The Wallflowers |
Rebel, Sweetheart |
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01. Days Of Wonder
02. The Passenger
03. The Beautiful Side Of Somewhere
04. Here He Comes (Confessions Of A Drunken Marionette)
05. We're Already There
06. God Says Nothing Back
07. Back To California
08. I Am A Building
09. From The Bottom Of My Heart
10. Nearly Beloved
11. How Far You've Come
12. All Things New Again |
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公式サイト(英語)
Release Date : 2005.05.24 |
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壁の花、ザ・ウォールフラワーズの最新作(5枚目)です。
いやぁ、このアルバム、感想を書くに至るまでに
かなりの時間を要しましたよ。
ようやくジワジワ染みてきました。
このバンド、2nd『Bringing Down The Horse』で
超大ブレイクを果たし、その次のアルバム『Breach』も
エッジの効いたアメリカンロックを披露していて、
そのとき見た来日公演も素晴らしかったんですけれども
4thアルバムでまさかの失速…。
なんか暗くてノッペリした印象しか残らない一枚でした。
うわぁ、このバンドももうダメなのか…?
と、半ばあきらめかけていたオレですが、この5枚目で
首の皮一枚つながっている!ということを確信しました。
それもこれも、プロデューサーとして参加している
ブレンダン・オブライエン(またかよ!またです!!)
の功績が大きいんじゃないかと思いますね。
おぉぉ、スプリングスティーンみたいじゃん!
と錯覚するほどの正統派アメリカンロックなテイストを
取り戻させてくれたんだから。
とはいえ、このバンドのメイン・コンポーザーである
ジェイコブ・ディランの実力はこんなもんじゃないはず。
まだまだ、もっともっと!もっと気合いの入った曲が
書けるはずでしょ!?と思っています。愛のムチです。
あ、でも、11曲目"How Far You've Come"は名曲ですよ♪
こんなバラード、大好きです。
そうそう、この曲を聴いてて、思い出したアルバムがあるんっす。
スコットランド出身のDel Amitri(デラミトリ)が
1997年に発表した『Some Other Sucker's Parade』です。
なんか、両者の雰囲気がそっくりなの!
良いんだけど、もっと行けるだろ!?みたいなところも、
ラストを飾るバラードの出来が素晴らしいところまでそっくり!
(ボーナストラック"Sleep Insteed Of Teardrops")
ザ・ウォールフラワーズも、デラミトリも
どっちもがんばれー!負けるなー! |
posted on 2005.07.28 |
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▲TOP |
Anna Nalick |
Wreck Of The Day |
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01. Breathe (2 AM)
02. Citadel
03. Paper Bag
04. Wreck Of The Day
05. Satellite
06. Forever Love (Digame)
07. In The Rough
08. In My Head
09. Bleed
10. Catalyst
11. Consider This |
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公式サイト(英語)
Release Date : 2005.04.19 |
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現在アメリカでじわじわと注目を集めている
女性シンガーソングライター、アンナ・ナリック。
まだ21歳なんだそうですが、ずばり美形です。
(ジャケ写は、あっちの方を向いてますけど…)
こういうのは、なんでなんでしょう!?
どうして、「曲が書ける」「歌がうまい」そして「かわいい」
という好条件が3つも揃った人がゾクゾクと登場してくるの!?
こんな人たちは、世界中から選りすぐりの精鋭なんだろうことは
わかるんだけど、なんでこんな子供が生まれ育つのか、それは
一体どんな環境なのか、けっこう不思議です。
(ちなみに彼女の祖父母は舞台俳優さんだったとか)
さて、そんなアンナが作る音楽を支えているのが
元ブラインド・メロンのメンバーであるブラッド・スミスと
クリストファー・ソーンだったりするところがオレの注目ポイント。
おぉ〜、お前たちはこんなところで新しい才能を見つけていたのか!
エライぞ、エライ!
演奏に参加しているメンバーも超豪華でして、
何から何まで
文句のつけようのないデビュー作に仕上がっていますよ。
で、ある日、ちょっといじわるな聴き方をしてみようと思って、
アルバムの最初から最後まで「気に入らない点を探しながら」
聴いてみたんです。
落ち度はねぇか、ダサいところはねぇか、って。
でもさぁ。
1曲目、いい。
2曲目、もっといい。
3曲目、好き。
4曲目、サイコー。
5曲目、ベスト!
