語山45」の看板の出現に、ほっとした!!  実際には、この看板から「鞍部(「西峰/南峰」 分岐点)」まで、 約50分掛った(休憩を除く)!! 「ピンクのリボン」もあり、安心できた!!

◆鞍部(「西峰/南峰」分岐点)」までの悪路!!

「物語山45分」の看板を過ぎてから、急登となり、足 元は石の瓦を敷いたような、歩きにくい道が続く!! 

◆小休止の場所にも苦労する急斜面!!

登山道後半の、鞍部(「西峰/南峰」分岐点)」まで の道は、小休止の場所にも苦労する急斜面の連続!!  写真の「○」印のような平らな座りやすい石は、なかな かなくて、自分で他から探してきて置いた! こうしな いと、どこでも斜面が急で、座って小休止も出来ない!!

◆鞍部(「西峰/南峰」分岐点)」の「道標」!!

鞍部(「西峰/南峰」分岐点)」の事をよく理解して いないと、とても判別できない「道標」である。  「道標」を目の前にして、右が「南峰」 への道、左が「西峰」への道となる!!

◆「えっ!ここを登るの!?」と、思わず叫んだ!!

鞍部(「西峰/南峰」分岐点)」から「南峰」 への急登の道は、こんな危険な場所も!!  写真の場所は「鞍部」を過ぎて、2〜3分の地点!!

◆「物語山(南峰、1019m)」山頂に到着!!

10時40分、「物語山(南峰)」の山頂を踏む! しかし、展望も何 もないので、写真を少し撮って、直ぐに「西峰」に急いだ!!  先に「西峰」に寄って来た人が、「お昼は西峰がいいですよ! 向 こうは展望があり、いい所ですから!」とアドバイスしてくれた!!

◆「西峰(967m)」の山頂に到着!!

11時050分、「物語山」の「西峰」に到着!!「西峰」は 展望があり、「昼食休憩」に丁度いい場所だった!    平らな場所も少しあったので、グランドシートを 敷いて、おにぎりを食べて、しばし疲れ忘れた!!

◆「西峰」からの展望!!

「物語山」の「西峰」は、西側の展望がある。 「南峰を先に登って来てよかった!」と思った。    妙義山、荒船山、浅間山等の雄姿が空に浮か ぶように見えた!! 浅間山は、肉眼でははっ きり見えたが、カメラに収まっていなかった!

◆下山は、「サンスポーツランド下仁田の駐車場」に戻る!!

「物語山(西峰)」山頂から、「鞍部」を経由 して、「往路」を戻り、「丹沢登山口」を経て 「サンスポーツランド」の駐車場に着いた! 「サンスポーツランド下仁田」のゲートの向こ う(国道側)から「物語山」が少し見えるという ので、試しにゲートをくぐり見上げてみた!    ゲートの国道側から見た、「メンベ岩」 (中央)と「物語山」(その左)の姿である!


◆◆◆◆◆ 「物語山」の伝説 ◆◆◆◆◆


◆「物語山」にまつわる言い伝えについて


《伝説--その1》
戦国時代、敵の手を逃れて「メンベ岩」にたどり着いた武将が藤づるを頼りに
よじ登ったものの、追手を恐れて藤づるを切ってしまい下りられなくなった。
一行は、仕方なく最後には覚悟を決めて切腹して自害した。---という伝説。

《伝説--その2》 「メンバ岩」の上で武者が金銀 の財宝を埋蔵して壮絶な死(切腹)を遂げた物語 があるので、その名が付いたとも言われている。 この財宝を目当てに「メンベ板岩」を登ってくる者は、必ず墜落死する。---と いう伝説。



◆◆◆◆◆ 温 泉 デ ー タ ◆◆◆◆◆


◆「西下仁田温泉 荒船の湯」について

《「西下仁田温泉 荒船の湯」の建物全景》
  
   ※ 住 所  群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧9326-1                 

     ※ 電 話 0274-60-6004  

   ※ 営  業 (日帰り入浴)  午前10時〜午後18時(年間同じ) 
            下仁田町の「下仁田温泉 荒船の湯」のホームページはこちら!
   ※ 休業日 月曜日(月曜が祝日の時は、その翌日)     ※ 入浴施設            ・内風呂(大風呂、泡風呂、子供風呂(男湯では丸い浴槽)・・・・男女別          ・露天風呂・・・男女別に1個(岩風呂)          【注】「内湯コーナーに低温サウナ」あり。                       ※ 料 金 (日帰り入浴) (平日・町外)大人600円                  ※ 交 通     (マイカー)      ・上信越自動車道「下仁田IC」から、25分 ・「サンスポーツランド下仁田」の駐車場から、5分       【駐車場】大駐車場が完備。 (電車+バス)      ・上信電鉄下仁田駅から、バス「市野萱線」に20分乗車、「荒船の湯前」下車すぐ       「下仁田温泉 荒船の湯」の「交通」に関するサイトはこちら!

       ※セールスポイント         (1) 「物語山」、「荒船山」、「物見山」の登山の後のアクセスの便がよい!        (2) 天然温泉(加温、循環方式)で、神経痛・消化器病・冷え性・筋肉痛等に効能あり!        (3) 温泉の後に、ゆっくりと温泉でくつろゲル用、食事も豊富なメニューがある!


◆「荒船の湯」の露天風呂

自然石で囲まれた「露天風呂」は、7〜8人く
らい入れる中程度大きさで、西上州の山々を
仰ぎ見ながら入れる人気の露天風呂である。




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