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No.101 毛無山 |
天子山塊の毛無山(1946m)に登りました。富士山を西側から間近に眺める山は初めてなので期待していたのですが、残念、頂上に立った時、富士山は雲の中でした。 日時 2008年(平成20年)2月19日(火) 天候 曇 同行 なし 所要時間 麓駐車場(7.30) ←20分→ (7.50)地蔵峠分岐(7.50) ←35分→ (8.25)不動の滝見晴台(8.35) ←40分→ (9.15)四合目(9.15) ←10分→ (9.25)レスキューポイント(9.25) ←20分→ (9.45)五合目(9.45) ←30分→ (10.15)六合目(10.15) ←25分→ (10.40)七合目(10.40) ←50分→ (11.30)富士山展望台(11.35) ←15分→ (11.50)下部温泉分岐(11.50) ←20分→ (12.10)毛無山頂上で昼食(13.00) ←40分→ (13.40)七合目(13.45) ←40分→ (14.25)レスキューポイント(14.25) ←25分→ (14.50)不動の滝展望台(14.55) ←30分→ (15.25)麓駐車場 山行概要
ここを過ぎると、きつい登りが続きます。出かける前に地図を見て予想はしていたのですが、それ以上にきつい登りです。九十九折が少なく、直登に近い登りが多いためでしょう。雪は相変わらず、時折登山道から消えますが、消える頻度は徐々に少なくなります。不動の滝見晴台を過ぎ、三合目の標識は気がつかずに通り過ぎました。四合目の標識を確認し、少し歩いたところで、小さな広場に出ました。レスキューポイントと記した標識が立っており、一種のヘリポートです。この先稜線に出るまで、ここが唯一平らな場所でした。この頃になると、それまで木ノ間越しに見えていた富士山に雲がかかり始めました。登山道はトレースがしっかりあって雪がしまっているので、簡易アイゼンでも爪はかかるのですが、斜面がきつくなり、段々歩きにくくなってきます。五合目を過ぎ標高1600m付近で、簡易アイゼンから8本爪のアイゼンに換えました。 ![]() ここから毛無山までは、これまでの急登がうそのような穏やかな道が続きます。粉雪の積もった気持ちの良い道です。分岐のすぐ先にある南アルプス展望台で南アルプスを眺め、稜線の道をのんびり歩いて頂上に向かいました。毛無山の頂上は南東に開けていて、富士山が見えるはずですが、途中の富士山展望台同様、富士山は雲の中です。一息入れた後、いつものように湯を沸かしてカップラーメンを作り、昼食にしました。頂上はほぼ無風でしたが、結構寒く手袋を外すとすぐ指が痛くなりますし、クッカーのふたの水滴もみるみる凍りつきます。ラーメンの後甘酒を作り、ひと時を過ごしました。 下山は、地蔵峠を経由するつもりだったのですが、トレースが無かったので登った道をそのまま引き返しました。急斜面が多く、アイゼンを引っ掛けて転べばケガは間違いありませんので、時間かけて下りました。皮肉なことに車に乗って麓集落を出ようとすると、目の前に富士山が再び姿を現していました。ここから見る富士山は大きく、迫力があります。 今回歩いたルートは頂上までトレースがしっかり付いており、雪が踏み固められていて、アイゼンを付ければ特に難渋するようなところはありません。しかし、文中にも記載しましたが、急登が連続しますので、下りは要注意です。この日は山頂で同年輩のソロの登山者に出会いました。いろいろ話しかけられましたが、会話を楽しみたいと感じられる相手ではありませんでした。 |
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![]() 麓の集落に入り、道なりに進むと終点にある 有料(500円)で備付の封筒に料金を入れ、料金箱に投入する 下山してきたら、料金を受け取った旨記載した封筒がワイパーに挟んであった |
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毛無山登山口 麓の駐車場から少し後戻りする 薄暗いスギの植林帯の雪の中にトレースがずっと伸びていた |
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地蔵峠分岐 ここで真っ直ぐ谷沿いに進む道(地蔵峠)と右手のスギの植林帯へ入る道(毛無山)に分かれる 地蔵峠へ向かうふみ跡はあったがまばらで、このところ人は殆ど入っていないようだった |
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不動の滝見晴台 休憩用のベンチがあり、滝が見える 滝は少々離れている |
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不動の滝 水は流れているのか、流れていないのか良くわからなかった 流れていても、水量はごく僅か 滝は2段?それとも腰折れ? 特にこれ言った特徴のある滝ではない |
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不動の滝を過ぎてしばらくは、振り返ると木の間から、富士山が見えたが、そのうち雲の中に隠れてしまった |
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![]() 立っている標識には、「ここは、ヘリコプター搬出可能場所です。病気やケガなどで動けなくなった場合は、携帯電話で119番通報してください。」と記載されている 携帯が使用できるようだが、可否は確認しなかった |
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山中で見かけた”合目”の表示は、この五合目と合わせ右の4つ 他は見逃したのか、雪に埋もれていたのか、見かけなかった |
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固定ロープ 今回歩いたルートで、最も長いロープがセットされていた 登下降ともロープをあてにしないで通過できる この上が富士山展望台 |
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富士山展望台の眺望 富士山は雲の中だったが南へ伸びる天子山塊が一望できた |
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下部温泉分岐 ここから、下部温泉方向にはトレースがなく、腰近くまでもぐる雪が積もっていた トレースがあれば地蔵峠経由で下る積りだったが、あっさり中止 |
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![]() 上の下部温泉分岐から20mほど毛無山方向に歩いたところにある 傍らの立ち木に南アルプス展望台と記された標識が打ち付けられている 甲斐駒から赤石岳まで一望できる |
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稜線の道 下部温泉分岐から毛無山の頂上まではなだらかな道が続く 頂上近くの立ち木には霧氷が付いていた |
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毛無山頂上 頂上は案外広い 但し開けているのは南東方向のみで、あとは木立があって、眺望は得られない |