2007.12.2 神奈川県は箱根町の宮城野温泉『勘太郎の湯』
に行ってきた。
そもそも、今回『勘太郎の湯』を訪れることにしたのは、
「明神ヶ岳」に登って富士山を見て、下山後に入浴する温
泉はどこが最適な温泉かと探しに探しての結論が、『勘太
郎の湯』となったからであった。
「明神ヶ岳」は、幾つかの登山コースがあり、箱根の仙石
原から登るというコース(金時神社)が一般的なようである。
しかし、その場合、下山後温泉に入るには、同じルート
で仙石原に引き返すか、仙石原に近い宮城野温泉に降りる
という、往路と復路とが余り変化のない登山になってしま
う。
いろいろ検討の結果、小田原から伊豆箱根鉄道大雄山線
で大雄山駅まで行き、そこからバスで「道了尊(どうりょ
うそん)」のバス停(=最乗寺)で降りて、「最乗寺」の紅葉
を見物してから登山道に入るというコースが、変化に富ん
でいて面白いし、下山ルートを「明神ヶ岳」〜宮城野温泉
とすれば、下山直後に『勘太郎の湯』という天然温泉かけ
流しの湯に入れるということも分った。
◆温泉案内
宮城野温泉『勘太郎の湯』
所 在 地 : 神奈川県足柄下郡箱根町宮城野923
電 話 : 0460-2-4477
アクセス : (マイカーの場合) 【「東名高速道路」利用】
小田原厚木道路 小田原西I.C. から
11km、30分
(鉄道の場合) 【小田急線「箱根湯本駅】から
バス「湖尻・桃源台」行きで20分。
「宮城野」バス停から徒歩2分。
■《写真右上「勘太郎の湯」の露天風呂》
※撮影 2007.12.2
営業時間 :(日帰り入浴)
平日 AM10:00〜PM7:00
土日祝 AM10:00〜PM8:00
休 業 日 : 金曜日(祝日の場合は営業)
料 金 :(日帰り入浴) 入浴料 1000円
個室 2000円(3時間)
駐 車 場 : 10台程度(無料)
食 事 処 : 完備(食事だけでも1階で可能)
●入浴施設:男女別:内湯、露天風呂(岩風呂・大理
石風呂)
※シャワーも、上がり湯も総て源泉100%。
※源泉の泉温 83.0度(加水等して温度調節)。
■《写真右「勘太郎の湯」の内湯》
※撮影 2007.12.2
■《写真右「勘太郎の湯」の大理石の露天風呂》
※撮影 2007.12.2
この大理石の露天風呂は、今回は男風呂。
他に、癒しの「天照石」の風呂というのがあるよ
うだが、今回は女性用の風呂だったか?
■■感想
バス停「宮城野」から徒歩2分と近い。
推測どおり、「明神ヶ岳」の登山後の温泉としては、
最適場所にあり、源泉100%かけ流しというのも嬉しい。
町中にあるという感じで、ひなびた温泉ということで
はないが、露天風呂も「岩風呂」と「大理石風呂」と2
つあり、内湯も広くて清潔である。
露天風呂からの展望は望めない。
この点が少し残念だが、登山の後の汗流しであってみ
れば「大満足」であった!
「宮城野温泉『勘太郎の湯』」の公式ホームページはこちら!

(2) 周辺観光案内
《大雄山『最乗寺』について》
■『最乗寺』
所 在 地 : 神奈川県南足柄市大雄町1157
問合せ先 : 0465-(74)-3121
アクセス : (電車)【伊豆箱根鉄道】
小田原駅→大雄山駅(大雄山線21分)
※バス乗換え:大雄山駅→道了尊(どうり
ょうそん)(バス10分)
(マイカー)【東名高速道路】
大井松田インター→道了尊(20分)
見どころ: 大雄山『最乗寺』は、曹洞宗に属し全国に
4000もの門流を持つ寺である。
大変大規模な寺院の建物で、こんな所にこ
のような大きなお寺があったのか、とびっく
りさせられた。
■《写真右「最乗寺」の本堂》
※撮影 2007.12.2
本堂(護国殿)は、昭和29年再建。間口
15間、奥行き12間。昭和を代表する仏教
建築家、伊藤忠太氏の設計。
【年末年始の行事より】
■除夜の鐘
大晦日の午後9時を過ぎると、新年を大雄
山で迎えようする参拝者が早々と三々五々
鐘楼の前に集まり始める。
元旦午前零時ちょうどに除夜の鐘が打たれ、
山内は厳かな空気の中にも、活気を見せて、
新年の夜明けを迎える。
■新年大祈祷会
除夜の鐘の第一声を打たれた山主老師がそ
のまま御真殿に昇られ、道了大薩様に新年
を迎えた挨拶の祈祷が修行される。
一年の計を願ってこられた参拝者は三ヶ日
で約5万人を数えるという。
■《写真右「最乗寺」の紅葉》
※撮影 2007.12.2
四季を通じ、花や紅葉にと観光的にも見事
な寺だということが、帰宅後に「最乗寺」の
公式ホームページでよく分かった。
とにかく、もう一度春の花の時期に行って
みたいものである!
