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No.104 天神尾根 |
戸沢まで車で入り、ここを起点にして天神尾根〜塔ノ岳(1491m)〜書策新道の周回コースを歩きました。新緑はまだ標高1000m付近までで、今回歩いた大倉尾根や表尾根の木々は芽吹いていませんでした。 日時 2008年(平成20年)4月30日(水) 天候 晴 同行 なし 所要時間 戸沢(6.50) ←1時間45分→ (8.35)大倉尾根(8.35) ←35分→ (9.10)花立山荘(9.20) ←20分→ (9.40)金冷し(9.40) ←20分→ (10.00)塔ノ岳(11.00) ←45分→ (11.45)書策小屋(11.55) ←1時間30分→ (13.25)戸沢 山行概要 平日でしたが、ゴールデンウィーク中のためか戸沢に着いてみると河原には車が数台止まっており、家族連れがテントを張っています。河原に止まっていた車に並べて車を止め、いつものように靴を履き替え、GPSをセットして歩き始めました。
たまたま外に出ていた小屋番と一言二言話をし、富士山を眺めて一息入れました。ここまで来ると塔ノ岳までの登りはあとわずかです。花立、金冷しと歩き、人影がまだ疎らな塔ノ岳に着きました。春霞に浮かぶ富士山を眺めながら、いつものように湯を沸かして、のんびり昼食を取りました。 塔ノ岳で1時間過ごして、頂上を後にしました。書策小屋まで表尾根を歩き、書策小屋から書策新道経由で戸沢まで下ります。今日は時間に余裕があるので、途中の木ノ又小屋が営業していたら、コーヒーでも飲んで一息入れる積りだったのです ![]() 今回の山行は、まだ歩いたことがない天神尾根を歩くのと春先の花を写すのが目的だったのですが、花を写すカメラを家に忘れてきてしまったため、ホームページに掲載できる花の写真は1枚も写せませんでした。天神尾根は始めから終りまでヒノキの植林帯の中の急坂で、面白みはありません。ただし、戸沢まで車では入れますので、大倉側から塔ノ岳へ登る最短コースになります。日差しを避けることが出来るのも、メリットの一つでしょう。 戸沢までの林道はウツギが、また大倉尾根ではアシビが、目を楽しませてくれました。スミレも沢山咲いていました。多くはタチツボスミレですが葉に特徴のあるエイザンスミレも見かけました。この他、初めて見かける薄青と白色の小さな花(コケリンドウ?)もあちこちで見かけましたが、写真は写せませんでした。 書策新道は3年半前に歩いて以来になります。セドノ沢と本谷沢の様子が以前と変わっていました。特に本谷沢はすっかり変わってしまっており、以前の面影はありません。以前立っていた導標もなくなってしまっています。本谷沢から植林帯へ入る間の登山道も、危険は感じませんでしたが崩落して修復している場所が複数ありました。3年半前より道が荒れているように感じました。 表丹沢を登ると必ずといってよいほど見かける鹿を、今回は全く見かけませんでした。駆除が進んでいるのでしょうか。 |
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車両通行止の表示 風のつり橋を過ぎ、滝沢園キャンプ場入口の道路脇に立っている 以前ここを通った時は道路の真中にこの通行止めの看板が立てられていて、中へ入るのにためらいを感じたが、今回は道路脇に置かれていた この先戸沢まで工事や土砂崩れ箇所はなく、セダンのマイカーが腹をこすることもなかった |
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![]() 河原は広く優に数十台の車は駐車可能 入口には進入禁止の看板(写真右)が立てられているが、中に入ると300円の森林育成基金協力依頼の基金箱が設けられている この辺りは一面透き通るような新緑 |
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本谷山荘 廃屋のような白い本谷山荘の脇の八重桜が満開だった この本谷山荘の先に書策新道へ分かれる分岐がある |
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![]() 右へ行くと書策新道 斜め左前方へ進むと天神尾根へ 分岐の少し先の立木に「天神尾根花立を経て塔ヶ岳に至る」と記した標識(写真右)が取付けられている |
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天神尾根の登り口 大倉尾根まで薄暗いヒノキの植林帯の中の急登が続く 登山道が植林帯の端に来ると本谷側の景色を眺められるが、殆ど見晴らしはない |
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![]() 写真の左右方向に大倉尾根の登山道がある 塔ノ岳方向には丹沢名物の階段(写真右)が控えている |
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天神尾根から大倉尾根へ出て、すぐ上にある休憩所を過ぎると、街中の公園のエントランスのような道が続いている 一息入れて歩くのにちょうど良い |
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花立山荘 見晴らし抜群で、富士山や秦野市街が一望できる 山荘脇のサクラはまだつぼみだった |
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花立 ここまで来ると眼前に塔ノ岳の山頂が見えるようになる 花立の標高は1370mで、標高1491mの塔ノ岳頂上まであと100m少々の登り |
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花立を越えると金冷しまで痩せ尾根の道を少し下る この辺りの新緑はもう少し先 |
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金冷し 鍋割山への分岐がある 導標には塔ノ岳0.6kmと表示されている |
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塔ノ岳 着いた時は数名の人が休憩をしていたが、出る時はこれが十数名に増えていた |
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木の又大日付近の表尾根 気持ちの良い尾根道が続く こもあたりも新緑はもう少し先になる |
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木ノ又小屋 主が丹沢.infoのホームページを作っているので、一度は寄ってみたいと思っているが、私は平日登山が多いため、営業日に巡り会えない この日も営業していなかった |
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新大日茶屋 新大日の頂上にある 札掛けへ下る長尾尾根の分岐がある 茶屋の前の休憩用のベンチから三ノ塔までの表尾根が一望できる |
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新大日付近から見た表尾根 一番奥のこんもりしたピークが三ノ塔 書策小屋は一番手前のピークの上にある |
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![]() ここも見晴らしの良いところ ヤビツ峠の方から登ってきた登山者で、小屋の前の休憩用ベンチは満席だった この日は珍しく小屋の入口が開いていた |
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セドノ沢 飲み水の流れる筧付近の様子が変わっていたが、丹沢次郎作の大日湧水の看板は健在だった |
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書策新道のトウゴクミツバツツジ 群生はしていないが、あちこちで鮮やかな紫色の花を咲かせていた |