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擬洋風建築の校舎
「擬洋風建築」とは、明治時代の初め頃に全国で建てられた、「洋風建築風」の建物のことである。各地の大工が、東京や横浜・神戸などに次々と建設されていた洋風建築を真似て建てたもので、塔やバルコニーなどの洋風建築的なモチーフを取り入れてはいるが、よく見るとなんだか和風という、楽しい意匠を持つ。
地方の学校建築に多く用いられ、その代表とされる旧開智学校は、バルコニー正面の唐破風の下で天使が学校名を掲げていたり(これは、当時の新聞の題字をそのまま真似たもの)、玄関の上には龍がいたり、まさに何でもありなのが愉快である。

旧開智学校(長野県松本市・重文)

旧岩科学校(静岡県松崎町・重文)

旧小田小学校(三重県伊賀市)

旧開明学校(愛媛県西予市・重文)

旧八幡東学校・白雲館(滋賀県近江八幡市)

龍谷大学大宮学舎(京都市下京区・重文)

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