※春の草花紹介
藤、椿、ヒマラヤ雪ノ下、杏、レンギョウ、
しだれ桜、八重桜、シャガ、ツツジ
「大雄山『最乗寺』」の公式ホームページはこちら!

(3)『明神ヶ岳』登山
《『明神ヶ岳』について》
■『明神ヶ岳』登山コースタイム(2007.1.2(日))
南浦和発0601 → 赤羽着0614/乗換え(湘南新宿ラ
イン)/0623発 → 小田原着0806/乗換え(伊豆箱根
鉄道・大雄山線)/0812発 → 大雄山駅着0833/乗
換え(バス・「道了尊(どうりようそん)行き)/0840
発→ 「道了尊」着0850【「最乗寺」の入口】
■『明神ヶ岳』登山
「最乗寺」の境内の2つ目の赤い高下駄に向かって
左側にある橋から「登山道」となる。
■《写真右上「最乗寺」境内の登山口》
※撮影 2007.12.2
0920「最乗寺」の境内登山口発 → 0940砂利道と
交差(10分休憩←ヤッケを脱ぐため。砂利道を横切
り再度、登山道に入る。0950発) → 1010見晴小
屋着。
見晴小屋は廃業となったようで、建物は荒れ放題
だった。
見晴小屋の前にベンチがあり、小休止した(10分)。
■《写真右「見晴小屋」》
※撮影 2007.12.2
1020見晴小屋発
30分程度歩いた11:00頃から「赤土の溝のような
道」がしばらく続いた。
雨の日はぬかるみと赤茶けた土の汚れに閉口する
だろう!
■《写真右「明神ヶ岳」山頂》
※撮影 2007.12.2
天気は朝の内曇り、11時頃から少し晴れ間が見えて
きて、「明神ケ岳」の頂上で10分程、富士山の頭が
見えてきた。
1130『明神ヶ岳』山頂着
(※10分程度「富士山が見えた!)【昼食休憩1200ま
で:おにぎりにお茶とたくあん】
■《写真右「明神ヶ岳」山頂から見た「富士山」》
※撮影 2007.12.2
前日の土曜日までの天気予報では、日曜日もいい
天気というので安心していた。
朝5:30に家を出たときは明けの明星が輝き、上
天気を期待していた。
しかし、小田原から大雄山線に乗り換え、大雄山
駅に着いたら、かなりの曇り空で、登山道の前半
は鬱蒼たる木立の中で、もしかしたら一雨くるか
な、という具合であった。
『明神ヶ岳』山頂についても同じことだったが、
目の前に金時山、その後ろにかすかに富士山があ
ることが分かり、荷物を降ろしていると、少しず
つ雲が動いていて、あと少し待つと雲の切れ目が
来ることが分かり、大いに期待して待った。
そして、しばらくすると一瞬だけシャッターチャ
ンスが巡って来た!
多分、多少雲がかかったときも入れて、僅かに10
分くらいの時間だったと思われる!
正に運がよかったとしか言いようがない!
富士山が拝めて、素晴らしい登山になった!
1200下山開始 → 1203頃明星ヶ岳・宮城野への
分岐の標識 → 1320宮城野地区のアスアァルト
道へ出た。
【ここから、ややこしい。直ぐ左斜め前の小道を下
の駐車場を目指して降り、そこからは「勘太郎の
湯」の看板を頼りに下へ下へと行く。徒歩10分く
らい】
1330「勘太郎の湯」着【入浴1410まで】
■《写真右「明星ヶ岳・宮城野への分岐」の標識》
※撮影 2007.12.2
※帰路
1415「勘太郎の湯」発 → 1420「宮城野」バス停
からバス乗車(「箱根登山バス」) → 【紅葉シー
ズンでバス大渋滞:通常は20分程度】→ 1530箱根
湯本着(70分乗車!) → 1552箱根湯本発(「箱根
登山鉄道・急行」、小田急線直通:新宿行き) →
1747小田急「新宿駅」着 → 1755JR埼京線「新宿
駅」発 → 1808赤羽着/乗換え/京浜東北線1813発
→ 1825南浦和着
「読者の掲示板」はこちら!= 「温泉情報」など、気軽に投稿して下さい。