ホーム(目次)へ 次ページへ

バードフィーダーで
庭に野鳥を呼ぶ

バードフィーダーの工夫あれこれ
 @針金で吊るす給餌方法
 Aメジロ専用のバードフィーダー
 B二階建てのメジロ御殿
 C自動ジュースやり器
 Dカラつきピーナツの置き方
 Eバードケーキの作り方


バードフィーダーを楽しもう


我が家は埼玉県越谷市・・・東京に通うサラリーマン達のベッドタウンにある。
晴れた日に東西南北を見まわしても、ほとんど山が見えない、恐らく日本では珍しい場所なのではないだろうか。
水遊びをしたいと思っても、車を1時間半以上走らせなければ、清流にも綺麗な海にも辿り着けない。
こんな場所だが、我が庭には毎年冬になるとメジロのペアが来てくれる。

写真のような餌台を作り、まずミカンを置いた。
最初のお客はヒヨドリだったが、やがてメジロが現われ、給餌を続けているうちに毎日来てくれるようになった。
そのうちにメジロは、餌が無くなると庭木の茂みの中から、ねだり鳴きをするようになった。
こうなると可愛い。

餌台が賑やかになりはじめると、果物代とジュース代が馬鹿にならなくなった。
半分に切ったミカンが半日ももたない。大食らいのヒヨドリのせいである。

ヒヨドリ

居ついてしまったヒヨドリが、餌台に近づく他の小鳥を追い、餌台を独占するようになった。


ジュースや砂糖水だけを置くと、飲みに来るのは主にヒヨドリとメジロだが、パンを置くとスズメやムクドリやキジバトが加わり、餌台の争奪戦が始まる。
観察していると小鳥間の強弱や行動パターンが分ったりして、結構面白い。
(ヒヨドリ1)vs(ムクドリ1)はヒヨドリの勝ち。
(ヒヨドリ1)vs(ムクドリ2)はムクドリの勝ち・・・・など、暇つぶしが出来る。



ヒヨドリ除けバードフィーダーのいろいろ
大食漢のヒヨドリが食べられない給餌器


餌を針金に吊るす方法


ミカンなどは針金に吊るす。

体重の重いヒヨドリは、針金に掴まることが出来ない。


亀甲金網でカゴを作り、ぶら下げると、もっと給餌が簡単だ。
ミカンや牛脂を上から放り込むだけなので、手を汚さずに済む。
吊りカゴ式バードフィーダー


ヒヨドリはホバリングしながら食べることになるが、食べられる量は激減する

カゴ設置の注意点は、
@地上にネコが潜んで、小鳥に飛びつくので、高い位置にすること。
Aカラスや猫が上にとまれないような、細い枝先にぶら下げること。





究極のヒヨドリ除けバードフィーダー
メジロ御殿

タケヒゴの間隔20〜22ミリの
バードフィーダー

餌の補充は御殿を持ち上げて行う。
写真の餌は手製バードケーキ。

気の毒だが、ヒヨドリは入れない。


スズメも眺めるだけ


メジロ御殿はメジロ専用である



バードフィーダー
2階建て式の御殿
(これはTさんの作品)

上下階でメジロが食事中


その仕組み





バードフィーダー
自動ジュースボトル

数日に一回補充するだけで、給餌を途切れさせないで済む。
餌台のスミに取り付けたボトル。

砂糖水やジュースを入れる。

かぶせてあるのは雨避け。

作り方

ゼリー容器の中に、ペットボトルのキャップを留めつける。
写真はリベットどめだが、接着でも良い。

ペットボトルの首に穴を開ける。
沢山あけるよりも、大きな穴を開けることが大事
廃物を利用して、餌台のスミに針金のスタンドを設置。
ペットボトルのくびれを、ここにはめ込む。

ボトルのそばにミカンを置いて誘えば、メジロが気づいて飲み始める。

住宅街なので、飲みに来るお客は、主にメジロとヒヨドリ




シジュウカラが喜ぶ
ピーナツの置き方
カラつきピーナツの両端を切り、針金を突き通して、庭木にぶら下げる。
お客さんは、ほぼシジュウカラで、たまにスズメ。



横枝の上など、足場の良い場所に取り付けると、スズメやヒヨドリなども食べる。
しかし、ぶら下げるなど不安定に取り付ければ、軽業の得意なシジュウカラが有利になる。




餌台を設置をする場合は、ご近所への影響にご注意。
小鳥が餌台に近づく途中に、一時的にとまる場所が決まってくるから、その下に洗濯物や自動車があったら大変!




いろんな小鳥が喜んで食べる
バードケーキの作り方

バードケーキの材料は、ラード+小麦粉+砂糖。
溶かしたラードに小麦粉と砂糖を加え、団子状にしたもの。
柔らかくしたければ、水分を加えて調整する。
(これを焼けば、沖縄銘菓「ちんすこう」になる)

ラードは牛脂でも豚脂でも構わない。
小麦粉はパンクズでもお菓子の粉でも、粉末状の炭水化物なら何でも良い。
砂糖も、甘ければ何でも良いから、賞味期限の切れたジャムなども使える。

餌台にバードケーキを置いても、最初のうちは小鳥が気づかないので、
最初は小鳥が食べなれた餌の傍に置いてやる。
バードケーキの味を知ると、他の餌には見向きもしなくなる。




ホーム(目次)へ 次ページへ