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No.89 権現岳 |
観音平まで車で行き、ここから権現岳(2715m)を往復しました。梅雨明け直後で、快晴ではありませんでしたが、天候に恵まれ、夏らしい山歩きを楽しみました。しかし、3ヶ月ぶりの山行で、少々くたびれ、帰宅後久しぶりに筋肉痛が足に出ました。 日時 2007年(平成19年)8月6日(月) 天候 晴 同行 なし 所要時間 観音平(6.25) ←1時間→ (7.25)雲海(7.30) ←45分→ (8.15)編笠山分岐(8.20) ←1時間30分→ (9.50)青年小屋(10.00) ←5分→ (10.05)水場(10.20) ←45分→ (11.05)のろし場(11.15) ←1時間5分→ (12.20)権現岳(13.05) ←1時間30分→ (14.35)青年小屋(14.50) ←2時間15分→ (17.05)観音平 山行概要
いつものように身支度を整え、歩き始めました。登山道は駐車場の脇にあり、導標に従って明るい落葉樹林の中へ入りました。登山道としては比較的なだらかな道が続いています。雲海を過ぎて編笠山分岐まで、見晴らしが無く、単調な道を歩きます。 編笠山分岐で一息入れ、編笠山は登らずに、巻き道を通って青年小屋へ向かいました。編笠山分岐の導標には”押手川展望台5分”と表示されていたので、期待したのですが、それらしい場所へ着いてみると三ツ頭から延びている稜線が僅かに見えるだけで、期待外れの展望台でした。ここを過ぎると暗い樹林の中を歩くようになり、道は急になります。急坂でしばらく汗をかくと、道は平坦になりやがて緩やかな下りになります。しばらく歩いて下りきったところで”青年小屋20分”の導標が現れました。ここから、小川のように水が流れる登山道を飛び石伝いに歩き、道が緩やかになったところで、ぽっかり目の前が開け、青年小屋が現れました。 青年小屋は開けたところにあり、小屋の前の休憩用のベンチから、編笠山と権現岳が眺められます。編笠山は頂上がすぐ目の前ですが、これから登る権現岳は、まだだいぶ高い所にあります。ここで、一休みして水場へ行き、水を補給して権現岳へ向かいました。 ![]() いつまで休んでいてもきりがありませんので、気を入れて歩き始めました。のろし場の前の小さな林を越えるとのろし場で見た急登が始まります。しばらくガレ場を歩き、鎖場を越え、少し歩くとギボシの向こう側に出て、目の前に赤岳、阿弥陀岳、横岳といった南八ヶ岳の代表的な山々が広がります。ここまで来ると権現岳は目の前で、登りもあとわずかです。一度登って少し下り、権現小屋の前に出ました。小屋の前のベンチで、数人のグループが食事を取っています。休憩を取るか取るまいか、一瞬迷ったのですが、少々予定より遅れているので、そのまま権現岳へ向かいました。 権現小屋の少し先に赤岳へ向かう分岐があり、その先が権現岳の頂上です。頂上は狭く、一人しか立っていられません。幸い誰も居なかったので、頂上に立ってみましたが、生憎赤岳方向は雲が出ていて何も見えませんでした。頂上から少し三ツ頭よりにある、小さなテラス状の岩の上でいつものように湯を沸かして昼食を取り、帰途に着きました。登る前は、三ツ頭の方から下るつもりだったのですが、疲れていたので少し距離が短い登りのルートを引き返しました。青年小屋までは、咲いていた花を写しながら、少しのんびり下りました。というといかにも聞こえが良いのですが、本当のところは疲れてどんどん歩けなかったという方が良いのかもしれません。青年小屋に着いてみると家族連れや、中高年の団体客など、結構大勢の人たちがいるのに驚かされました。青年小屋にはカキ氷があるので、これを頼み、しばらく休みました。あとは、観音平まで下るだけです。登ってきた道を黙々と下りました。観音平からの帰途、道の駅のこぶちざわに寄り、同じ敷地にある延命の湯で一風呂浴びて帰宅しました。 |
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観音平 駐車場は砂利が敷かれているが、ここまでの道路は舗装されている ここは携帯電話(ドコモMova)が使用可能 隣接している観音平グリーンロッジには、公衆電話ありの標識がある トイレはない |
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登山道入口付近 明るい林の中の道がしばらく続く |
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![]() 富士見平方向の分岐 休憩用のベンチが設けられているが、見晴らしはない |
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編笠山分岐 頭上が開けて明るいが、見晴らしはない 小さな沢(押手川)があり、少量の水が流れている |
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押手川展望台 写真の反対側が少し開けているが、眺望は殆ど得られない ここから薄暗い樹林の中を歩くようになる 上の編笠山分岐の導標には押手川展望台5分の表示があるが、私はもう少し時間がかかった |
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![]() 青年小屋へ20分の導標が現れると、道は左に折れ、きつい登りではないが、登山道には水が流れるようになる 導標には標高2280mの表示がある |
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青年小屋 朝、到着したときは大音響のクラシック音楽が流れており、帰途は、中高年の団体の声高会話が、なんとも耳障りで、数年前に泊まった南御室小屋の喧騒を思い出した |
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青年小屋から見た権現岳 ここからは権現岳山頂直下の権現小屋も見える 写真に写っている小屋はトイレ |
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![]() 青年小屋から西岳へ向かう登山道沿いにある 水量は豊富で塩ビパイプから冷たい水がほとばしっている 青年小屋から4分の標識があるが、往復15分程度見たほうが良い |
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のろし場 見晴らしは良い 導標には標高2530mの表示がある 権現岳へは、写真右側の大きなピーク(ギボシ)の肩を乗り越えて行く ここから権現岳までは高山植物が沢山花をつけていた |
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上の写真のギボシを乗り越えると、赤岳、阿弥陀岳、横岳等の南八ヶ岳の山々が目の前に現れる |
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ここまで来ると権現岳の頂上まではあと僅か 右のピークが権現岳頂上 その手前に権現小屋が見える |
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権現小屋 北八ヶ岳〜赤岳周辺の小屋に比べれば、小さな山小屋 写真右端のピークが権現岳頂上 |
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赤岳分岐 権現小屋のすぐ上にある 見晴らしは良いが、この日赤岳方向は雲が出ていて、赤岳や阿弥陀岳は見えなかった |
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![]() 赤岳分岐まで来ると権現岳の頂上は目の前 ピークは人一人立つのがやっとで、狭い |
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権現岳から三ツ頭方向 比較的なだらかな感じの尾根が続いている |