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No.71 大界木山 |
今年は5月の連休後、殆ど晴れ間が見られません。横浜近辺の天気予報は、これから1週間ほど、ずっと曇りと雨で、天気待ちをしていると、いつ山へ行けるのか分かりません。この日も天気予報は曇りだったのですが、天気が悪かったら引き返すつもりで、まだ一度も歩いたことがない、白石峠(1307m)〜城ヶ尾峠(1199m)を歩きました。 日時 2006年(平成18年)6月14日(水) 天候 曇 同行 なし 所要時間 駐車場(7.25) ←2時間20分→ (9.45)白石峠(9.55) ←1時間20分→ (11.15)バン木ノ頭(11.15) ←35分→ (11.50)モロクボ沢ノ頭で昼食(12.25) ←50分→ (13.15)大界木山(13.25) ←20分→ (13.45)城ヶ尾峠(13.55) ←20分→ (14.15)林道(14.25) ←25分→ (14.50)浦安峠(14.50) ←30分→ (15.20)横浜市野外活動センター(15.25) ←55分→ (16.20)駐車場 山行概要
ここから、これから向かう方向を見ると、山頂は雲の中です。身支度をして、霧が深かったら引き返すつもりで歩き始めましたが、気持ちは今ひとつ盛り上がりません。登山道の入り口は、駐車スペースを出るとすぐ右側にあります。曇りのためか、なんとなく陰気な感じの木立の中を歩くと、横浜市の水道局が管理する水源林へ入る木戸が現れます。木戸を越えて水源林の中へ入り、少し歩くとまた同じような木戸が現れ、これを越えて先へ進みます。 これまでと同じような木立の中をしばらく歩くと、目の前にあずま屋が現れました。あずま屋の前には沢があります。晴れていれば気持ちの良い休憩所かもしれませんが、この日は周りが薄暗くて休む気にならず、素通りしました。 ここを過ぎると、時折周りの木立が切れるようになり、辺りは少し明るくなりましたが、相変わらず同じような道が続きます。歩き始めて2時間ほど経過したところで、白石峠までの距離をGPSで確認すると、まだ500m以上あります。まだそんなに距離があるのかと怪訝な気持ちになりましたが(実際の登山道は国土地理院の地形図の道とかなり異なっていた)、このあとすぐ木製の階段が現れ、これを越えたところで加入道山〜白石峠間の登山道に出ました。やれやれです。 ここから5分ほど下って白石峠に着きました。晴れていれば木の間から、大室山や檜洞丸が見えるのですが、この日は薄い霧が立ちこめていて、何も見えません。ここから、今日の目的地の城ヶ尾峠までの尾根歩きが始まります。ここで、一息入れました。 ![]() ここで休もうかとも思ったのですが、時間が中途半端だったので、写真だけ写してモロクボ沢ノ頭へ向かいました。相変わらず同じような道を30分ほど歩き、モロクボ沢ノ頭に着きました。休憩用のベンチがあり、昼食に調度良い時間だったので、いつものように湯を沸かし、インスタントラーメンを作りました。天気が良くないため、ここでも長居をする気にならず、ラーメンを食べ終えるとすぐ、片付け始めました。フルーツゼリー、水を約500cc、それとカップラーメンが無くなっただけですが、荷物がずいぶん軽くなったような気がしました。 相変わらず同じような道が続き、いくつか小さなピークを越え、比較的緩やかな少し長い登りを登りきると大界木山の頂上に着きました。ここにはそれを示す導標が立っているだけで、休憩用のベンチなどはありません。見晴らしもありません。何の変哲も無いピークで少々拍子抜けです。ここまで来ると、城ヶ尾峠まであと僅かですから、ここでしばらく休みました。 このあと、城ヶ尾峠を通り、明るい林道へ出たときは、それまでずっと薄暗い感じの森の中の道だったので、ほっとした気分になりました。ここから林道を浦安峠まで登り、横浜市野外活動センターの脇を通り、朝方車を置いた駐車スペースに2時間ほどかかって戻りました。帰途、別所の湯に寄って汗を流しました。ここは湯船が広く、湯温も私に調度良く、丹沢周辺では最も私好みの立寄り湯です。 この日は、登山道でも林道でも、行き交う人がなく、静かというよりは、寂しい感じの一日でした。今回歩いたコースは丹沢特有の階段や急坂が殆ど無く、歩きやすい道が続きます。しかし、歩く距離は結構ありました。ブナ林の新緑を期待していたのですが、これは鍋割山や檜洞丸周辺と比べるべくも無く、少々期待はずれです。なお、駐車場から白石峠までの実際の登山道は、国土地理院の地形図の道とはだいぶ異なっています。 |
