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トップページ> 日記> 2004年> 9月> 白山登山
オレはなぜ山に登るのか?
posted on 2004.09.13(Tue.)
2004.09.11(Sat.)

3:15、クルマにて自宅を出発。
寝てないので、かなりのハイテンション。
案の定、途中で道に迷いつつ、2時間ほどで
集合地点に到着。

これをかついで登るのか…。

ここで、この登山でお世話になるY夫妻と合流、
そのままクルマでしばらく移動〜バスに乗り換え
登山口へ。
ここまで、3人ともほとんど寝ずに来た模様。
バスの乗車時間:15分ほどのあいだ、
死んだように眠っていた模様。
そのおかげで、少し生き返った模様。

7:00、うす曇り。
登山スタート。
今回登るのは、標高2702mの「白山(はくさん)」。
ルートが「観光新道」と「砂防新道」の2つあり、
我々は、往路:砂防新道、復路:観光新道で行くことを
なんとなく決めました。

いざ出発!
地図。

30分に一度の休憩を標準ペースとして
11:30までの4時間半をかけて登り切りました。
途中、工事のおっさんに「登山レクチャー」を(イヤイヤ)受けたり、
崖っぷちの道では、あまりの眠気のせいで
吸い込まれてそのまま落っこちるんじゃないかと
錯覚したりしつつ、ほぼ快調に歩を進めることができました。
ひとえに、この夏のランニング効果が出たのだと思われます。

まあまあいい天気。
ときどきガスが出てくる。

12:00、室堂(むろどう)というところにある
わりとちゃんとした宿泊施設に荷物を置いて、
登り30分のところにある頂上を目指しました。

ちょっとぉ〜、キレイな建物じゃないの!
やっとの思いで着きました。

頂上はガスに包まれていて(つまりは雲の中にいて)
下界を見下ろすことはできませんでしたが、
頂上以外のところでは天気が回復し、見事な晴れに。
気持ちよく登ることができました。

頂上は雲の中に…。
2702m。
空はやっぱり青いのだ。

頂上から下りてきて、いよいよお昼ご飯です。
とはいえ、ビールで乾杯しただけなんですけど!

心おきなく休めるぞ!

寝不足と疲れと酔いのトリプルパンチにより、
ここで一旦お昼寝タイム。
この時も、のび太の早寝記録を更新するほどの勢いで、
またたく間に眠ってしまいました…。

0.3秒で寝ます。

16:00過ぎ、起きたわれらは夕食の準備に
とりかかりました。メニューはカレーでございます。
辛いものが苦手なわたくしのことを察してくれたため、
カレーは「甘口」が準備されておりました。
お心遣い、ありがとうございます!

こういうところで食べるカレーは特においしい。

夕日が沈むのを窓越しに眺めながら
辛くないカレーをいただきつつ、夜は更けていきました。
この時間になると、外はかなり寒くなります。
快晴だったこの日は、なおさらのこと。
でも、そのおかげで、夜が一層楽しくなるのでした。
そう、天体観測ショーです!

日没。

オレの知ってる星座というのは、片手で数えられる程度
(北斗七星、カシオペア座、オリオン座)なので、
ここで語るのもお恥ずかしいのですが、星を見るのは大好き!
19:00ごろ、空を見てみると、上に書いた3つは
バッチリ見ることができた上に、その他の名前も知らない
星たちも明るく輝いておりました。
ここで一旦睡眠をとり、真夜中にもう一度起きて
お酒を飲みつつ、星を眺めることにしました。

24:00、ふたたび起床。
外へ出てみると、さきほどの空とは様子が一変!
一等星、二等星レベルの星だけではなく、
もっともっとたくさんの、浴びるほどの星が、そこにはありました。
たぶん、もっと高い山に登れば、もっとたくさんの星を
浴びることができるんだろうなぁと思うと、それだけで
もっと高い山に登りたくなる。そんな気持ちです。
「なぜ、ツラいとわかってるのに山に登るのか?」
オレの答えは、この星空と、
明日の日の出の風景の中にあります。
(それ以外にはありません!)


