1.浦和からの温泉



1-100 神立(かんだつ)温泉『神立の湯』について


◆更新300回目の『辛口批評温泉紹介』

 「温泉ウォーキング/浦和発」のホームページも更新
  を重ね、ついに300回目の更新になる。
  300回目ということについては、今回紹介する『飯
  士山(いいじさん)』登山と『鳥井原温泉 ハーブの
  湯』を組合せて温泉ウォーキングをしようと検討した
 ときに気付いた。
  そのとき300回目という数字の重みも意識した。
  ※2週間に1回を目標にした更新サイクルだから、
   スタートから約600週=11年余=の道のりだった。 

  それなのに、登山の対象の『飯士山』にしても、温
 泉の候補地の鳥井原温泉『ハーブの湯』にしても、事
 前に300回祈念に相応しい目的地か、環境はどうか、よ
 く下調べをしたとは言えない状態だった。
  特に、『鳥井原温泉 ハーブの湯』が7/20(金)まで
 休業ということは電話1本すれば確認できたことであ
 る。
  いつもは、その程度の確認はおこたらなかったのに
 ・・・今回のような記念すべきときに忘れるとは!

  又、現地で『ハーブの湯』の休業に対応して、以前
 行ったことがあって、無難な『街道の湯』に行き先を
 変更したまではよかったが、そこへ向かう途中で10分
 程度時間が短縮できるということだけで、何の予備知
 識もない、道すがらに単に看板が出ていたというだけ
 で、『街道の湯』から今回の『神立の湯』にあっさり
 変更してしまって、その結果ガッカリすることになっ
 たのである。

  この準備と、状況判断の悪さは、大いに反省すべき
 ことであり二度と繰り返してはいけないと猛省してい
 る次第である。
  つくづく『温泉ウォーキングの基本』は「着実な下
 調べ」と、原点に立ち返って考えさせられた。

  そこで、今回の「温泉ウォーキング」については、
 自省の念を込めて『辛口批評』の視点で書くこととし
 た。


■《写真右「神立の湯」の外観》               ※撮影 2007.7.6

【「神立の湯」の最新事情】

                   2007.7.6現在
■温泉名は、「神立の湯」の公式ホームページでは「越  後湯沢温泉」と書かれ、あるホームページは「湯沢上  神温泉」とも書かれているが、「神立温泉」と紹介し  ているホームページもある。  「越後湯沢温泉」の名誉のためにも、私は敢えて「神  立温泉」という名前で紹介する。  ※余りに料金が高い!    「@nifty温泉」にも、入浴料が500円→1000円に値上   げ(2006年〜か?)されてから、『1000円は高いぞー   (神立の湯)』・・・というような書込みがいくつ   かある。   http://kuchikomi.nifty.com/onsen/kk/ElementKuchikomiList.do?Theme_ID=255&Element_ID=0510054506&order_by=1    【注】数年前に「神立の湯」をホームページで紹介     しているものは、500円の入浴料につき、酷評     はない。500円なら私も泉質などからしてまあ     まあかとは思う。それでも、風情が無さ過ぎ!     サービス精神が無さ過ぎ!      更に、「飲泉」については、騙しに近い!      ホームページのトップに「飲める温泉」と大     きく書いてあるのに怪しいのである!?      幾つかの、ホームページを併せ読むと、真相     は、どうも以前は玄関脇の「鹿おどし」の温泉     を「無料でどうぞお飲みください!」という感     じで貼紙して飲ませていたらしいが、今は逆に     「飲泉しないでください。」という、一見保健     所の許可の問題のような書き方の「貼紙」があ     り、浴室に入っても飲泉のことについて説明が     ある訳でもなくコップすらない。      後述するが、「飲める温泉」とは、「越後湯     沢・神立の水「感謝」」として販売している水     のことなのである!   

(1) 「神立の湯」の案内

     所 在 地 : 新潟県南魚沼郡湯沢町神立3448-1

   電  話 : 025-780-6341       

     アクセス : (車の場合) 【関越自動車道から】
        〈湯沢I.C. から約5分(国道17号線、
         神立スキー場の入口近く)〉

         (鉄  道) 【JR 両毛線から】
        〈越後湯沢駅東口からバス約10分(苗
         場プリンスホテル行、バス停七谷切
         から徒歩2分) 〉             

     営業時間 : 平日/10:00〜21:00
         土日祝日/10:00〜22:00 

     休 業 日 : 毎週月曜日定休日   
                   
     料   金 : 入浴料 1,000円

     駐 車 場 : 5台程度(無料) 

     ●入浴施設:男女とも:内湯のみ
        【注】露天風呂もなく、内風呂の眺望
          なし。 

   ●仮眠室 :大人:2500〜2800円(入浴料込)
        【注】スキー客の仮眠施設と割り切れ
          ばよいのかも知れない!?


