木屋瀬koyanose |
木屋瀬は、小倉と長崎を結んだ長崎街道の宿場町。長崎街道は当時唯一の西洋との窓口であった長崎と、江戸とを結ぶルートの一部でもあり、主要街道の一つとして25の宿場町が置かれた。 醤油の醸造を営んでいた旧高崎家(タイトル写真)や、村庄屋だった旧松尾家(左写真)などの古い家屋が街道沿いに残る。妻入りの造りが共通の特徴となっている。町並みのすぐ西側を遠賀川が流れており、かつてここは川を利用した水運の拠点でもあった。 北九州市第二の拠点である黒崎と直方の町を結ぶ筑豊電鉄の電車。まるで路面電車のような小さな車両ではあるが、れっきとした都市間鉄道である。木屋瀬の町並みは、この筑豊電鉄の木屋瀬駅から歩いてすぐの場所にある。こんな電車に乗って訪れてみるのも面白いと思う。
→テーマ別写真館「続・ローカル鉄道の走る町」