2004.09.12(Sun.)

4:30起床。
多くの登山客とともに、暗い山道を登り、再び山頂へ。

日の出前、幻想的な空の色。

5:00ごろ山頂到着。
またガスがかかっている…。
日の出が見えねぇじゃん!
と、怒ってもしかたないので、じっくり待つ。

日の出5分前。

5:30ごろ、日の出。
この時間になると、ガスはどこかへ行ってしまい、
目の前には乗鞍岳、穂高岳などの山々も見えるようになり、
その山々の後ろから、あっという間に太陽が昇ってきました。

ちょこっと顔を出し始めた!
と思ったら、あっという間に!
これを拝むために登ってきたのです!

日の出直前に、山頂にある神社の神主さんがやってきて、
いろいろと説明をしてくれました。
そして、日の出とともに全員で万歳三唱。
わけもわからず、オレもバンザ〜イ!
来てよかったぁ。バンザ〜イ。

神主さん、早朝からおつかれさまっす。
バンザ〜イ。
自然って、すごいよなぁ〜。

6:00すぎ、朝食。
インスタントの味噌ラーメンに、野菜を加えたもの。
おいしい。インスタント食品万歳!

朝からラーメン、昼もラーメン。

7:00、下山スタート。
帰りは、行きと違う道を通るので、これまた新鮮。
と言いたいところですが、こっちの道のほうが
道幅が狭く、アップダウンも険しかったようで
ちょっとしんどかったです…。
というか、ここを登ってくるのはしんどいだろうなぁ〜
こっちで来なくてよかったなぁ〜、というのが正直なところ。

さあ帰るぞ!
尾根に沿って、狭い道を下りていきます。

10:30、無事下山。
そのままバスに乗り、クルマに乗り換え
ふもとの温泉でお風呂に入って、2日分の疲れを流す。

生きて帰って来たぞぉ〜。

12:00過ぎ、次なる目的地、飛騨高山に向けて出発。
当初、1時間半ぐらいあれば着くかな?と予想していたものの、
フタを開けてみると、すさまじい山道(でも一応国道)を
ドライブすること3時間ほど…。さすがに疲れたわ。
途中、道の駅で「飛騨牛の串焼」なるものを食しましたが
これがバカウマで♪(写真に撮るのを忘れたのが残念…)
ちょっとパワー回復。

16:00前、やっとのことで高山市街に到着。
すぐにお目当ての高山ラーメンを食べる。
これがこの日の昼ごはんでした…。

あっさりさっぱり高山ラーメン。


「あっさり、さっぱり」したしょうゆ味の
細いちぢれ麺で、派手さがない分、ほんとに旨くないと
すぐにバレてしまう、そんな味ではないかと思いました。
旨かったっす!

ラーメンを堪能し、ホテったカラダをひきずりながら
高山の街をしばし散策。おみやげを購入。
河原の風景が、まるで京都!そっくりでありました。

まるで鴨川。

17:00すぎ、
Y夫婦とはここでお別れ。
オレは高山を出て、一路我が家へと帰路につきました。

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今回の登山では、もう至れり尽くせりの環境が用意されており、
こんなにラクさせてもらっていいんだろうか?って感じでした。
オレが「コップ忘れた!」といえば、コップが調達され、
「スプーン忘れた!」といえば、代わりに割り箸が差し出され、
「お茶が飲みたいなぁ」と思えば、すかさずお湯が沸かされ、
ご飯も、酒のつまみも、もちろん酒も!
歯磨き粉の代わりに使う塩まで出てきた日にゃ、
もう王様気分であったと言っても過言ではありません。

なんか非常に申し訳ないので、
オレももう少しアウトドアなことができるように
なれれば、と反省しておる次第であります。
Y夫妻、たいへんお世話になりやした。
またね。
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