Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ よしくに うたがわ 歌川 芳国浮世絵師名一覧
〔未詳〕
 ☆ 明治十八年(1855)  ◯「見世物興行年表」(ブログ)   (明治十八年(1885)の項。この年の六月、仙台東一番丁東座で行われた梁川小蝶斎の西洋手品興行に    関する資料として提示された摺物)   「西洋手術 元祖 キリウサン改 柳川小蝶斎」摺物 二代目芳国画 版元不明    〈「年表」は二代目芳国とする。本HPはその当否を見極められない。ただ野村芳国(父)の没年が明治三十六年     であることから、この摺物の画工が野村芳国の可能性もあるとみる。なお「年表」の解説に拠ると、この摺物、     必ずしも明治十八年のこの仙台興行時のものとは限らないとのことである〉    ☆ 明治十九年(1856)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十九年刊)   『大岡難訴裁判即智明訣』編者不詳 口絵・挿絵 芳国? 帯川屋(9月)大阪    〈署名がないが、明治20年8月刊辻本九兵衛版の同図口絵には「芳国画」とあり〉  ☆ 明治二十年(1887)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十年刊)    芳国画    『大岡名誉政談鈴川源十郎之伝』口絵・挿絵 芳国 石塚猪男三 柏原政次郎(6月)    『大岡難訴裁判即智明訣』   口絵・挿絵 芳国 内藤彦一  辻本九兵衛(8月)  ☆ 明治二十二年(1889)  ◯『近古浮世絵師小伝便覧』(谷口正太郎著・明治二十二年(1889)刊)   (名前のみ、記事なし)   〝浪速 一峯斎馬円・春好斎北洲・歌川広貞・長谷川貞信・柳斎重春    浪速 歌川国広・歌川芳国・戯画堂芦雪・青陽斎春子・五瓢亭貞芳〟    ◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)>   (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)   〝芳国 国芳門人、俗称野村與七、京師人〟    〈この芳国は京都の野村芳国か。上掲の芳国は大阪の歌川芳国、果たして同人であろうか〉