6曲目、とろける。
7曲目、かっこえぇ。
8曲目、そう来たか。
9曲目、ライブで聴きたい。
10曲目、せつねぇ。
11曲目、ただじゃ終わらねぇ。
日本盤ボートラまでもがすばらしい。
とか言って、そのまま最後までたどり着いてしまいましたから。
おいおい、オレ、全部好きって言ってるぞ!みたいな。
おそるべしです、アンナ・ナリック。
っつうか、アルバムタイトルを直訳すると
「一日の残骸」なんですってね。
なんて詩的なお言葉。
21歳らしい歌詞。
21歳とは思えない歌詞。いろいろあっておそるべしです。
そしていつの日か愛が見つけ出してくれる
ふだんのままでいるわたしを
荒削りなままのわたしを
立ち往生しているわたしを
いつの日か
たっぷりと愛が満ち溢れることになるわ
最近わたしって
前よりもちょっぴり輝いているわ
"In The Rough"より |
また、メディアで比較対象として取り上げられているアーティストが
トーリ・エイモス、フィオナ・アップル、アラニス・モリセット
であるのも一理あるな、ってとこですね。
ただし、彼女たちよりもマイルドでポップで
耳にスッと馴染む感じです。
そして、アンナの経歴を見ると、
小さい頃は「Stevie Ray Vaughanのお嫁さんになるの」
と言ってたらしい超激渋なセンス(誉めてます)が
オレの目を引きました。
あなたはコルトレーンのファンなのね
わたしはカート・コバーンになりたいわ
"Drink Me"より |
この子はいいよ〜♪
この子は伸びるよ〜♪
目標がカート・コバーンとは、よく言った!
なれる、なれる、キミなら
なりたいと思ったすべてのものになれるとも。 |
posted on 2005.07.25 |
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The Posies |
Every Kind Of Light |
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01. It's Great To Be Here Again!
02. Conversations
03. All In A Day's Work
04. I Guess You're Right
05. Anything And Everything
06. Second Time Around
07. Last Crawl
08. Could He Treat You Better
09. Love Comes
10. I Finally Found A Jungle I Like
11. That Don't Fly
12. Sweethearts Of Rodeo Drive |
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公式サイト(英語)
Release Date : 2005.06.28 |
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ザ・ポウジーズ、約7年ぶりのオリジナル・アルバム。
何年前だったかは忘れましたけど、
このバンドは一度解散宣言をしているのですが、
メインメンバーである、ケン・ストリングフェローと
ジョン・オウアの2人がようやく揃って活動再開。
(ケン様の姿は先日のR.E.M.ライブで無事確認)
いやはや、なにはともあれ、めでたいことだ!
このバンドの音には、とにかく個性があります。
なにがどうなるとあの独特のメロディに行き着くのか?
音符の読めないオレにはまったくわかりませんけれども、
3曲目"All In A Day's Work"などは
ポウジーズの真骨頂!とも言うべきダークでメロウな
一曲になっているんですよ、これが。
(うまく説明できないのがもどかしい…)
ダークでメロウ。
これがこのバンドの音に対するキーワードだと
オレは思っています。過去を振り返ってみると、
「ダーク」と「メロウ」を基本線にして
「若さ」がキラキラしている時期や
「とにかく怒ってる」時期、「フヌケになってる」時期、
「自暴自棄になってる」時期など、
その時期によって彼らの心象風景がそのまま音になっている
かのような錯覚すら覚えるんですよね。
で、本作はというと
「波乱万丈を乗り越えて大人になったなぁ」
「作風に幅が出てきたなぁ」
というオトナ感が漂っているように感じますね。
7曲目や10曲目のような、
今までとは一味違う穏やかさや躍動感が、とても楽しいです。
キミたちも、荒波にもまれて、器が大きくなったな!
(自分より年上の人に向かってエラそうだけど…)
オレはキミたちのことが大好きなんだから、
これからもよろしく頼むよ〜♪ケンカすんなよ〜。 |
posted on 2005.07.22 |
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Bonnie Pink |
Reminiscence |
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01. Ordinary Angels [original:Frente!]
02. Perfect [original:Fairground Attraction]
03. Manic Monday [original:The Bangles]
04. Got Me A Feeling [original:Misty Oldland]
05. The Origin of Love [original:Hedwig And The Angry Inch]
06. Don't Get Me Wrong [original:The Pretenders]
07. 真夏の果実 [original:サザンオールスターズ]
08. That's Just What You Are [original:Aimee Mann]
09. Your Eyes [original:山下達郎]
10. Through The Dark [original:The SUNDAYS] |
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公式サイト(日本語)
Release Date : 2005.06.22 |
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えぇ〜、今月はどんどん消化していかないと、
あとからあとから紹介したいCDがつまってきております。
どんどん紹介していきたいと思います。
本日ご紹介いたしますのは、ボニー・ピンク様。
数ヵ月後にニューアルバムをリリースされるとのニュースが
流れる中、その前に出されるのは名曲カヴァーアルバム!
