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卯之町unomachi
(愛媛県西予市・重伝建)

宇和地方の物資の集散地として栄えた在郷町

卯之町の歴史は、西園寺氏が16世紀に城を築いたことに始まる。ところが本格的な発展が始まったのは、宇和地方の中心が宇和島に移った後のことで、宇和盆地の農産物などが集まる在郷町として、また宇和島街道の宿場町、明石寺の門前町としても繁栄した。

中町の宇和島街道沿いに、町並みが残る。妻入の民家が連なる風景(左写真)が特に見事で、一階から二階までがつながったような縦長のうだつが独特。犬養毅始め、多くの政治家・文人が投宿したという松屋旅館(タイトル写真左側)も立派な造りの建物となっている。

明治15年に建てられた、開明学校。「まちなみ街道」ではおなじみとでも言うべき擬洋風の学校建築で、西日本最古。重要文化財に指定されている。この町には他に、旧宇和町小学校の校舎が「米博物館」として保存されているのだが、長さ100メートル以上に渡って柱の全くない廊下は、一見の価値があると言える。

→テーマ別写真館「擬洋風建築の校舎」
→重伝建地区一覧
 

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