■《写真右上「神立の湯」の浴室》               ※撮影 2007.7.6    ◆◆気付いたこと     ・飲泉に適している温泉なら、せめて浴室内に      その旨の説明書きと、コップを置いて欲しい。     ・玄関内に(長い階段を上がる前に)、「入浴料      1000円」と掲示しい欲しい。      ※確か、目に付きやすい場所に掲示はなかった!     ・泉質は良好とのこと(公式ホームページと他の      ホームページの説明)だから、浴槽でのジェッ      トバス風の泡噴射は逆効果なのでは?と心配し      てしまう。      【注】お湯の感じはミネラルウォーターのよう        にあっさりしていて、肌に優しい。湯沢地        区ではベスト3に入る良泉である(あるホ        ームページの説明)。 ・「越後湯沢・神立の水「感謝」」500mlが180円      で売っているのだが、「飲める温泉」というの      が有料のコレなのか?・・・という悪い印象し      か残らなかった!       試しに買って飲んだのだが、温泉らしさは全く      ない。普通の水と何ら変わりない味だった!      入浴料が1000円と高いうえに、露天風呂なし、      内湯は眺望なし、タオルも付かないのだから、      せめて温泉水くらいは浴室内にコップを置いて      無料で飲泉できるようにすべきであろう。      今のままでは、平日とは言えほとんど来客のな      い様子だから、スキーシーズン以外は、高い料      金とおかしな飲泉問題のために、更にお客さん      が減少するという悪循環に陥るのではないだろ      うか?       ・・・スキーシーズンの「仮眠客」で1年分の        収入を稼ぐからこれでよいというのだろう        か?
■■「越後湯沢の日帰り温泉」■■ ●外湯  公営・民営の外湯が多数あり、レジャー帰りの客も温泉を楽しむことが出来る。 ○公営浴場(「財団法人 湯沢町都市施設公社」の施設) 「山の湯」(湯元共同浴場) 「駒子の湯」(下宿:しもしゅく) 「岩の湯」(湯沢フィッシングパーク近くに湧く) 「宿場の湯」(三国街道二居宿) 「街道の湯」(三国街道三俣宿) ←【注】ここは、露天風呂もあり、公営で        入浴料も500円と安くておすすめ!    ※「街道の湯」の公式ホームページはこちら!
○その他の公営浴場 「コマクサの湯(湯沢温泉ロープウェイ山麓駅2階にある)」 ○民営  「江神共同浴場」、「ガーラの湯」、「湯沢中里スパベルク」、「湯沢パーク」、  「駅の中の温泉(ぽんしゅ館:酒風呂)」、「ゆざわ健康ランド」、  「神立の湯」、「ハーブの湯 (2007.7.20まで休館)」 ○民営・夏季休業  「神立高原クアハウス」、「岩原のんのんの湯」、「湯沢中里スパベルク」 「越後湯沢 外湯めぐり」の案内はこちら!= 「湯沢町観光協会のホームページ」