こういう企画って、そのアーティストの趣味嗜好が
如実に表れることが多いので、聴き手と趣味が合う場合、
それは非常に幸せな一致である、と言えるのでありますが…。
いや〜ん、この選曲ジャストですよ、ジャスト!!
まず、フェアグラウンド・アトラクションね。
うちのウェディングソング集でもチョイスしましたけど、
ボニーヴァージョンに差し替えても問題なし!
バングルズ!マニック・マンデー!!なつかしー。
プリンスが作った曲だったよね、たしかね。
ヘドウィグか!そう来たか!
これまた懐かしのプリテンダーズに、サザン!
真夏の果実 デュエットwith斉藤和義!
これもウェディングに使えそう♪
そしてそして、とどめはエイミー・マン先生です。
ここまできちゃうと、うれしいを通り越して
えもいわれる一体感を感じざるをえませんです。はい。
オレの敬愛する鈴木祥子さんなどに
このエイミー・マンをカヴァーしてもらえたら
すげぇかっこいいだろうなぁと思っていただけに
ボニーよ、おぬしもなかなかやりおるわい!
と、思わず脱帽してしまいました。
最後になりましたが、山下達郎のうたも
ウェディングにもってこいです!マジで。名曲だわ。
結婚式で使える音をお探しの方に、ぜひおすすめの一枚!
(元ネタの曲をそのまま使えば、もっと良い場合もあり!) |
posted on 2005.07.16 |
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▲TOP |
Foo Fighters |
In Your Honor |
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[disc1: Loud]
01. In Your Honor
02. No Way Back
03. Best of You
04. DOA
05. Hell
06. The Last Song
07. Free Me
08. Resolve
09. The Deepest Blues Are Black
10. End Over End
[disc2: Not So Loud]
01. Still
02. What If I Do?
03. Miracle
04. Another Round
05. Friend Of A Friend
06. Over And Out
07. On The Mend
08. Virginia Moon
09. Cold Day In The Sun
10. Razor |
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公式サイト(英語)
Release Date : 2005.06.14
ディスコグラフィ |
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今年のフジロックにやって来る
フー・ファイターズの最新作は、豪華20曲入りの2枚組!
最初の一枚は「うるさい」へヴィ盤、
もう一枚は「そんなにうるさくない」アコースティック盤
という風に分けてるみたい。
さて、このバンドのCDを聴いてていつも思うこと。
それは
この音を、ナマで、ライブで聴いたらサイコーだろうなぁ♪
ということです。
うるさいのも、そんなにうるさくないのも器用にこなしますし、
どれもいい曲ばかりなので、どうガマンしたとしても
勝手にカラダが動いてしまう、動くどころか暴れちゃうぞ!
ぐらいの勢いがある音楽ですもんね。
ライブはサイコーだと思います。
すげぇハイテンションになれると思います。
いい汗がかけると思います。
ビールがうまいと思います。
でもなぁ〜。
最近のフーファイの曲をCDで聴くとさ、
たしかにいいんだけど、
「サイコー!!」ってところまで
テンションが上がらないんっすよね。なぜか。
なんか、同じところを行ったり来たりしてる風に
聴こえちゃってるのかなぁ、というのが自己分析。
(だって、いちばん好きなのは2ndなんだもん!)
そしてそして今回。
このアルバムは2枚に分かれておりますが、
その中でも2枚目がいいんですよねぇ。
好きだわ、これ。
「そんなにうるさくない」のが、いい!
特にいいと思ったのが、これまでのフーファイからは
もっとも遠い楽曲と思われる"Virginia Moon"です。
ノラ・ジョーンズとのデュエットです。
ボサノバです。
ノラ・ジョーンズのピアノの個性がバリバリ出てて、
なんか摩訶不思議な聴き心地です〜♪
デイヴ・グロールという人は、
ここまで器用なミュージシャンだったんですね!