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登山道入り口 駐車スペースのすぐ上にある 薄暗い道が奥へ続いている ここから白石峠まで、登山道としては比較的緩やかな道が続く |
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横浜市水道局水源林 林は鹿の防護柵で囲まれており、この柵を乗り越えるように木戸が設置されている 柵の中には港南区、鶴見区等と記載された標識が立てられている 遠目で見たときは、一瞬何かと思った |
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休憩用のあずま屋 すぐ前を沢が流れており、休憩にはもってこいの場所だが、この日は曇りで周りが薄暗く、やや陰気な雰囲気で、休む気にはなれなかった |
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白石峠近くの登山道 この階段の上が、稜線の登山道 |
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白石峠 休憩用のベンチがあるが、特にこれと言った特徴はない 周りは薄い霧が立ちこめていて、視界は殆ど無かった 晴れていれば樹間から大室山や檜洞丸が見える |
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霧の中の道 人気の無い樹林帯の中では、お世辞にも風情があるとは言い難く、薄気味悪さを感じる 白石峠からしばらくは、こんな感じの霧の中を歩いた |
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山つつじ 時折咲いているのを見かけた 緑一色の森の中で、朱色の花が良く目立つ |
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バン木ノ頭 休憩用のベンチがある 白石峠を歩き出すと、すぐ休憩用のベンチがあり、これが2つ目 ここには”白石峠2.6km”、”モロクボ沢ノ頭1.0km”、”横浜市野外活動センター”と3つの方向を示す導標が立っている 横浜市野外活動センター方向にはしっかりした道が続いていた |
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モロクボ沢ノ頭 ここで白石峠、城ヶ尾峠、畦ヶ丸方向の道が分かれる 白石峠〜城ヶ尾峠間では最も明るい感じの休憩所である |
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横浜市野外活動センター?への分岐![]() 周りにテープがあるが、導標は無い しっかりした道が写真左側方向に続いている 横浜市野外活動センター側の道には写真右のような標識が地面際に立てられている |
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大界木山頂上 笹に囲まれた小さな広場に山名と標高(1246m)を示す標識が立っているだけで、見晴らしは無い 今回の山行のタイトルにしたが、このピークだけを目標に登るかと問われれば、ウーン・・・、と言ったところである |
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浦安峠?への分岐 周りの何本かの木にテープが巻いてあるだけで導標等は立っていない 笹薮の中に道が続いている |
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城ヶ尾峠 名前は奥ゆかしいが、ここも白石峠同様、これといった特徴は無い |
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城ヶ尾峠へ続く登山道入り口 横浜市野外活動センターは、登山道を下って来て林道へ出たら、これを右方向(登り)に進む 左方向(下り)に進むと、道の駅、「どうし」の方へ向かう ここまで来たら、時折日がさすようになった |
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大界木山登り口 浦安峠から僅かに横浜市野外活動センター側に下ったところに立っている ”大界木山 登り口 三十分”と書かれており、道路を挟んでこの標識と反対側に登山道の入り口がある この標識と浦安峠の間には鳥ノ胸山登山道の入り口もある |
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横浜市野外活動センター![]() この柱の脇に右の写真のような標識が立っていた |