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No.120 西穂独標 |
新穂高温泉から雲ノ平へまで足を伸ばし、有峰へ下る計画で出かけたのですが、天候が危ぶまれたため、西穂に目的地変更しました。今回は定年退職後初めてとなる北アルプスの山行です。また鳳凰三山の山行で同行したS氏と久しぶりの山行です。 日時 2009年(平成21年)8月3日(月) 天候 晴 同行 S氏 所要時間 ケーブル西穂高口駅(8.10) ←1時間25分→ (9.35)西穂山荘(9.45) ←1時間40分→ (11.25)西穂独標(11.50) ←1時間15分→ (13.05)西穂山荘(13.25) ←1時間5分→ (14.30)ケーブル西穂高口駅 山行概要
ロープウェイの駅を出るとすぐ登山届所が目の前に現れ、ここで登山届を提出します。ここを過ぎると登山道はあまり見通しのない樹林の中をしばらくダラダラと下っています。やがて道はフラットになり、今度は登りが始まりますが、これまでの下りと違い、少し急になります。単調な登りをしばらく続けると、樹林が切れ、その先に西穂山荘の赤い屋根が現れました。この西穂山荘を回りこむようにして小屋の前に出ると大勢の登山者が三々五々集まって話をしたり出発の準備をしています。ちょうど区切りが良いのでこの中に入り、一息入れました。 西穂へは西穂山荘の前の小高い丘を登ります。この辺りが森林限界で、この丘を登り始めるとすぐハイマツ帯に入り、視界が開けて気持ちの良い稜線歩きが始まります。前方にこれから向かう西穂独標と西穂高岳へ続く大きな複数のピーク、右側は箱庭のように見える上高地をはさんで霞沢岳、左手には笠ヶ岳が眺められ、さらに振り返ると焼岳が茶色の山肌を見せています。西穂山荘の前の丘を登ると道は一度平坦になりますが、その先で斜面を一直線に登る感じの急坂がしばらく続きます。 ![]() 山から下りて前日宿泊した双六荘にもう一泊して帰宅しましたが、今回は天気予報に振り回された山行で、当初計画とは似ても似つかぬ山を登ることになりました。皮肉なことに、我々が帰宅の途についた8月4日が中部地方の梅雨明けになりました。 消化不良、そんな感じの山行でした。 山の花にリンネソウ追加しました。 |
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西穂高口 ロープウェイを降りると正面に笠ヶ岳が聳えている |
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登山道 ロープウェイを降りて歩き出すとすぐ、登山道と表示した標識が現れる |
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登山届提出所 まだ新しい建屋で、中に登山カードと提出用の鍵のついた箱がある 無人で管理人等はいなかった |
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西穂山荘への登り ロープウェイの西穂高口から最初はダラダラ下り、そのうち登りが始まる ごく普通の登山道だが、良く整備されていて歩き易い |
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西穂山荘 行きも帰りも多くの登山者が休んだり、雑談したりしていた 帰途、従業員に聞いたら、今年は天気が悪く、今年初めての賑わいだと言っていた |
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西穂へ登り 西穂へは西穂山荘の前の小高い丘を登る 視界はここから開け、周りの山々や上高地の眺望を堪能できる |
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西穂独標方向 稜線に出ると、西穂高岳の山頂付近には雲が湧いていた ここからしばらくは、快適な稜線歩きを楽しめる |
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霞沢岳 西穂独標まで、常に右手に霞沢岳を見て歩く 手前に上高地が広がっている |
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笠ヶ岳 ロープウェイを降りた時は雲がかかっていなかったが、稜線へ出た時は既に写真のように周りに雲が湧いていた |
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焼岳 焼岳と山すそにある大正池が箱庭のように見える その向こうの乗鞍岳は終日雲の中だった |
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西穂独標への登り ハイマツ帯の中のガレた登りがしばらく続く |
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西穂独標 上の写真の斜面を登り切るとここに来る ここまで来ると独標まで登りは僅か 中央少し右の頭がフラットなピークが西穂独標 |
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独標直下の岩場 この岩場を登り切ると独標の頂上 ここの岩場の登山道は良く整備されていて、特に危険は感じなかった この頃から上空にも雲が広がりだした |
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西穂独標 標識には、「西穂高岳独標2701m」、と記されている それほど広くは無い |
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西穂独標から西穂高岳方向 パンフレットには、独標〜西穂高岳間には12のピークがあると記載されていた 西穂独標と西穂高岳の標高差は約200mだが、これらのピーク分を加えると歩く場合の標高差はずっと大きくなる |