(2) 周辺観光案内

《『飯士山(いいじさん)』について》   ■『飯士山』    『飯士山(いいじさん)』は、標高1111.8mである(一般    に1111mといわれている)。    登山のガイドブックでもインターネットのホームペー    ジでも余り詳しく紹介されていないマイナーな山であ    る。      ■《写真右「飯士山」の切立つ岩肌》               ※撮影 2007.7.6   【注】往復約4時間40分(登り約2時間30分+下り約2 時間10分) (休憩を除く)。     ※このコースは、5月下旬〜6月中旬頃までアカモノ(赤     物)=イワハゼなどが若干期待出来そうだが、花の山     ではないようだ。     「岩原スキー場」側からの登山道は、6月上旬にツツジ     類が期待出来そうだ。       ■《写真右「アカモノ」の実》               ※撮影 2007.7.6         『飯士山(いいじさん)』の名は、地元の人以外には聞    き慣れない名前である。     新潟県南魚沼市(合併前の塩沢町と湯沢町の境)にある。     エアリアにも微妙な位置関係にあるので、山登りの対    象としては見落としがちで、岩原スキー場に裾野を広げ    る低山という存在の山である。     山頂からの360度の展望は「雄大」の一言で、 越後の    山々に囲まれ好立地に恵まれたピークからは 八海山、    駒ヶ岳、中ノ岳、金城山、巻機山、そして谷川連峰の全    稜を眺めることが出来る。     まさに上越の山々の展望台というにふさわしい山であ    る。     又、別名を「上田富士」とも呼ばれる。    南魚沼地方は、古くは「上田の荘」といっていたそうで、    その「上田」にある山容は秀麗な富士山に形の似た山(特    に六日町や塩沢町の方から見ると似ている)というので、    「上田富士」と呼ばれていたとのこと。     関越道や国道17号からもその姿は仰ぎ見ることが出来    る。     『飯士山』の山名の由来は、「食物を司る諸神が祭っ    てあるから」・・・ということらしいが、私の調査不測    で詳しいことまだ知らない。     ■《写真右「ヤマアジサイ」》               ※撮影 2007.7.6     「ヤマアジサイ」の花が、所々に数株点在していた。     この時期に、高山植物が皆無に近いので、この「ヤマ     アジサイ」の花は一際美しかった!
◆◆今回の登山コース     ■《写真右「無料駐車場」》               ※撮影 2007.7.6     「舞子後楽園スキー場ロッジ」前の無料駐車場。  ●舞子後楽園スキー場側からの登山    【注】実際に歩いた結果、お薦めできない!         「岩原スキー場」からの登山が危険度が低く、      春以外でも、ゲレンデの花壇などが期待出来      そうだ!?      ※事前によく調査されたい。 【注】往復約4時間50分(登り約2時間30分+下り約2時 間10分)(休憩を除く)。 【往路】  @「舞子後楽園スキー場」ロッジ着06:30  A 登山開始07:00  B「リフト終点(登山口)」着07:30(休憩10分)   【注】1つ目のリフトではなく、その先の「後楽園第     7トリプルリフト」の終点。  C「登山口」発07:40  D 「雨宿りの松」着08:20(休憩10分)  E 「雨宿りの松」発08:30    ※途中5分×2回休憩(急峻で危険な岩場=ロープ、     鎖場が多くある。この時期高山植物は皆無に近く     このコースはお薦めでない!)  F「飯士山山頂」10:00(90分昼食・休憩)     ■《写真右「スキー場のゲレンデ脇の道」》               ※撮影 2007.7.6     「登山道」の案内版を頼りに歩く。     ■《写真右「最初のリフト」を下に見て》               ※撮影 2007.7.6     この「リフト」は、他のインターネット、ホーム ページでいうところの「リフト終点」というリフ トではない。     ・・・この先に「後楽園第7トリプルリフト」の 終点があり、そこから先が本当の登山道とな る。     ■《写真右「リフトの終点》               ※撮影 2007.7.6     「後楽園第7トリプルリフト」の終点 →「登山     道」の脇。     ■《写真右「飯士山登山口」》               ※撮影 2007.7.6     「後楽園第7トリプルリフト」の終点のすぐ左側。     ■《写真右「飯士山」が姿を現す!》               ※撮影 2007.7.6     「雨宿りの松」を過ぎた頃、「飯士山」が姿を現 す! 【復路】  @「飯士山山頂」下山開始11:30   ※途中「11時11分」を迎えた!    =「飯士山」の標高1111mにちなみ、11月11日の午     前「11時11分」に山頂でお昼ご飯を食べる人が多     いという。この頃は紅葉も素晴らしいということ     である!)  A「雨宿りの松」着12:50(休憩10分)  B「雨宿りの松」発13:00  C「登山口」着13:40  D「舞子後楽園スキー場」ロッジ着14:00     ■《写真右「飯士山」の全容!》               ※撮影 2007.7.6     「雨宿りの松」を過ぎて20分くらい、危険な痩せ     尾根と鎖場の繰り返しの急峻な登り道に立ちはだ     かる「飯士山」! 【注】往路、「雨宿りの松」を出発して20分頃、狭い危険   な痩せ尾根と急な登りの鎖場で難渋した。   その割りに見返りの物が少ないコース(高山植物は皆   無に近く、景色もありふれたもの)であった。   といって、5月、6月の花のコースは、岩も道も残雪や   泥道で滑りやすくこのコースが不人気なまま、コース   整備も不十分な訳が分かったような気がした。   ※一般的には、「岩原スキー場」からの登山コースが    「安全」、「景観」、「花」、「山菜」、「紅葉」    等の点で無難かと考える。下山後の調査で反省しき    り!!   HP「湯沢温泉を見下ろす「飯士山」」はこちら!
【注】登山後の感想   下調べが不十分で、「飯士山」の印象が実際より悪   くなったと思われる。   @ 登山の時期として、5月下旬〜6月中旬の花が多    少ある時期か紅葉の頃(11月中旬)以外は、お薦め    できない。   A 登山のコースは、「岩原スキー場コース」から    がよいと思われる。     今回のコースは、見所が少ない平凡な景色の割    りに危険度の高い岩場の狭い尾根と鎖場のコース    である。   B コースの案内が不十分である。道は迷うような    道ではないが、道程において、現在どの程度進ん    だのか、登山口に入ってからほとんど分からなか    った。    ◆◆ 地元の山岳会、あるいは観光協会には「登山      道整備」に更なるご尽力頂きたいものである。       谷側の危険箇所の下草を刈っていただいた      のはありがたかったが、もう少し、整備して、      ロープ張るなどしないと大変危険な箇所が何      箇所も見受けられた。       電話で「舞子後楽園観光協会」に事前に電      話で問合せしたとき、「道に迷うような登山      道ないですよ。地図は用意してありません。」      という返事だったが、実際にかなりの登山経      験のある私が今回チャレンジした経験から述      べると、単なる登山道の案内マップでなく、      「危険箇所」や「かなりの経験を要すロープ      や鎖場があります。初心者の人は無理をしな      いように願います。」というような「ガイド      マップ」が安全のために是非必要だと痛感し      た。       せっかく、スキー場のロッジに「無料駐車      場」を借りてもらっているのだから、その看      板の近くに、上記の「ガイドマップ」があれ      ば、これから登る山の様子が分かってとても      よいと思うので、秋の紅葉のシーズンまでに      は作成していただきたいものである。       又、繰り返しになるが、「飯士山山頂まで      あと○○分」のような看板も適宜設置願いた      い。
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