シェリィ チェスターコート少尉 | |||
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火星開発委員会の高級参事官を務める父を持つ。苦しい状況に置かれた父を助げたい一心で彼女が選んだのは、軍人という道だった。マリネリス州立大学の法科から、士官学校に転入。心理学などの分野で優秀な成績を収め、卒業後、装甲歩兵小隊の指揮官として戦火にその身を投した。 彼女には高い身体能力こそなかったが、深遠な記憶力と柔軟な対応力が備わっていた。堅実な戦功を重ねつづげた彼女が、新設302機兵大隊に招聘されたのは、当然の成り行きと言うべきだろう。第3中隊の中堅として、慎重かつ精緻なその言葉に、親友マレードを始めとして、信頼を寄せる僚友も多い。 |
マレード キティホーカー少尉 | |||
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士官学校時代の先輩であるモニカを敬愛し、卒業後の配属希望には、わずかな躊躇もなく第一機甲師団と書き込んだ。おっとりした容姿でのんびり屋に見られがちだが、通信技師の資格を持つなど、地道な努力家である。また、天才的な射撃技能の持ち主であり、その外見に似ず、優秀なガンナー適性を認められている。 細やかな気配りと、控えめな態度からか、異性のみならず同性からも好感を持たれることが多い。ただ、相手の立場になって考えすぎる性格のため、士官学校の親友シェリイをやきもきさせている。もっとも、眉聞にシワを寄せて正論を言うシェリィに対しては「リラックス」という言葉で巧みにかわすあたり、両者の深い友情をうかがい知ることができる。 |
レベッカ エンハート曹長 | |||
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積極的、かつ情熱的なガンナー。第3中隊きっての切り込み隊長を自負している。また、戦場で搭乗車輔を破壊されること8度。そのいずれも怪我を負うことなく戦場に舞い戻っている。「9度目はないと思ったほうかよくてよ」とは、 第3機兵連隊以来の上官モニカの言であるが、レベッカは誉め言葉として受け取っているようだ。 面倒見がよく、周りの人間を力強く牽引する魅力を持った女性。物事を広い視野でとらえることができ、良い意昧でこまかいことを気にしない彼女は、大の負けず嫌いでもある。ぷっきらぼうな面もあるが、実戦経験の多少に関わらず、同僚たちにとって彼女は心強い存在と言えるだろう。 |
フェリス エンフェシャー軍曹 | |||
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開戦からマリネリス軍部がその重い腰をあげるまでの3年問、最前線の要地で防衛任務を務め上げた経歴を持つ。防衛拠点を転戦し幾度も過酷な戦闘を経なから、それでも彼女は生き残った。「彼女とともにある限り死なない」という思いが同僚達に芽生え始めた頃、辞令は下された。防御に関して言えぱ、その能力は疑う余地がない。攻めに転じた時、その能力がいかに発揮されるか、それは未知数である。「叩き上げの軍人」ながら、荒々しい雰囲気はない。むしろ彼女何事においても冷静な態度で臨み、その姿は時に優雅でさえある。軍医の資格を持つ彼女の戦闘での緻密なディフエンスと外科医としての手腕には少なからず共通項があるようだ。周囲への繊細な配慮がさりげない、大人の女性である。 |