つくづくすげぇ人だと思います。
そして、こんなすげぇ人を凡人のように思わせていた
故カート・コバーンは、もっとすげぇヤツだったんだな、と
いうことを再認識いたしました。合掌。
フジロックでフーファイを見るみなさん、楽しんできてね♪ |
posted on 2005.07.13 |
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▲TOP |
Singer Songer |
ばらいろポップ |
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01. Sing A Song 〜 No Music ,No Love Life 〜
02. ロマンチックモード
03. 雨のララバイ
04. 雨降り星
05. Home
06. Millions of Kiss
07. Come on you
08. オアシス
09. Baby, tonight
10. 初花凜々 |
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公式サイト(日本語)
Release Date : 2005.06.29
Coccoディスコグラフィ |
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Coccoと岸田繁(くるり)が中心となってできた新バンド。
もともとCocco大好きなオレとしては、Coccoが本格的に
復活したことがうれしいのはもちろんのこと、
このアルバムに収められた10曲を聴いていると
Coccoの楽しげに歌う姿が目に浮かんでくるようで、
すごくうれしいです。
Coccoって、これまでのイメージだと
「人生の重くて暗い部分」をクローズアップするような
歌(もしくは曲調)が多かったし、楽しげな中にも
どこか寂しげな匂いが漂っていた気がするんですよね。
(そういうところが好きだったんですけど!)
そんなCoccoは、どこかツラそうで
だから一旦音楽界からの引退を宣言したときも
オレの中では残念な気持ちと同時に、
これで彼女がその重みから解放されるのなら
それはそれでいいっか!と感じたことも確か。
なわけで、彼女の中で何かが吹っ切れて
今までよりも自由に楽しく歌を歌える環境ができた
ということ、それだけでもうれしいのです♪
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さて、アルバム収録の10曲中9曲がCoccoの作品という
ことなんですが、バンドとして見事に表現されているなぁ
と思います。
ソロのときにはまずありえなかった楽器のチョイスとか、
いい意味でテキトーな雰囲気のあるコーラスとかね。
なんかすごくリラックスして、音を楽しんでるんですよ!
こんないい空気を作れるから、音楽を志す人たちは
バンドを組もうとするんでしょうね。
そして、その理想形のひとつがSinger Songerなんだ
と言うことができるでしょう。
では、最後に、このアルバムでのお気に入りの曲は
"ロマンチックモード"と"オアシス"。
お気に入りの歌詞は、これ。
あ、青い空
海沿い側
シートの革
かわいい代わり
変わりやすいわ
富士山でしょ
七曲署
出所しても
どーしょーもないでしょ
愛しい力
愛しすぎるもの
"ロマンチックモード"より抜粋 |
「しょ」の語呂合わせのところで
いきなり「七曲署」を持ち出してくるあたり、
あっちゃん、おぬしもやるわい! |
posted on 2005.07.07 |
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▲TOP |
Ben Lee |
Awake Is The New Sleep |
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01. Whatever It Is
02. Gamble Everything For Love
03. Begin
04. Catch My Disease
05. Apple Candy
06. Ache For You
07. Into The dark
08. No Right Angles
09. Get Gotten
10. Close I've Come
11. The Debt Collectors
12. We're All In This Together
13. Light
14. I'm Willing |
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公式サイト(英語)
Release Date : 2005.02.28 |
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オーストラリアを中心に活動を続けるベン・リー。
15歳でその才能が認められ、すでにソロデビューを
果たしていた早熟の青年です。(現在25歳)
今回、ラジオで初めて彼の曲を耳にして、即買い!
なかなか良い買い物をしたと思っております。
以前から彼の存在自体は知っていたんですけれども、
なぜか興味が湧かず、ほったらかしにしていました。
これまでに4枚のアルバムが出てたんですね〜。
知りませんでしたわ…。
そういえば、クレア・デインズ(女優さん)とは
未だに付き合ってるのでしょうか?
そういうゴシップだけは知ってるんだ…。
あ、それから最近、Ben Folds、Ben Kwellerと
The Bensという名前で活動してたことも知ってますよ!
(3人の名前がBenだからBens、単純明快。)
でね、このアルバム、
実に(最近の)シンガーソングライター然とした
シンプルでメロウな好盤っすよ!
聴いてるだけで優しい気持ちになれます。
聴いてるだけですごーく気持ちいいです。
トゲトゲしさが一切ございません。
過去のアルバムもこんな感じなんでしょうか!?
わかんないけど、過去をさかのぼってみたいアーティストですね、
このベン君は。
ほんっと、思うんっすけど、
このアルバムみたいないい作品が
世界中のいたるところに埋もれているんだろうなぁ。
オレが知らないだけで、知ってる人は知ってるとか、
道端で歌ってるだけでまったくの無名な人だって
すっごい歌を持ってるかもしれないし、
アフリカのど真ん中やインドの山奥に
数千年前から伝わる超美メロがあるかもしれない。
ほんっと、奥が深いですよね〜。 |
posted on 2005.07.04 |
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