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No.133 栗駒山 【世界谷地】 |
宮城県の山を中心に、東北地方の山を幾つか登るつもりで出かけたのですが、天候に恵まれず、栗駒山(1627m)以外の山は登れませんでした。 日時 2010年(平成22年)8月1日(日) 天候 曇一時晴 同行 なし 所要時間 イワカガミ平駐車場(11.00) ←1時間→ (12.00)昼食(12.15) ←40分→ (12.55)栗駒山頂上(13.30) ←5分→ (13.35)東栗駒コース分岐(13.50) ←10分→ (14.00)裏掛コース分岐(14.00) ←50分→ (14.50)新湯沢(14.50) ←50分→ (15.40)イワカガミ平駐車場 山行概要
イワカガミ平は標高1000mを越えていますが、この日は大変暑い日で、車を降りて支度をしている最中に汗をかき出しました。 このままでは汗でびしょぬれになりますので、カッターシャツを脱ぎ、Tシャツにベストで歩き始めました。歩き始めて1時間たったところで昼食を取りましたが、今日は定番のインスタントラーメンを止め、菓子パンで簡単に済ませました。昼食を終え、少し歩いたら石畳が終って道がフラットになり、これから向かう栗駒山の頂上までの道が一望できるようになりました。時折姿を現す高山植物の花が目を楽しませてくれます。フラットな道が緩やかな登りに変わり、やがて階段が現れ、これを登りきった所が頂上でした。頂上に着く前に、大勢の下山する人達とすれ違いましたが、頂上も結構人で賑わっています。この人達に混ざって私も頂上で一息入れました。 ![]() 中央コースと同じような感じの道を下り、道がフラットになったところで、裏掛コースの分岐が現れました。裏掛コースの方は立入り禁止の標識が立てられています。この辺りから上空の雲が厚くなりだしたので先を急ぎました。晴れていれば雲上散歩気分を味えそうな見晴らしの良い起伏の少ない道が続きます。やがて右手に小さな鐘が立てられているケルンが現れ、これをすぎたら潅木の中の下りになり、沢音が聞こえたと思ったら明るい沢に出ました。新湯沢です。先着していた若い3人連れのパーティーに挨拶して、沢を下りました。左岸、右岸と何回か沢を横切りますが、赤いリボンが沢山張ってあり迷うことはありません。浮石もなく増水さえしていなければ靴を濡らすこともありません。 100mほど下って沢を横切る黄色いテープが目に入ると沢の右岸側に登山道の入口が現れました。ここから潅木の中の道がイワカガミ平まで続きますが、ぬかるんだ中に大きな岩や石がゴロゴロしていて、歩きにくい道です。イワカガミ平まで予想以上に時間がかかりました。イワカガミ平で荷物を整理し、この日の宿のくりこま荘に向かいました。 翌日は天気が良くなさそうなので、予定していた虎毛山の登山を中止して世界谷地に寄り、そのあと色麻町へ向かいました。 |
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「山の花」に写真を収録した花: ハクサンシャジン、ナガボノシロワレモコウ、ユウガギク |
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イワカガミ平駐車場 標高1113mと標識に表示されていた 駐車スペースは半分近く埋まっていた ここには立派なトイレがある レストハウスが写真向かって左上にあるが未だ修理中で営業はしていない 駐車場を出ると左に登る道があり、その先に登山道入口がある |
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![]() 駐車場を出て、レストハウスの方へ向かうと、最初に東栗駒コースの入口が現れる |
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![]() レストハウスは未だ地震による被害の修理中で、今年の秋に営業再開と地元のパンフレットに記載されていた |
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中央コース登山道 中央コースは石をコンクリートで固めた石畳状の立派な道がしばらく続く 登りも緩やかで、これなら確かにスニーカーでも足を痛めることはない |
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栗駒山 中央のピークが栗駒山山頂 石畳状の道が終わると道はフラットになり、栗駒山の頂上へ向かう登山道が一望できるようになる この辺りから、時々日が射すようになった ここから頂上まで、見晴らしの良いハイマツ帯の中を歩く |
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階段 写真のような階段が現れると、頂上は間近で、頂上に居る人達が良く見えるようになる 階段は緩やかで歩き易い |
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これが中央コースで一番キツイ登り 高さ5mほどの階段で、ここまで来れば頂上までは、あと僅か |
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栗駒山頂上 私が着いた時は、十数人の人達が休んでいた 見晴らしは良いが、この日は周りがもやっていて、遠望は得られず鳥海山や船形山は眺められなかった |
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頂上から見た中央コース 緩やかに延びた尾根を縫うようにして登山道が伸びている |
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東栗駒コース分岐 頂上から200mほど中央コースを後戻りしたところにある 導標が倒され、トラロープが張られていた トラロープには東栗駒コース以外は地震で倒壊していて歩けない旨の表示が取り付けられている 東栗駒山の方へ伸びている気持ち良さそうな登山道が良く見える |
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東栗駒コース 草原の中の道がしばらく続く ガイドブックには高山植物が多いとあったが、目に付いた花はあまりなかった |
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裏掛コース分岐 裏掛コースの方にはトラロープが張られていて写真のように立入り禁止の標識が立てられていた |
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東栗駒山 標識などは立っていない ごく小さなピークで、なんとなく通り過ぎてしまった |
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ケルンと鐘 東栗駒コースは、ケルンが殆ど目に付かないが、東栗駒山を過ぎて少し歩いたところにケルンがあった 黒い記念碑が置かれ、小さな鐘が建てられていた この先で新湯沢に下る道に入り、周りの眺望は得られなくなる |
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新湯沢1 上の写真のケルンを過ぎて、潅木の中の道を下ると新湯沢の左岸に出る ここから左岸、右岸と何回か沢を横切り100mほど沢の中を下る 沢の出入り口には黄色のテープが沢をまたいで張られていて、出入り口を見過ごすことはまずない |
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新湯沢2 最初は滑滝のような左岸を下る 足場は良く、乾いた岩の上を歩けるので、滑る心配をしなくて済む |
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イワカガミ平への道 新湯沢を過ぎると道は潅木の中に入る 岩がごろごろして、時折粘土質の滑りやすい赤土が顔を出していて、極めて歩きにくく、私が最も苦手としている道 イワカカガミ平の駐車場まで視界の得られない道が続く |
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くりこま荘 通年営業で、この日の泊り客は私と私と同年輩の男性2人組の計3人 湯は少し濁りがあるが透明に近く無臭で、内湯と露天風呂、それと貸切風呂がある このあたりで営業している宿泊施設はこことハイルザーム栗駒の2つだけ なお、ハイルザーム栗駒は1人客は泊れない |